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ワインセット考察


皆さんは「ワインセット」なるものを購入したことがあるでしょうか?

実店舗がメインの場合はあまり見かけないかもしれませんが、ネットでワインを購入する層には馴染み深いのがワインセット。

セットになっている分、ワイン選びが面倒な人には一度の購入で何本も入っていて、割引もされてるし送料無料ですし、お買い得かつ便利なのは間違いないです。

しかし、そんなワインセットも内容をシッカリ見極めてないと、「情弱セット」と呼んでも過言ではない地雷ワインが潜んでいるわけです。

今回はそんなワインセットについて考えていきます。

私自身、ワインの世界に入りたての頃は、ネットワインショップの荒野を一人旅しておりました。そんな中「ソムリエ厳選!」「〇〇賞受賞」「〇〇先生太鼓判」「期間限定○%オフ」のようなキャッチフレーズに思考停止で反応し、購入し、地雷を引いていた記憶があります。

一言で地雷セットといっても受け取り方は各々で変わってくるのですが、端的に言えば購入前に抱いていた期待値と現実に飲んだ時の感想が乖離している場合と仮定します。

これはワイン界隈に限った話ではないのですが、八百屋さんや魚屋さんでも自分の商品は「新鮮で無農薬の野菜ですよ!」「めったにお目にかかれないレアな魚ですよ!」って商品に何らかの文言をつけることで買い煽れるわけです。決して騙しているわけでなく、消費者側が販売店の「常套句」として知って置かなければならないということ。

すなわち、「ロマネ・コンティの関係者が造ったワインです。」とか「まるでドン・ペリニヨン」などのキャッチコピーは「その商品の挨拶文」として脳内処理していく必要があります。

売り側の買い煽りを鵜呑みにして「ロマネ・コンティとぜんぜん違う味じゃん!」「ドンペリには似ても似つかない!」なんて喚くほうがお恥ずかしい行為となるわけです。

すなわち、買う側がワインリテラシーを高めていかないと、高い確率で地雷(地雷ワインだと思い込んでしまう)セットに遭遇するわけです。

「結局、ワインって1から勉強しないといけない面倒な飲み物なんですね」

って心配になられた方もおられるでしょう。

でも、安心してください。今回の考察を読み終わる終わった頃、皆さんのワインセット選びが100%満足できる方向に導くことをお約束します。

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