退役軍人会

元公募戦士。公募戦線での戦いで得たノウハウをまとめてました。 公募ではこれまで3勝を挙…

退役軍人会

元公募戦士。公募戦線での戦いで得たノウハウをまとめてました。 公募ではこれまで3勝を挙げました。今の大学に不満はないわけではないけど、しばらく戦線復帰はないので退役軍人です。 と思ったら、2021年6月に公募戦線に復帰いたしました。

マガジン

  • 【完結】2021年公募戦士P氏の戦い(ほぼリアルタイム)

    2021年、約5年ぶりに戦線復帰するP氏の公募応募をサポートすることになりました。これまでにも公募書類の支援活動はしておりましたが、初めて公開の許可がとれました。ほぼリアルタイムの記録となります。 無事戦線離脱が決まりましたら、マガジンタイトル冒頭に【完結】をつけます。※2022年1月9日に完結しました。

  • 【完結】大学教員公募戦士:ガチ公募ポスト獲得の道のり

    業績もぱっとしないし、年齢的にもどうなの? という人向けの「実力以外のなにか」を発揮した話です。書類の書き方にも言及しました。これから研究職を目指される方におすすめです。

最近の記事

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公募戦士ポスト獲得への道のりをマガジンとしてまとめました

「【完結】大学教員公募戦士:ガチ公募ポスト獲得の道のり」と題して、28回分の公募戦線に関する内容をまとめました。 もう5年も前の話ですし、戦った期間はさらにその前の5年間ということで役に立つのかわからないなぁと思っていたのですが、周囲の後に続きし者に心づもりや書類の書き方などを教えていたら、そこそこ需要があることがわかりました。 普通に「良い」大学を卒業し、順調に大学院で業績を積んだ方にはあまり関係ないかもしれません。しかしながら、そういう背景でない方も、形だけかもしれま

    • 大学教員公募戦士:文科省の博士人材活躍プラン

      文科省の、 「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」について には、度肝を抜かれました。これから博士号を取得者を3倍にしようとする計画です。 かつて、ポスドク1万人計画がありました。この計画は皆さんもご存じの通り、無職を大量に生み出すこととなりました。ポスドク以降のキャリアは用意されていなかったのです。 その博士はどこで活躍?アカデミックなポジションは想定されておらず、産業界にて「博士の力」を活かし、日本を元気に! みたいなことなのでしょう。しかしながら、博士は修了したとき

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      • 大学教員公募戦士:公募情報真っ盛り!

        4月~6月にかけては、とくに計画人事と思われる公募がずいぶん出てきます。JREC-INのメールを受け取っていらっしゃる方は、このことを身をもって感じているのではないでしょうか。 計画人事どの組織にも計画人事というものが存在します。来年度の教員をどれくらい確保するのかを前年度までにおおよそ決めており、今年度に公募をするわけです。 オンラインの二次選考(面接)も増えてきた一方、やはり(?)対面での模擬面倒・研究の説明/紹介・一般的なやりとりがなされます。これら、面接をするのに

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        • 大学教員公募戦士:短大から見える大学の未来

          今日は、高岡法科大学の学生停止のニュースがあり、ついに四年制大学の募集停止も増えていくことを予感させます。 ところで、こちらに2024年3月5日までに分かっている、2023年度・2024年度で募集停止となる短大が一覧になっています。 短大とはなんだったのか短大について、文科省が以下のように示しています。 「特に女性の高等教育の普及や実践的職業教育の場」と書いてしまっています。短大の目的は以下のように定義されています。 一方、四年制大学の目的は次の通りです。 つまり短

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        公募戦士ポスト獲得への道のりをマガジンとしてまとめました

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        • 【完結】2021年公募戦士P氏の戦い(ほぼリアルタイム)
          26本
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        • 【完結】大学教員公募戦士:ガチ公募ポスト獲得の道のり
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        記事

          大学教員公募戦士:応募がないポスト

          先日いくつかの大学の先生方、企業の皆様、行政の方々であるイベントごとをやることになりまして、退役軍人会も参加してまいりました。一応「社会貢献」のカテゴリに入る仕事となります。 他大学の他分野の先生方と話をする機会は正直なところめったにありません。しかも近隣の大学です。こんなにも交流がないのもさみしいものです。ライバルといえばライバルなのでしょうが、分野が異なれば何をやっているのか、(研究レベルでは)もからっきしわからないものです。 気になるのは他大学の公募状況他大学から来

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          大学教員公募戦士:応募がないポスト

          大学教員公募戦士:4月にやるべきこと

          公募戦士に休みなし、というわけでせっせと書類を作成することにはなると思いますが、4月は特に「答え合わせ」が必要となります。 自分が採用されなかったポストに誰が採用されたか自分が採用されなかったポストには、おおよそ誰かが採用されているはずです。まれに「該当者なしなので再公募」という場合もありますが、少ない教員数で回している場合、教員の補充は必須ですから、誰かしらが採用されていると考えてよいでしょう。 今後の公募戦線を戦う上でも、誰が採用され、それがどのような理由であったの

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          大学教員公募戦士:4月にやるべきこと

          大学教員公募戦士:またまたおめでとうございます!

          今日もポストを得たというご連絡をいただきました。 本当におめでとうございます! 1年でポストを、しかも准教授職を得られたのは、退役軍人会のダダ打ちというよりも、ご連絡をいただきました方が優秀だからだと思います。 4月からとはいえ実質大学ですとなぜか仕事が降ってきて、なかなか落ち着かないかもしれませんが、まずは1年を乗り切って様々に体を慣らすとよいかもしれません。 本当におめでとうございます!

          大学教員公募戦士:またまたおめでとうございます!

          大学教員公募戦士:おめでとうございます!

          嬉しいお便りをいただきました! 2024年3月29日(金)にご連絡を頂きましたので、もう内定中の内定のお知らせです! 4月1日より入職となるかと思います。 教授へある地域の教授職を得られたとのこと。自分のことのように喜んでおります! 教授職はいわゆる「あがり」と呼ばれるものですから、おそらく相当な覚悟をもって公募戦線を戦い抜き、そしてポストを得たに違いないと思っております。 そして「教授として迎えるに相応しい」と採用されることになったわけですから、研究は当然のこととして、

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          大学教員公募戦士:常勤と非常勤

          大学教員には大きく分けて、以下の二種があります。 常勤 非常勤 常勤は相当なことがなければ、ポストが保証されていますので、仕事は多岐にわたってもまだマシです。 一方、非常勤はそうもいきません! 基本的に単年契約(科目によっては半期契約)です。 プロ非常勤化は避けたいこの時期になりますと、様々なところより非常勤の話が舞い込んできます。お誘いする方も結構ギリギリのタイミングではあります。 すでに常勤のポストをお持ちであっても、指導教員(教官)の強い意向が働いたり、研究

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          大学教員公募戦士:常勤と非常勤

          大学教員公募戦士:院生でもresearchmapのページは作ろう

          研究者の様々をワンストップでなんとかしようとしていると思われるresearchmap。ここに学歴や職歴、業績をまとめておくとJREC-INの書類づくりも楽になることがあります。 具体的な作り方は、researchmapのページを読んでみてください。 院生でもページを作れるなにかポストを得ていなくても、研究者であればresearchmapのページを作ることができます。院生も作れます。 もし、アカデミックなポストを希望されるのであれば、今のうちから作っておくべきです。「あれ

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          大学教員公募戦士:院生でもresearchmapのページは作ろう

          大学教員公募戦士:内定が出ている方へ

          もし若手研究の対象でありましたら、今からすぐにでも申請書を練り込んで作成してください。 科研費をとる駆け出しの研究者向けに、「研究活動スタート支援」という区分があります。採用されてまだ1年に満たない研究者が応募できる競争的研究資金です。採択率は40%弱と比較的高めです。こちらは締め切りがとても早いので、特に今の時期から準備が必要でしょう。 また、「若手研究」という区分の科研費応募が可能になっているかもしれません。昔の資格は39歳以下だった気がするのですが、現在は「学位取得

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          大学教員公募戦士:内定が出ている方へ

          大学教員公募戦士:2024年度夏 or 2025年度春採用

          2024年度夏 or 2025年度春採用など、2023年度以外の公募情報もJREC-INに目立つようになってきました。 計画人事翌年度やそれより先の着任時期の公募は、計画的になされる人事になります。計画が立てられる理由は、例えば単純に欠員補充の場合もありますし、大学の戦略による採用の場合もあります。 欠員補充明確な担当講義の科目名が出ていることが多いように思います。ですので科目名で公募を出している大学を検索し、現在の担当教員を特定します。Researchmapなどでその教

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          大学教員公募戦士:「教員」になったら

          運よく(?)ポストを得たらどうなるのか。いよいよ安心して研究が進められる! と思うかもしれませんが、残念ながらそうはいきません。 国立大学は予算をガンガン削られてしまい、建物もずいぶん古いところが目立ち始めました。では私立は? と申しますと、定員割れとの闘い、さらには事務方との闘い、そして経営層(理事)との闘いなどなど、とにかくネガティブな仕事は盛りだくさんです。 そんなの、一般企業時代に経験しているので楽勝だし、いつ職を失うか分からない任期付きポストや非常勤講師よりマシ

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          大学教員公募戦士:内定おめでとうございます!

          内定を頂いたというお知らせが届きました。本当におめでとうございます! 内定おめでとうございます週に1本は、大学教員の公募に関する記事を書き続けようと思い立ち、約3年が経過しました。内容もそろそろ飽和しつつある気がするものの、この間にも、応募方法のスタンダードが物理からWeb応募になりつつあったり、大学の制度そのものが少しずつ変化したり、公募戦士の立ち位置もかつてとは変えなければならないところもあります。 そのようななか、任期付きながらポストを得たという連絡を頂きました。

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          大学教員公募戦士:大学教員に必要な意外なスキル

          大学教員の仕事は多岐にわたります。 校務への対応スキルほぼほぼすべての大学教員が避けたい仕事。それが「校務」と呼ばれる仕事です。聞こえない声で雑務と呼んでいるさまを耳にしますが、立派な仕事ですし、それをこなすスキルも求められます。 おおよそ年度末か年度初めに、分掌と呼ばれる強制力のようなものが働き、どのような校務を担当するかが決まります。学部や学科から決まった人数だけ出すものもありますし、本当に余人に代えがたいため割り当てられるものもあります。 校務とは、授業(講義)で

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          大学教員公募:「教授」になりたくない

          おおよそ、(助手)→助教→講師→准教授→教授のように「職位」が上がっていきますが、「教授」になりたくない先生が一定数いらっしゃいます。その理由は次の通りです。 教授になると仕事が増える大学には「教授」したできない仕事が結構あります。研究業績の積み重ねで教授になったはずなのに、本当に不思議なもので、XX委員長という学内行政を担当することを要求されます。 XX委員長という役職は、簡単なものからヘビーなものまでさまざまなのですが、特に四役と呼ばれる委員をなにがなんでも避けたくな

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