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「目的地が遠い人は歩くのが速い」のは何故か?

100m先の目的地を目指す人よりも1km先の目的地を目指す人は歩くのが速くなります。おそらく残りの距離が長いと早く目的地に着きたいという心理が働くのでしょう。それに比べ残りの距離が短いと、普通に歩いてもそのうち目的地へ着くといった心理のため通常の速度で歩いてしまい、遠い所を目指す人に比べて遅くなってしまうと考えられます。

歩く場合だけでなく車で移動する場合も同じ様な現象が起こります。例えば東京インターチェンジから神奈川県の厚木インターチェンジまで(約37km)を走行する車と、東京から大阪府の吹田ジャンクションまで(約470km)を走行する車では出している速度が随分と違います。おそらく両車で時速20km〜30km以上の差はあるでしょう(実際はもっと差があると思いますが制限速度の関係で私からは何とも・・・)やはり目的地が遠い車は速度が速くなるのです。

ここまでは物理的な距離と速度の関係性についての話でしたが、実は目標までの距離という意味では、何かを達成するまでの時間的な距離や難易度的な距離と進む速度にも関係性があるみたいです。

つまり、何かを達成しようとした時、それに時間がかかるものであれば自然と達成に向かう速度が上がり、何かを達成しようとした時、それの難易度が高いのであれば自然と達成に向かう加速度が上がるのです。ゆっくり目的を達成するよりも、はやく目的を達成しようというベクトルが無意識下で発生するので、これから何か目標を立てて頑張ろうとしている人は自分が容易に達成できるものではなく、ギリギリ達成できそうにない目標以上のものを設定すると、楽な目標を設定するより思いのほか早く達成できると思います。

ただ、あまりにも不可能な目標を設定すると日々モチベーションが下がり、結果的に途中で挫折してしまう事も起こりうる為、目標までのマイルストーンを設定する事が大切ですね。

必ず遠いところに目的地を置いて「夢はでっかく」持ちたいものですね。


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