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大学教員公募戦士:4月にやるべきこと


公募戦士に休みなし、というわけでせっせと書類を作成することにはなると思いますが、4月は特に「答え合わせ」が必要となります

自分が採用されなかったポストに誰が採用されたか

自分が採用されなかったポストには、おおよそ誰かが採用されているはずです。まれに「該当者なしなので再公募」という場合もありますが、少ない教員数で回している場合、教員の補充は必須ですから、誰かしらが採用されていると考えてよいでしょう。

今後の公募戦線を戦う上でも、誰が採用され、それがどのような理由であったのかを分析しておくことは春だからこそできる闘いだと思います。

こりゃ当然だわ、と思う場合

バッキバキの業績を積まれている先生が採用されている場合は、どうしようもありません。当然そちらの先生が選ばれることとなるでしょう。これはどうしようもなく、対策は業績を積むしかありません

同じ講座からの昇任

もっとも分かりやすい出来公募(出来レース)として、同じ講座や同じ大学内からの昇任人事です。昇任人事なのですから、わざわざ外に公募をださなければいいじゃないかとおもいますよね。
しかしそうでもないのが恐ろしいところです。これはこれで出来レースだったんだなと、スパッと諦めがつくかと思います。

なぜこの人をとったのか分析不能

業績もあまり変わらない気がします。その他、学歴(学位)も変わりません。それでも負けてしまう場合はあります。

もしかしたら、内部に通じている人がいたかもしれませんし、面接で負けた結果なのかもしれません。しかし、がっかりする必要はありません。少なくとも業績で負けていなければ、その他の部分で劣っていたことが分かるからです。

業績は一朝一夕でなんとかできるものではありません。しかし、研究の抱負や教育の抱負、面接までたどり着いていたら、これらのどこかに採用する理由がなかったことが分かります。

今年度、何が敗因だったのかを分析し、それを活かす方がよいかと思います。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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