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大学教員公募:募集停止の可能性がある大学はやめておきたい

充足率が100%に満たないということは、大学としてやっていけないということと同義です。そのような大学では、研究はほぼできません。というこは、募集停止が予想できる大学への応募は避けるべき、ということになります。

最近の募集停止

恵泉女学園大学の募集停止神戸海星女子学院大学の募集停止、さらに上智大学短期大学部の募集停止には、退役軍人会もすこし驚きました。
女子大や短大はその生き残りが難しいとなんとなく理解はしていたものの、立て続けの報道でした。

これだけ今年募集停止が発表されたということは、その他の大学でも話は進んでいるのかもしれません。

募集停止に追い込まれた大学の特徴

この記事での分析では次の要因が挙げられています。

  • 廃校・募集停止16校全てが小規模校

  • 募集停止の直前は充足率が低い

このあたりはまあ想像がつくと思います。ほかにも要因があるようです。ほかにも、

立地・運営

という観点が挙げられ、さらに3分類されています。

  • 地方型

  • 不祥事型

  • 都市型

詳細は元記事を読んでいただくとして、これらから公募戦士はどのようなふるまいをすべきかを検討したいと思います。

応募先として理想的な大学

おそらく、以下が条件となると思います。

  1. 地方ながらそこそこ都市部に立地

  2. 競合校が少ない

  3. 統治的に安定している

1についてはいうことはないでしょう。大都市はちょっと無理でも、地域内のそこそこの都市であれば、学生自身の「想像」が可能であったり、金銭的な問題もクリアできそうです。
そして就職も「地元」よりもなにかがありそうな気配もするわけです。

2についても言わずもがなでしょう。ただし、競合を避けるため珍妙な学部が雨後の筍のように設立され、そして霞んでしまっているという現実も受け入れなければなりません。

3についての判断は、理事会のメンバーの苗字のみでなんとかくおしはかることができます。いわゆる「ワンマン」な経営をする大学は、研究者としても非常にやりにくいものです。教育と研究にパワーを割けばいいのに、過去には投資にお金を回した法人もあり問題となりました。

具体的な法人名を挙げられませんが……

まず、充足率が100%超えていることはマストです。これもいつ割れるかわかりません。そして私立大学であれば、私学助成金を受け取っていない大学があります。

受け取っていないというのは経営が安定している! すごい! ではないと思っています。

受け取らないということ=文科省のいうことをあまり聞かない

これに尽きるのです。スポンサー(ここでは文科省)がつけばスポンサーの意向は反映されるべきですが、この縛りがなくなっているわけです。

公募に応募する前に一度は調べてみてください。財務状況も現在では公表されている情報の一つです。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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