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Ideaflow part1(読書ログ)

就職する会社,志す方向性に沿うのでこの本を読み,まとめることにする.

イントロ|創造性とは?

いきなり核心に触れてきた.
筆者ジェレミー・アトリーによると創造性は以下のように説明されている

これまで聞いた中で最も適切なものは〜中略〜「創造性とは,最初に心に浮かんだもの以上の何かをすること」というものだ

Ideaflow ジェレミー p20

つまり,何か奇抜なアイディアを瞬時に浮かべることのできる能力や,何か意匠に富んだものを思い浮かぶことそれそのものを創造性とは呼ばないということだった.
十分に良い最初のアイディアから絶えず考え続け,アイディアを生み出し続ける能力こそが創造性である,と理解した.

第一部|Innovate(革新する)

第一章|今日のアイディアで明日の成功を測る

アメリカのビジネス書あるあるだと思うのだが,大体ドラマ仕立てのクソつまらん失敗談または成功談を会話を織り交ぜながら記述してくる.正直苦痛なのでやめてほしい

ここで書かれていた失敗談をかいつまんで話すと.

  • パタゴニア(衣料店)で働いているペリーの話

  • 春の新作に対して売れ筋の安全策を取れと指示

  • 葬式色の衣類が大量に棚に並ぶ

  • 棚を一新するには18ヶ月かかる

とのことだ.安全策をとった筈だがいつの間にか最大のリスクを取っていたという話らしい.この話のクオリティはともかくこの例から学び得られるものとして書かれていることはかなり納得のいく話であった.

どんな解決方法も試してみるまでは現実世界でどのような効果があるかわからないので,全てのアイディアにはリスクが伴う.〜中略〜
そのため,慣れない問題に取り組むーーあるいは慣れ親しんだ問題のより良い解決方法を見つけるーーには,創意だけでなく勇気と脆弱性が必要となる.何かを失い,ときには間違いを犯す覚悟だ.

Ideaflow ジェレミー p44

世に出ていない方策,新しい解決法はある種の実験であると言える.このことに誠実であれば新しいアイディアを批判できる資格を誰も有していないのではないか?とか考えた

創造性において皮肉なのは,私たちは,創造性を最も必要とするときにまさに自分の創造性を制限していることだ.人は追い詰められるとそれでは不十分なのがわかっていても.既知の慣れ親しんだ取り組みを自動的に選んでしまう.何か新しいことを試して愚かに見られる危険を犯すよりも,期待された通りのことをして失敗する方が安全だと考えるからだ

Ideaflow ジェレミー p44

ここに関しては恩師が日本企業における最大の問題点としているところだ.日本,海外問わず,人間は皆,新しいことをしたくないのではなく,期待されていること以外の新しいことをして無能以下の誹りを受けるのを避けているのではないか?言われた通り,決まっていた通りにすれば失敗したところで自分の責任ではない.そんな弱さが誰の心にだってあるんじゃないか?

いつだって踏み出す一歩を妨げるのは未来への不安で,踏み出さないことの不都合は手遅れになってからやってくる.

全ての問題はアイディアで解決する

本書のこの節で書かれているのは以下のようなことである

  • 問題を解決するためには創造性が欠かせない

  • 創造性は大仰なものではなく,日常的なものである

  • 一定の期間内に生み出すことができる新しいアイディアの数=ideaflow

  • ideaflowがKPIでなくてはならない

  • 多くの人は問題に対し”回避行動”を取る

    • それに対して創造性のある人間は効果的で楽しい解決が可能となる

ここでの自分にとっての学びは創造性が生活においての問題を楽しく,効果的に解決するために必要な要素であるということだった.
確かに苦しく難しい問題に対してよく,後回し.目を背けるということはやってしまうことである.
確かに問題を解決できそうなideaを少ない時間でたくさん出すことができれば,後回しにしたい問題に対して効果的に解決することができるかもしれない.果たして自分は創造的だろうか?Ideaflowは鍛えることができるのか?

イタリアのスタートアップに関する研究では非生産的行為(問題からの逃避,意欲低下)を捨て去って置き換えることができるとのことらしい.
じゃあどうすればいいのか?気になる..

でも今日はこのくらいで寝たいので勘弁してください.
また明日Ideaflowを読んでログを書こうと思う.

気絶

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