来たる10月21日に、われわれ帯化の自主企画「原野商法(二)」が開催されます。出演は、Dhidalah、kumagusu、大山田大山脈、そしてぼくら帯化の四組です。

　さて、ぼくらは今年の3月に自主企画「原野商法」の第一弾を、割礼、UP-TIGHT、大山田大山脈、そしてぼくら帯化というメンツで企画しました。今回はその第二弾というわけです。

　皆さんがどれくらい意識しているかわかりませんが、バンドの「自主企画」と呼ばれるものには、「〜vol.6」だとか、単純に「〜3」だとか、ナンバリングが振られていることが多いと思います。このナンバリングには、実際に振られたナンバリングの分、自主企画が続いたという「現実」だけでなく、「示された数字をさらに積み重ねていきたい」という、「気概」や「祈り」という語で表現されるような未来の時制もまた折り畳まれています。
　もちろん、ナンバリングが振られたからといって、その自主企画が続いていくわけではありません。自主企画は金もかかるし、メールもいっぱい書かないといけないし、大変なことばかりです。めんどくさくなって投げ出してしまう可能性は大いにあります。でも文化が文化であるためには、何かが引き継がれ、続いていかなければいけません。そうでなければ、それは単なるひとつの事象に過ぎません。
　なら、その存続が現実的に可能かは置いておいて、とりあえず続けるつもりで名付けてみること、ナンバリングを振ってみることが必要なのではないかという、根性論めいた結論に至った結果、「原野商法」という物騒な名前を引き継いでいくことにしました。

　この「原野商法」という企画とともに数え挙げられていく数字が、ただ無機質な時間の経過を示すものではなく、なんらかの熱狂や楽しさを生みだしながら、「文化」とでも呼べるような、別の時間性を紡いでいくことを祈って。

帯化 / 造園計画　島崎

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『原野商法(二)』
10月21日(土) / 下北沢spread
開場17:00 / 開演17:30

帯化
大山田大山脈
kumagusu
Dhidalah

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《予約》
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