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都市コルカタ - バラナシから電車移動

今後の針路を定めたので、それに向けて動き出すことにした。

アフリカ旅行に向けて、各種予防接種を受けておきたい。これに適した場所がタイだ。タイのバンコクでは黄熱病等のワクチン接種が日本に比べて格安で受けることができるらしい。

タイへの飛行機を調べていたが、どうやらコルカタまで行ったほうが安く移動できそうだ。ということで、もう乗ることは無いと思っていた夜行列車にもう一度乗り込みコルカタへと向かうことにした。

夜行列車でバラナシからコルカタへ

例によって移動は夜行電車である。もう慣れたもので、アプリ経由で遅延情報を確認しながら駅に向かう時間を見計らう。

なるほど、4時間の遅れか… まぁいつものことだな。

本来17時頃に出発する予定だったが、時間に余裕ができたので、駅から1kmほどのバーガーキングでゆっくりしながら電車を待つことにした。まぁ遅延した出発予定の30分前くらいに駅に着いておけばよいだろうと思っていた。

適当に時間を潰し、そろそろ行くかと思いもう一度予定時刻を確認すると、予定到着時刻が早まっている。

まぁ余裕を持っているしなと思って歩きながら到着時刻を更新していると、みるみると早まっていく到着予定時刻。

焦りだす自分。30分余裕が合ったはずの時間が、5分遅れる予定になる。

走り始める自分。暗くなったインドの車道を走る(歩道は障害物が多くて歩きにくい)。

夜行だから汗はかくまいと思っていたのだが、もうこの時点で汗ダラダラである。

だがそのおかげか電車の到着とほぼ同時に駅につくことができた。ただ、乗る車両の前後を間違えてプラットフォーム内でもまた走り回った…

自分の席を見つけほっとしながら出発を待つ。。。が一向に出発しないで30分以上が経過した。

そしてようやく出発したのはもとの遅延していた予定時刻とほぼ同じ。

走る必要なかった!!

というのは後から言えることである。これもインドである。生きるということなのである。

予定は変わるし後から振り返ればなんとでも言える。その時点でできる選択をしていくしかない。

なんにせよ電車は走り出し、遅延しながらもコルカタ駅へとたどり着いた。

人で賑わうコルカタ駅
見慣れてきた

駅から宿へは路線バスを使うこともできたのだが、なにやらかなり混むと聞いたので頑張って歩いて宿まで向かいチェックインを果たした。

見どころの一つでもあるハウラー橋

コルカタ散策

正直コルカタにはもともと行くつもりがなかったので、特にやりたいこともない。まぁ中2日だけだからその辺りを散策すれば時間は潰れるだろう。主要どころだけGoogle Mapにピンを刺して適当に街歩きに出かけることにした。

まずは深夜特急でも有名なサダルストリート方面に行ってみよう。そして時間も有り余っているし、歩いて行こう。

宿の近くの本屋街(大学が近い)を通り抜け、

無駄にカラフルなバスを横目に眺めながら歩いていくと、

大きなマーケット広場のようなところにたどり着いた。

店が多くなってきた
モールなんてものもある
中はなんとなく寂れている

安くはないがおいしそうなドーサの店があったので昼食とした。ポーションも大きくかなり満足。

お腹も膨れたところでサダルストリートに向かう。

到着してみると、タイのカオサンロードとは全く異なる。活気がない。

何はともあれ目的の通りだと思い写真を撮ってみる。

奥に続く道がサダルストリート

すると一人の男がかけてきた。上の写真手前にいるぼやけている男だ。

「俺の写真を撮ったのか?」

いや、見ず知らずのお前の写真を撮ろうとは思わない。むしろジャマだなぁと多いながら写真を撮っていたくらいだ。

彼はネパール人らしく。インドに出稼ぎのような形で来ていて、近くで店を経営しているとか(本日はお休みらしい)。そしてチャイでも飲みに行こうと誘われる。

たいていこういう人は信用ならないのだが、インドにも慣れてきていていざとなったらなんとかなると思っていたので了承してチャイを飲みに行く。

何を喋ったかあまり覚えていないのだが、靴下をくれと言われた。こっちの靴下は質が悪いから日本のがほしいのだとか。

全部ホテルにあるから無理だよと言うと、明日持ってきてくれと言われる。めんどくさいから「考えてとくよ。んじゃまだ行きたいところがあるからこれで」と言って立ち去ろうとする。

靴下の見返りにチャイくらい奢ってくれるかと思ったけど、しっかりと割り勘だった。

その後はインド博物館(入場料高いから外観だけ)、聖ポール大聖堂(入場料かかるから外観だけ)等を見学しながら散策を続ける。

インドにあるキリスト教教会 聖ポール大聖堂

インドは町並みが良いのでただ散歩しているだけで面白い。この場所を立ち去ることにすでに寂しさを覚えている自分がいる。

もう一日コルカタで空きがあるので、インドの喧騒を眺めながらたらふく食べることに決定して、その日は宿に帰還した。

そして翌日、この日は宿から近くの駅周辺のマーケットに向かうことにした。ここには屋台がたくさん立ち並んでいるらしい。

駅周りはかなり混雑している。インド最終日にふさわしい感じだ。

その場を楽しむことを優先してあまり写真が残っていないのだが、カチョリを2点舗とエッグロールを1個食べ歩いた。もっと食べ歩きたかったのだが、全体的に油っこい屋台飯に早くもお腹がいっぱいになってしまった。

一つだけ残っていた写真 カチョリ

悔いの残ったお昼を取り返すべく、夜飯も屋台飯に向かう。まずは初日に食べたベジチョーメン。安くてかなりのボリュームがあってスパイス感も少なくかなり好み。隣にももう一軒チョーメン屋台があるのに、現地人のほとんどがこちらの屋台でチョーメンを食べていた。

絶品チョーメン めちゃくちゃでかい

他にも揚げ物だったりインドの甘いスイーツも食べ、名残惜しいインド最後の夜は終えることになった。

チキン揚げたやつ

あとがき

宿の屋上で洗濯物を干していたら一人のインド人男性が声をかけてきた。

彼は近くの都市に住んでおり、進学にむけてIELTSを受けにコルカタにやって来たらしい。

インド人で英語には割と親しんでいるはずなのに試験に緊張している彼。そして試験前に人と話して緊張を解しながら英語の再確認をしているのであろう彼。

未来へと向かう彼がインドの地でなんだか眩しく見えた。


インドの訪問地を備忘録的につなげた動画も以下に掲載。


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