やらない決断
日本列島に台風が上陸することが濃厚になり、日頃当たり前のように毎日営業していたり、24時間空いているお店などが、次々と営業の取り止めを発表していた。
僕はこれにはやはり公共交通機関のキングであるJRがどこよりも早く運休を発表したことが大きかったと感じた。
お客さんを、そもそもの従業員を運ぶ鉄道が止まってしまうのだから営業は、仕事は困難だろうと数多くのリーダーに「やらない」という決断を促したJRのリーダーシップと決断の早さはお見事で、そのおかげで今回のような台風に備える街の気運も生み出された。
しかし決断一つにそこまで素晴らしいと感じられたのはおそらく、24時間や365日変わらず営業している社会インフラのような会社やお店は、高度に仕組み化されていて循環している。
つまり「やる」こと以上に「やらない」ことに手間やコストがかかるということ。
その手間やコストは組織が大きくなればなるほど比例して大きくなる。
それを勘定に入れても、「やらない」という決断を素早くして、それを内外に発表し、指標となるように促す。
そこに僕は感動したのだと思う。
じぶんたちの正しいと思う答えを、素早く決めてやる。
その潔さ、迷いのなさなのかな。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
手間やコストがかかってしまうめんどくさい状況でも、きちんと選べる人になりたいですな。
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