常連さんとの区別
近所に二郎系のラーメン屋さんがある。
先日そこに初めて訪れてみた。
食べ物としては、かなり重い部類に入るものだからか、ランチタイムの方が混んでいる印象で、夜はスムーズに入店できた。
二郎系は「ヤサイアブラ増し増し」みたいな言葉があるのは知っていたので、店員さんにルールを聞いた。
ヤサイ、アブラ、カラミ、ニンニクがベースでは入っていなくて、それを足すか足さないか、その量はどうするか?ということを伝える必要があると言う。
なるほど、そういうしきたりなのかと。
全部を少なめで入れてもらえるようにお願いして、ラーメン自体が来たが、想像以上のボリュームで、少なめにして正解だった。
初めて来たので、このお店に流れる空気や力学を味と共に味わう時間でもあったが、斜めの先に常連らしき男性がいて、食後店長と雑談をしていた。
自分の仕事のことを店長に聞いてもらっているようだったし、二人の関係が初めて訪れたボクにも伝わってくるようだった。
時折お店とお客さんの関係で、差のないサービスを求める人がいる。
同じお金を払っているのに不公平だと。
でもボクはそこに差はつけて欲しいと思っている。
お店側が好きな人、来て欲しい人、よく来てくれる人を特別扱いするのは大事なことだし、お店を支えているのは、そういう人だからだ。
じぶんもそういうやり取りがしたければ、買い支える必要があるし、かけるべき時間もある。
だからこそそういう差に文句を言うのは無粋だし、それらのやり取りがなめらかに行われていることはお店が健康な証でもあると思う。
じぶんの生きることに流れている時間、日常で、どこに訪れるか、どこで時間を過ごすのか。
そういうことすらも、もしかしたら問われているのかもしれない。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
嫌いでクオリティを落とさなければ、好きは出してこ。
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