即興とは、自由とは
読書会を主催する側にいると、終了時間を気にしているし、話の方向も気にしている。
(読書会は、本の紹介をして、各自もくもく読書をして、感想をみんなで共有する、という流れで行っている。)
終了時間が過ぎすぎてしまうことはいけないだろうし、時間が詰まっていってしまっては後に話す人の話がゆっくりと聞けない・話せない。
話題も、感想を話してくれた話題に関することで他の人の話が重なっていくことが望ましい。
と思いがち。
たしかにそういうきちっとしたところがないといけないのだろうけど、案外脱線していったところにおもしろいことがあったりする。
おもしろがってくれている気もする。
目的もなく、だれかのコントロールも(あまり)なく、その場の人と雰囲気でつくられていく話の展開は、まさに即興。
即興というと難しそうだけど、そう考えるから難しそうなのであって、けっこう生まれるように感じる。
しかしそこに、主催者、すなわちコントロールできる立場の人が、すこしコントロールしようと入っていくと、即興は止まるように感じる。
端っこはないのだけれどいい余韻で終わったところにまとめを入れると、それぞれの中に終わったものとして残ってしまうように感じる。
即興はむずかしい、止めるな自分。
リベルというのをやっています。 http://liber.community/