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タナソーさん

自分の半分はタナソーさんでできているので、今でも引き出しにはどっさりの音楽誌snoozerが入っている。

ピエール瀧の逮捕で、久しぶりに引っ張り出した、snoozerのドラッグ特集号。今取り出して流し読みしても…、いやこんな内容を日本の音楽雑誌がやってたとか、ぶっ飛んでるとしか思えない。(ちなみにコカインの体験談については、イギリスのバンドASHの紅一点ギタリスト、シャーロットが答えている)。

雑誌が出たのが2000年の4月で僕が17、8の頃か。当時は意味不明だったけど、今なら少しわかる。少しだけど知識もつけた。もちろん自分が使用するためではない。自分や誰かの身を守るためと、あとは誰かを全否定しないように。

僕は今でもピエール瀧が好きだし、電気グルーヴの音楽は僕の血肉だ。だからchange.orgにも初めて参加して署名した。彼らの作品が公正に扱われることを心から望む。

タナソーさんのツイートにもあった「文化は公共の財産」という言葉で、色々と合点がついた、今回の事件。今でもタナソーさんは偉大な先生だ。自分の半分はタナソーさんが種を蒔いた音楽の世界。今でも枯れない。

配給側の方々にも、作品を単に商品とだけ捉えるのではなく、自分たちが何で商いをしているのかをまずは忘れないでほしい。君たち山師の類じゃないか!とまでは言わない。

「毒食らわば皿まで」

これだな。

最後に。
Spotifyには個別に好まないアーティストをミュートにできる機能がある。自粛よりも、これでいいんじゃない?いつまでもリスナーが受け身でいると思うなよ、ソニーミュージック。少なくともテクノロジーの手を借りて、聞き手が自己表現する手段は確実に増えている。
#Spotify #電気グルーヴ #田中宗一郎 #snoozer #音楽 #ピエール瀧

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