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感謝。

天皇杯、応援ありがとうございました。
結果としてはこの大会で勝つことができず、オリンピックに出場するという夢を叶えることができませんでした。

悔しいですが、実力が足りませんでした。


感謝

まず僕が一番言いたいことは、僕に関わってくださる全ての人に対して本当に感謝の気持ちでいっぱいであるということです。
ありきたりな表現しかできないし、照れ臭くて全員には直接言えないけど本当に感謝しています。

たくさんの人が応援してくれたし気持ちを乗せてくれました。
自分のためにやっていたけど自分一人のためだけではここまで頑張ることはできなかったと思います。ありがとう。

家族、恩師、先輩、後輩、全ての友人たち、そして僕を育ててくれたレスリングに感謝です。

家族はレスリングに出会わせてくれて、本当に長い間一番応援してくれました。
レスリング界の親は、子どもやレスリングに対してみんな熱心で一生懸命ですが、僕の両親もトップクラスであると思っています。
日本全国どこでもいるからね。

ここまで何不自由なくレスリングができたのはあらゆる面で親のおかげです。時間もお金も労力もたくさん使ってもらったから結果で恩返ししたかったけど、僕の思うようにはならなかったからこれから時間をかけて何かしらの形で親孝行していきたいと思います。


僕は恩師にも恵まれました。
刈谷レスリングクラブ、星城高校、専修大学の全ての指導者のおかげで今の自分があります。
刈谷レスリングクラブのコーチ陣、岡田先生、佐藤先生、馳先生、木村コーチと挙げ出したらキリがないのですが、レスリング力を向上させていただいたのはもちろん、レスリングを通して人間的に成長させてもらいました。

先輩、後輩、同期、チームメイトにも感謝です。
僕はレスリングの仲間が本当に大好きです。
同じ時代に同じ志でレスリングができた仲間がたくさんいて本当に良かった。

そしてレスリングそのものにも感謝。
レスリングを通して多くの人に出会い、心身ともに成長させてもらいました。
レスリングをしていなければ全く違った人格、考え方、ライフスタイルだったと思います。小さい頃はこんなキツい競技やりたくなかったけど本当に続けてきて良かったです。



レスリングを通してという話

結果に対しての物足りなさや目標を達成できなかった悔しさはもちろん残っていて、結果を残すためにやっていたから時間が経っても後悔や悔しい気持ちを完全に無くすことはできないと思います。

ただ心の底から言えることはここまでの取り組みは一生懸命頑張れたということです。
本当に一生懸命やったと思う。

オリンピックを目指していたわけだからその目標が達成できなかったのは残念だけど、ここまでの取り組みやプロセスは決して無駄にならないし、過程で得られた経験には価値があると信じています。

本気で取り組んだからこそ得られたものが多かったし、一つのことに本気で取り組むことができて本当に良かったです。

レスリングが強いとかレスリングがうまいとかはレスリングの中での価値であって本当に重要なのはレスリングを通して何を学び、どう成長するかだと思っています。
レスリングの技術はレスリングにしか役に立たないけど、レスリングを通して得られた経験、知見は他のことにも代替可能なはずですからね。

本気でやったからこその学びであり、経験です。
年末の星城高校での練習でも話させてもらったのですが、しっかりと目標設定をしてそれに向かって一生懸命取り組む。斜に構えて中途半端な気持ちでやっていたりカッコつけてやっていたらもったいないです。

目標の達成はできれば最高だけど、できないことや結果としてできなかった人はたくさんいます。
競技スポーツは優勝者以外のすべてが結果だけ見れば敗者になるわけだから確率で言えば失敗に終わる可能性のが高いです。
でも、一生懸命やることに価値があるしダメだったとしても残るものは多いと思います。
僕自身もレスリングを通して得た学びを忘れることなく、今後のレスリングでもレスリング以外でも幅広く応用していきたいです。


「千里の道も一歩から」という言葉は絶望と同時に希望の言葉でもあるというのをどこかで見てとても納得しました。
僕たちは一歩ずつコツコツやるしかなくて、近道も裏技も魔法もありません。
一歩ずつコツコツやるしかないんです。
これはコツコツやらなければならないという絶望であると同時に、コツコツやれば必ず上に到達できるという希望の言葉です。
この真理を早く理解して行動できる人から複利で差がついていきます。
「千里の道も一歩から」
一歩目を恐れず、歩みを止めず、今日もコツコツやっていきましょう。
そういうエネルギーに溢れる環境が好きだし、そういう人間を目指していきます。



アマチュアスポーツに引退はない

僕がレスリングを続けるとか辞めるとか、引退するとか引退しないとか。
気になっている人は多いと思います。

結論から言うと「アマチュアスポーツに引退はない」です。

レスリングとの付き合い方、向き合い方を今後どうしていくかはまだ考え中でどうするかはわからないけど、僕はレスリングを愛していてレスリングの仲間も愛しています。

ただ今の会社でレスリング選手として職業レスリング選手での活動はもうできません。
アマチュアスポーツに引退はないけど、アマチュアスポーツのプロ選手は引退という形になります。

会社には本当にお世話になりました。
会社の看板を背負い、社員の皆さんに応援されながら競技をするという貴重で贅沢な経験をさせてもらったし、多くの人に声をかけていただき応援していただきました。
結果を残せずオリンピックに行くことはできなかったけど、僕が会社の仲間としていることで少しでも活力になるような存在になれていたら嬉しく思います。

アマチュアスポーツのプロ選手は引退ですが、レスリングの引退の明言は避けておきます。
引退宣言をしておいてまたやってる人がほとんどだし、やりたくなったらやればいいと思っているのであまり意味がないと思うからね。

未来の自分が何を感じるかわからないので、ひょっとしたら本気でやっているかもしれないし、先のことはまだわかりません。
しばらく自分の気持ちを観察しつつ、納得のいくレスリングとの向き合い方をもう少し考えたいと思います。


まとめ

天皇杯は勝つことができず、オリンピックへの道は閉ざされました。
でもここまでの取り組みで多くのものを得られました。

それらはすべて家族や仲間の存在のおかげです。
改めてありがとう。

これからも人生は続きます。
これからも一生懸命生きていきます。
引き続き松雪泰成をよろしくお願いします!

皆さん良い年越しをお迎えください!
本当にありがとう!


松雪泰成



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