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世界旅5日目

今日は久しぶりにしっかり休もうと思ってチェックアウトの12時まで寝ようと決めた

でも毎朝8時までには絶対に目が覚める

色々情報収集して今日の宿を決めていたらあっという間に11:30

シャワーに入り荷造り完了

僕の隣のベッドの友達とお別れの時が来る

まじで最高な友達ができた

彼はバギオ出身で医学部を出た後、アートの道で生計を立てれるように努力してる

ミュージシャン・ドラマーでありながらSEOなどを専門としたWebデザイナーとしてノマドワーカーとしてフィリピンを飛び回って働いている

彼はビザの関係で世界中を飛び回ることが難しいらしい

彼とはフィリピンの政治について話した

国は腐敗している

貧しい人たちは生きるのに必死であるのと低学歴で貧しい暮らしが普通だと考えるらしい

そして腐敗した政治に票を投じる

いつか革命が起こると言っていた

でも平和的な革命を望んでいるらしい

さらにフィリピンは多くの時代を植民地化されてきたからアイデンティティが確立していないという

政治家は自分の子供がたとえ有能ではないにしても秘書として雇い、負の連鎖が続いている

バギオにあるセッションロードという最高な道には沢山の音楽家がいる

セッションロード

でも、そのほとんどが盲目者だ

何故盲目者が多いのか彼に聞いたら、盲目者に対しての政府のサポートが十分にないらしい

だから働けない彼らはこうするしかないのだ

僕は彼の言葉の1つ1つに重みを感じた

そして、若い人たちには希望があると彼はいう

いつかフィリピンでは革命が起こるのかな

起こるとしたらどんな革命だろう

僕はフィリピンが大好きだ

だからこそ彼らにこの国を良くする方法を見つけてほしい

この国が良くなりますように

彼とは来年日本で会う約束をした

その時までに彼の音楽が多くの人に届いてるといいな

8月ごろにspotifyとApple musicで配信予定らしい

ゲストハウスを後にして僕は毎日良くしてくれている友達にあった

会いに行くためにまたしてもセッションロードを歩いたが以前とは見方が変わった

彼女のお母さんはマーケットでお店を開いていて、僕のバックパックを彼女の家まで送り届けてくれるらしく預けた

今日も彼女の家でご馳走だ

ミラドアエコロジーパークに行き、幽霊屋敷のような館も見てきた

第二次世界大戦時に日本軍が拠点として使っていた

1944年に日本軍が拠点として使っていた館らしい

その後は初日に会った、彼女の親友のイラとガールフレンドのCJとコーヒータイムをした

CJとイラ、そして僕の足は南京虫に侵されている

明日僕が行きたかったライブバンドがいるパブにみんなで行くことになった

フィリピンのお酒を教えてくれるらしい

その後、ジープニーを乗り継ぎ彼女の家に戻った

ジープニーからの景色

今日はビーフシチューだ

先にチェックインを済まそうと宿に向かう

彼女の家から歩いて5分ほど

階段オンリーでフロントは6階にある

自分の部屋に行くともう最悪

思い出したくもない部屋

僕のベッドの上の天井に赤蟻の巣があるらしく、赤蟻が1列になってずらっと並んでいた

まじでここで寝たくない、旅に出て初めてそう感じた

ベッドの上に寝袋を敷き、ご飯を食べに彼女の家に戻る

ゲストハウスの現状を話すと、こんなことでバギオを嫌になってほしくないと家族みんなが言ってくれて明日の宿探しはお母さんが選んでくれるらしい

とても心強いしすごく親切にしてくれる

フィリピンは思いの外野菜がうまい

ビーフシチュー

肉は骨があって食べづらい

一通り食べ終わりソファに戻って、彼女の妹と彼女とずっと好きな音楽の話をしていた

映画やアートについての話になり僕なりの意見を述べていると彼女たちが僕を個性的で面白いと思ってくれた

その後話は白熱し、哲学的な内容や旅に出る意義について話し合った

ちなみにフィリピンの社会では、若い方が効率的で高収入で稼げるという現状で、年配の人たちはよく思ってないらしい

日本とは逆だ

彼女の妹は看護学部に通う大学生だが、いろんな人に親切にすることでいじめられた経験を持っている

友達も少なく内向的な彼女だが、僕と出会って勇気をもらえてポジティブになって幸せで楽しいと言ってくれた

そして「妹がこんなことを言うのは初めてなことで言葉を失っている」と僕の友達は話した

僕は思う。

人にはそれぞれ生きる意味がある。

そしてその意味を探すのも人生の旅の醍醐味の1つであると。

しかし、生きる意味ばかりを追い求めすぎると破滅を産んでしまう時がある。

僕の人生の生きる意味とは。

僕は13歳の頃からこの問いを抱えて生きている。

10年後の今、やっとわかった気がする

みんなに僕と出会えて良かったと思ってもらいたい

winwinって胡散臭い言葉にも聞こえるけど、僕は好きな言葉だ

どちらかが得をするとかじゃなくて僕と出会ってお互い良かったと思って欲しい

もっというと得とか損とか関係ない

僕も君に出会えて良かったし楽しいし幸せで相手にもそう感じて欲しい

そして少しでもポジティブなエネルギーや幸せ、楽しさをgiveできたらそれが僕の生きる意味なんだと思う

会話していくと僕は旅に出て本当に良かったと感じる

この生き方をずっと続けるつもりはないが、こうやって旅に出たからこそ出会える人が沢山いる

そしてきっとその縁はこれからも続いていくだろう

そして彼女たちとこんなに深い会話ができると思っていなかった

帰りたくないけど、赤蟻の住むゲストハウスに帰ることにし、頑張って寝た

今日もあっという間に1日が終わり明日が来る


使ったお金
観光入場料 110ペソ
ドリンク 100ペソ
ゲストハウス 481ペソ

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