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イスラエル起業チャレンジ 現地VCとの1時間のミーティングとその結果

本題に入る前に、ここ数日間ずっと、QpicksのPV数が500PV/日を越えています。連続的にここまで多いのはリリース以来初です。

徐々に使って下さるユーザーの方も増えてきている模様で、とても嬉しいです。ありごとうございます。

皆様、イベントでの質疑応答の際はQpicksをよろしくお願いします。



さて、現地イスラエルに来て約1週間が経ちました。

現地で法人を設立し、日々の生活費も稼ぎながら、こっちで活動していくのだと意気込み、そのままの勢いで今に至ります。


日本にいたときに事前にメールで現地の某VCとやり取りをしていて、面談の機会を頂いており、先日その日を迎えました。

色々な気付きがあり、イスラエルで起業することや自分達の現状について、改めて本当に考えさせられました。

今回分かったことや学んだことについて配信したいと思います。



ミーティングに至るまでのいきさつ

面談までの流れとしては、

メールでコンタクト→自己紹介→サービス紹介・資料送付→イスラエルで起業する意思確認→出資を受ける意思確認→面談日の設定

といった感じです。


私達が出資を受けたいと考えていた理由は、お金の問題以外に2つあり、それはVISAと現地でのコネクション及びサポートでした。


まずVISAに関してですが、イスラエルには起業をする人向けのVISAがあり、イノベーションビザと言います。

イノベーションビザを取得すると、海外からイスラエルに移って起業しよう考える人は、最大2年間イスラエルに滞在することができます。

これは昨年からイスラエルに導入された比較的新しいプログラムです。


イノベーションビザ取得までのざっくりとしたステップとしては、

1. Landing Padsと呼ばれる政府から認定を受けた12の機関の中のどれかから承認をもらう。

2. Israel Innovation Authority Committeeという委員会の議論で承認をもらう。

3. PIBAという機関から承認をもらい、ビザが付与される。

というプロセスとなっています。


今回私達は上のステップ1の段階で、12の機関の中の1つであるVCと会ってきたということになります。

このイノベーションビザに関する詳細は後ほどまた書きたいと思います。


次に現地でのサポート面に関してですが、私達には現地でのコネクションが一切無く、情報も圧倒的に不足している状況です。そのため、いち早く何かのコミュニティに入り込み、情報を収集する必要があると考えていました。

その点、イスラエル人には人を紹介し合うオープンな文化がありますので、まずどこかと繋がることができれば、その後はスムーズに動き出せるようになるのではと思っていました。



従って、もし仮に出資を受けることができれば、

2年間イスラエルに滞在することができ、

イスラエルのスタートアップ関連のコミュニティに入ることができ、

起業のための活動資金も手に入る、

と言う風に考えていました。


ただ、私達には大した貯金も無く、収入も一切ありませんでしたので、現地で何か仕事をしながら起業の準備を行う、といったスタイルになるだろうと思っていました。

いづれにせよ、まずはVISAを取得し、現地での生活基盤を整えていかなければならない状況でした。




VCとのミーティング

私はこれまで、何度かVCを訪問したり、ピッチのようなこともした経験がありますが、実際に出資の話を頂いたことは一度もありませんでした。

そんな私でしたが、今回こそはと思い、当日の面談に挑みました。

(以下、有料部分の売上は生活費の足しにさせて頂きます。よろしくお願いします...)

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