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末寺の末事 113

 投稿はほぼ毎日続けてるけど、大仕事も終わって後片付けに翻弄され、日常ペースに戻った実感も乏しく、書くことが行き詰まっていた。
 一世一代の大きな法要行事に忙殺され、煩悶としている間に書き溜めたモノを、ただ規則的に吐き出しているだけの作業になっていて、noteで他人様の記事を読む行為すら、心のうえを滑ってゆく流し読みみたいになってしまっていて、勿体無い。

 インプットとアウトプットのバランスも体調も生活リズムも、グサグサに乱されて、なかなか戻れないのだが、進みたい方向が見えているうちはまだマシで、一歩ずつでも足を前に運べばいい。疲れたら休む時間も権利もあるって、有り難い。

 そんな中、身近な方が自死で亡くなり葬儀を頼まれた。心がグラグラしている。昔からよく知っている人で、数日前の姿も見かけていた。

 何も気づけなかった。心のスキマの闇に。死の前に、僕はただ無力だった。

to be continued



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