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奈良に移住して半年、新たなチャレンジをします! 《前編》

はじめまして。

突然ですが、なんとなくわかると思いますが2020年飲食店の〇〇が過去最高だったようです。この〇〇はご存知ですか?

みなさんおわかりの通り"倒産"です。

原因は、もう言うまでもありませんね。

そして一向に落ち着く気配のないこの状況で、無謀にもカレー屋として飲食業界に新規参入することにしました。

今回、今の自分の頭を整理する意味でも開業に至った理由や想いなどを書いていきたいと思います。

そもそも誰?

そもそもあんた誰やねん!
という手厳しい関西弁も聞こえてきそうなので簡単な自己紹介を先にしますね。

元々は、ちょうど1年ほど前の、2020年2月フリーランスでWebマーケターとして活動してきました。(こちらは今もこれからも続けていく所存です。)

新型コロナウイルス蔓延前のフィリピンのセブ島に住み始め、フリーランスとしてPC一台でぼちぼち稼げるようになってきたこともあり、このまま海外に移住して南国で楽しく暮らすのもいいなと思い始めた矢先。

どんどん深刻化していく世界情勢。

セブ島でロックダウンも経験し、約2ヶ月ほど街にも一切出られず海外でひたすら家に籠るという人生でも最高級に虚しい時間も過ごしました。

2020年6月に帰国できたはいいものの、夢だった海外移住がほぼ叶った途端の帰国なのと自宅待機期間を含めると3ヶ月以上まともに外出もできていなかったこともあり、かなり精神的に参っていました。

リモートで行っていた仕事もかなり忙しい時期で、毎日朝が来るのが怖かった覚えがあります。

その状況を少しでも改善するために、
「まずは環境を変えよう!」
ということで国内で住んだことのない場所に移住しようと思い、生まれ故郷の愛知県を飛び出し奈良県に移住することになりました。
(僕の中ではこれくらいのノリで移住するのが当たり前だと思っていたのですが、周りにはだいぶ驚かれました。

2020年の8月のことです。

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なぜ奈良なのか?

まず
「愛知から奈良に移住したんですよ」
と人に話すと奈良の人にも他県の人にも120%以上の確率で聞かれる質問。

「なんで奈良なの!?」

たぶん移住者の方達は1000回以上この質問に回答してきているんじゃないでしょうか。

"場所を問わず仕事できるから"

この一言で説明がつくっちゃつくのですが、どこでも良かったわけではないし、それだけでは寂しいので奈良に来た理由はまたの機会にでも詳しく書いていこうかと思います。

もう少し理由を説明すると、

"奈良が持つ独特の空気感が気に入った"

というなかなか具体的には表現しづらい理由です。

そんな感じで奈良に移住はしましたが、住んでいる古民家の物件で民泊を超ほそぼそとやっている以外は、移住前と変わらない日々を過ごしていました。

奈良で出会った人々

あんまり積極的に交友関係を広げていくタイプではないながらも、奈良に来たからには奈良のことを知ろう、地元の人たちと関わりを持ってみよう!と思いぼちぼちと行動をしていました。

その中で驚いたことは、

"スモールビジネスを楽しそうにやってる人多くない!?"

でした。

出会ってお話をした人、こちらが一方的に知っただけの人の中だけでも、

・自宅に飲食スペースを設けて飲食店を営む人
・仲間内で物件借りて、コミュニティスペースとして運営する人たち
・大工しながら自宅で野菜も育てて、その野菜を使ってカフェをする人
・田舎で小屋作ってカフェ兼民泊にしちゃった人
・もはやスモールビジネス超えて自給自足してる人

本当にみんな楽しそうでした。

よく、「日本より貧しい国の子の方が目がキラキラして幸せそう」って言われるあれに通ずるようなやつです。
(奈良が貧しいって意味では決してなくて、幸せそうって部分がです。)

やっぱ人間自分の周りの家族や友人が幸せで、ストレスなく楽しく暮らしていることが一番幸せなんじゃないか?と感じました。

もちろん都会にもそういう人はいると思いますが、今までどちらかというと上を目指してWebで稼いでやるぜみたいにギラギラした部類の仕事をしていた(雑な表現ですみません。笑)ような感じだったので、自分の幸せや仕事のやりがいについてかなり考えさせられました。
(WebマーケティングとかITって最新のトレンドを追っていく傾向が強いので当然っちゃ当然ですよね。でも超大事だし今後も追い続ける。)

それくらい奈良に来て出会った人たちは印象的な人ばかりでした。

"スモールビジネスで楽しく働いて満足に生計たててるの超かっけー!"

奈良に来て数ヶ月でそんな考えになっていました。

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きっかけ

そんな中でも、ある決定的なきっかけがあり自分もスモールビジネスの世界に足を踏み入れようと思いました。

僕が奈良で細々とやっていた民泊に長期滞在してくれていたゲストが奈良に来て自分の商売のブランドを立ち上げいきなり街のお客さんが集うイベントに出店したんです。しかも未経験で。

色々準備に苦戦していたのを近くで見ていたので大変そうだとは思っていましたが、当日イベントに顔を出して一生懸命接客をしている姿を見たときは応援する気持ちはもちろん、シンプルに"かっこいいな"と思っていました。

その時に、とある有名企業の経営者のセミナーを受けた時に言っていた印象的な言葉を思い出しました。

「一番嫌いなワードは、20代経営コンサルタント」

「現場で輝いている社員が一番強い。結局は現場力」

言葉が短すぎて誤解を生むかもしれませんが、ようは現場で体も頭も一生懸命使って働いてその経験を活かしていくやつに現場を知らない知識だけの頭でっかちが勝てるわけがない。みたいな感じですかね。

Webの仕事でクライアントの力に100%なりきれていないなと感じていた時期で、このままでは例の経営者の一番嫌いなワードみたいな人になっちゃうなと危機感を感じて、挑戦しようと決意しました。

そして移住して大好きになった奈良の地で地域に根ざした活動をカレーを通じてしていきたい、そう考えました。

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