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内窓・二重窓リフォームで注意すること

品川区二葉で創業して70年の建具屋「太明」です。

内窓・二重窓をリフォームしてもらった後、思ったより断熱できない、相変わらず結露に悩まされる、窓の建付けが悪いなど、うまくいかなかったケースも多々あります。内窓・二重窓のリフォームを失敗しないためにも、業者選びのポイントや注意点をまとめました。


内窓・二重窓リフォームにありがちな失敗例

快適になるためのリフォームなのに「こんなはずじゃなかった」と後悔する事例は少なくありません。内窓・二重窓リフォームにありがちな失敗例を見てみましょう。

・思ったよりも日差しが厳しくなった
内窓・二重窓にするついでに、小さかった窓をサイズアップしたら、日差しが強く差し込むようになってしまった、というケースがあります。

光を取り込むために窓を大きくしたのに、カーテン遮光せざるを得ない状況となるのは本末転倒です。リフォームを依頼する前に、窓を大きくした場合の日差しの角度などを確認しておく必要があります。東側や西側は朝日や夕日の日差しが入りやすいので、普段から日が差し込みやすいところは窓の大きさと共により一層に日向になると想定しておくのもよいでしょう。


・断熱性能が機能していない
意外に多いのが「断熱性能が機能していない」ケースです。窓から冷気が入り込み、冬場の結露がひどかったので断熱性能を期待して内窓・二重窓にリフォームしたが、思ったより断熱効果を得られず、結露も改善しなかったとしたら、せっかくのリフォームも意味がありません。

ペアガラスを導入しても、ペアガラスにLow-Eガラスを使用しえていなかったり、乾燥剤が入ってないサッシを使用していたりすると、単にシングルガラス2枚分の効果しか得られないため「断熱性能」や「結露防止」にならない場合もあります。

リフォーム会社と良く相談して、機能性のあるペアガラスを選びましょう。


・説明のないオプション料金が上乗せされていた
内窓・二重窓のリフォームに限らず、リフォーム業者全般に言える事ですが、請求書に見積もりのない料金が請求されている事例が後を絶ちません。見積もりの段階で追加料金が発生しないか、予算内で収まるかを契約する前に確認したうえで依頼する事がポイントです。


内窓・二重窓のリフォーム業者選びのポイント

内窓・二重窓のリフォームを依頼する場合、業者選びも重要です。

後悔しないリフォームのため、業者選びのポイントをご紹介します。

・きっちり採寸してくれる業者か
内窓・二重窓のリフォームを業者に依頼する際、見積もりを取る前に現地調査が入ります。
現地調査は窓枠を採寸し、どのような工事で内窓を設置するか確認します。細かい部分まできっちり採寸し、クレセント(鍵)の長さ、窓枠の直角具合はもちろん、カーテンレールの位置も見てくれるようならしっかりした業者です。
なぜ採寸が重要かというと、窓枠と内窓のサイズが合わないと、隙間が発生し、内窓の効能を発揮できない恐れがあるからです。口コミなどを確認して採寸の丁寧な業者を選びましょう。

・オプション料金の説明をしているか
窓枠に工事を入れないと内窓の設置ができない場合は「ふかし枠の取付」という追加工事となります。

「ふかし枠」を取り付ける場合は、カーテンレールも移設しないといけないためこちらも料金が発生します。

これらのオプション料金は現地調査の段階で分かる事ですので、見積もりを出してもらった際に、オプション料金が何も記していなければ「オプション料金は必要ないですか?」などこちらからの念押し確認が必要です。


内窓・二重窓リフォームを失敗しないためのまとめ

内窓・二重窓リフォームする場合は、自分の家の窓の事を知っておく事、業者選びを間違えない事が失敗しないためのポイントとなります。

そのためには業者とのコミュニケーションを円滑とすることも重要となってきます。

・目的意識をはっきりと伝える
内窓・二重窓リフォームには、断熱効果、結露防止、防音対策、防犯対策などそれぞれの目的があります。サッシやガラスも目的と一致していなければリフォームする意味がありません。業者に目的をしっかり伝え、ガラスの素材やサッシの種類選びを間違えないようにしてください。

・工事完了のサインをする前に窓の状態を確認する
内窓・二重窓に限らず、リフォーム系トラブルで多いのが「料金トラブル」です。リフォーム業者が絞り切れない場合はまず数か所で見積もりをとって料金を把握しておくと相場を知る事ができます。現地調査の採寸でオプション料金有無の説明がなかった場合は、本当にオプションが必要ないのか、と念押しで確認が必要です。

また、確認するのは料金だけではありません。工事が完了した窓の動作確認も必ず実施してください。窓がちゃんと開閉するか、内窓上下の開き具合が均一であるか、鍵はちゃんとかかるかなどをしっかりと確認し、不当なオプション料金も含まれていないのを見届けてから、工事完了のサインをしてください。

サインをしてからだと後で不具合が発生した時にトラブルの原因ともなりますので、できる限りの確認作業をしてから最終的なサインをするように心がけましょう。

ご検討中の方はお気軽に「太明」までご連絡ください。

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