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2023年の京都大学の英語の入試問題を解いてみた

今回も、問題の解説等は長くなるのでしませんが、
内容について私が思ったことについて只々、つらつらと書きます。

第1問 現代社会のアテンション(注意)について

難易度的には結構易しかったのではないでしょうか。
東大の問題にも、現代人の時間不足についての長文でしたが、
京大も、情報が溢れる現代社会における
アテンションスパンについての話でした。

まあ、要するに
時間をかければ、複雑に思えることも
わかったりするから、
情報をうまく取捨選択して、
よりよく生きろよ。
的なことを言っている文章だったと思います。

東大の時間不足の話は、
時間不足を気にしすぎると、
鬱になるぞって話でしたので、

情報が溢れる社会をうまく生きる力が大切だという
大学からのメッセージですかね。

第2問 意識について

こーれは、難しい内容だったのではないでしょうか?
まぁ、京大は全部和訳なので、
内容はさほど重要ではないとは思いますが。

意識ってなんだろうっていう話でした。
私も深く読み込んだわけではないので、
10割理解できたとは言えませんが、
意識とは、「意識的経験」や「質的内容」
というのを伴うものらしいです。

AIについての話題が、大谷選手の話題に負けないくらい報道されて、
盛り上がってますが、
A Iのconsciousnessについての議論も今年中に盛り上がってくるのではないのでしょうか。

人間を人間たらしめるものは、「意識」ですよね。
ヒューマノイドと人間の違いです。
それが、意識的経験なのだとしたら、
日々、何も考えることのない、注意も払わない些細なこと、経験にも
意識を向けてみたいと思います。

第3問 英訳 情けは人のためならず。

毎年、京大の和訳では、日本語の慣用句的なものが出題されることで有名ですね。
2021年では「転ばぬ先の杖」
2022年では「目の保養」
そして今年は「情けは人のためならず」

そもそも、情けは人のためならずとは、

人に対して情けを掛けておけば,巡り巡って自分に良い報いが返ってくる

という意味ですが、多くの受験生が、
情けをかけることは良くない。
という認識だったそうです。

英語力だけが求められているわけではないんですよね。

内容は、人間は損得勘定で動くとロクなことがないといった内容でした。
激しく共感です。
受験生は、内容なんかに「意識」を向けて、楽しんでいる余裕はないと思いますが、難関大の英文は本当に読んでいておもしろいです。

この前、祖母が他界し、通夜で東堂さんが、

人間は、生きている間に「布施」を他者に施すことが使命だ。

と仰っていました。
布施とは、一般的には金銭の施しや、仏法の施しなどを指すようですが、
自分の持っているものを他人に施す。
ということだと教わりました。

なので、財がある人は、財を施せばいい。
徳がある人は徳を施せばいい。
体力がある人は、体力を施せばいい。

そうすると、次第に、人の表情にも現れてくるそうです。
私の祖父も祖母も本当に、施しをする方でした。

そういったことを思い出させてくれた、
いい問題でした。

第4問

第4問は、ちょっと飽きちゃったので、解いてません。
ごめんなさい。笑


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