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『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』をprime videoで見た


★ストーリー
女探偵が営むスナックに集う客たちの悲しい運命と、宇宙人確保の依頼を受けた女探偵の物語。

★女優
伊藤沙莉 29歳。
もちろん『女王の教室』が初見。陰湿なヒール役を見事に演じていた。11歳とは思えない、見事な演技だった。
今や若手でも何人かという、名実ともに名高い女優となった。
言葉は悪いが〝ブス〟カテゴリーでもやれるキュートさがあるところが、他と圧倒的な差異となり、一人勝ちさえ可能にも思える。
正直〝ながら見〟していたくらいで、伊藤沙莉自身にも、目立った演技があったわけでもなく、これが彼女の実力ではないだろうし、伊藤沙莉も自然体の女優といえるのかもしれない。

★長澤まさみ研究
長澤まさみ 29歳は2016年。
映画は『グッドモーニングショー』、ドラマは『真田丸』。
グッドモーニングショーは、昔の長澤の余韻を引きずったような役どころでもあったし、あまり目立つほどでもなかった。ただ、真田丸の長澤まさみは、もう現代寄りにベクトルは向きつつあったように思う。とても軽妙な芝居は、長澤まさみの存在が、華やかさとテンポを生んだ。
そして何より、舞台『キャバレー』とキンチョーCM『虫コナーズ』で、長澤まさみの高い資質は花開いた、というのが、僕の見立てだが、
真田丸は三谷幸喜、キャバレーは松尾スズキに習い、キンチョーでは高畑淳子と共演した。この年の経験が、長澤まさみを〝化けさせた〟と見ている。

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★まとめ
面白くなかったわけではないし、1時間57分の長さもそうだが、とても気楽に見れる娯楽作品。
このあと、立て続けにもう一本見たんだけど、ぶっちゃけ、そっちの方があまりにも面白くて、ちょっと印象も薄くなってしまった。でも、全部が全部、テンションの高い映画ばかりでも、それは面白くなくなるから、中にはこうした気楽な映画が、しっかりと存在していていいし、僕は決して嫌いじゃない。

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