しゅん‐じゅん【×逡巡】［名］(スル)決断できないで、ぐずぐずすること。しりごみすること。ためらい。　-「大学に進むべきか否か逡巡する」「遅疑逡巡」デジタル大辞泉より

過去ばかりで今を語れない、これは薄々気付いている。仲が良いと思っていた人が、エアリプした皮肉を見てからまだ引っかかっていた。

楽しいエピソードは沢山ある。正直、現在においては自慢しかならなそうだし、おバカなキャラクターは封印しないと釣り合わない。と、ちゃんと理由もある。そう、理解してもらうなんてムリ(笑)その人は、私が何をしても気にくわないのだよね。あちらの問題なんだもの。

ただ紡ぎ合わせるには月日の流れは必要だ。とって出しで語るなんて、そうたいそうなものではないし。今を箇条書きすると、何でもない。だからそういう類は、Twitterを利用しているのかもしれない。

厄介な事に、身バレをする危険性が高まるし、○○がいいねしました。と、必要としないツイートが見えたりしてしまう。こんな私のなりすましもいた。執拗に監視する人もいたので、どこで何してるかなんてあまり呟かなくなった。なんと、これらは全て好きだったコミュニティの中でのこと…

思い出は、時間の流れで美化されたり、都合よく切り貼り編集されていると思うが。私としては、思い返すことで整理して、深く刻みたいという思いがある。公開までには実は、かなりしっくりくるまで思い返していたりする。

その時とは現在違う環境に身を置いているし、当然精神状態だって違うから、客観視することになる。思い出を振り返りながら、反省点まで見えてくることが多々ある。

ダメンズについては、インパクトがあるし、何度か下書きを書いてみたけど、結局はダメなのは私で、ダメンズにも相応しい相手がいたのかもしれないという気がしてならない。（ま、当時もうっすら気づいていたが…）

私、こんな人と付き合って〜こうなっちゃった〜。なんて書いている最中から、自分の粗も出るわ出るわ。それ以前に、なによりエピソードが面白くなかった。でもどこかでダメンズネタを使ってやる。

自分は、堂々と誰かのせいにして生きても、叱られないと思う。でも私の中の美意識みたいなものがあるとしたら、それはゆるさない。気持ちがひん曲がってしまうと、態度も顔にもあらわれそうだ。いつまでも、誰かのせいがあるのは、まだそれにすがりついている証だから。甘えになる。そんな赦せない人に甘えているなんて、なんとカッコ悪いことか。そもそも、足かせみたいなものが軽くなっていくうちに、そう感じられるようになったからなのだが。

これも、過去を掘り起こした産物だ。そのうちさらに、赦す・赦さない自体、どうでもよくなるだろう。そういうことも検証し残したいのだ。

でも、過去に戻りたいわけじゃない。教訓として誰かに伝えたいわけでもない。落とし所を見つけたいのと、懺悔したいのかも知れない。

最近、アングラ畑から出てきた、こじらせ闇を抱えた感じの人がフィーチャーされると、はみ出したものを許さない一部の人がいる。ほとんどがやっかみ。みんな本当に興味があるのだろうか。自分と違うと思ってホッとしたいのか。あまりカテゴライズするのもされるのも好きではないが、どうして区別しないと済まないのだろうか。それをなんとも思わないくらいの強者も多く出てきている。そんな、ひねくれた人の本が売れると嬉しくなってしまう。

コピペで批判するのは、最大のリスペクト

という言葉を聞いてから、だいぶ気にならなくなった。声を出してしまうほど合点がいった。フランダースの犬の最終話のように、お空に上がっていくよう。神々しさで涙を湛えた感じで。よくぞ言ってくれた！と讃えたい。

【思い出話　武勇伝　過去の話ばかり話す人】で調べて、それをもとに揶揄する人がいがちだが、人の言葉をかりてわざわざ嫌味を言う人の気が知れない。何かを言いたくて、読み進めている姿、エネルギーを注ぐのを想像するだけで怖い。手軽だからといって、さっと目に触れたくらいのプロローグで批評をされてはたまらない。

SNSの代償だと思う。そんな風にならなくていいはずだった人かもしれない。

その人が、【いつか変わるかも】などの期待は手放す。自分のSNSの距離感をやっと知ったから。私は求めていないのだ。ということそのものを知った。

実際、電線にとまるカラスが鳴いている。それを、いったい何を言っているのだ？と世話を焼くのも野暮だし、それがいきなり自分の文句を言い出したらきっと、たまったもんじゃないと思うんだ。

こじらせではない。逡巡の儀だ。

燃え尽き症候群ではない、逡巡だ。

クールダウン？何も悪いことはない。

私の舵取りは、私だ。けど、ぼちぼち燃え尽き症候群はそろそろ飽きてきたかも。