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【読書感想】#3『青春を山に賭けて』 植村直己

「エベレストに登頂したい」などといった野心はないものの、旅好き、探検好きの端くれとしてこの本は読んでおきたいと思い、手に取りました。

本当にかんたんですが、人物紹介から入ろうと思います。

人物紹介

植村直己(うえむら なおみ)
1941年、兵庫県生まれ
明治大学卒
日本人初のエベレスト登頂をふくめ、世界で初めて五大陸最高峰に登頂する
76年に2年がかりの北極圏1万2000キロの単独犬ぞりを達成
ほか、60日間アマゾン川でイカダ下り等



すんごい功績・・・。 ( ゚Д゚)

登山についてはまったくのド素人なので、どのくらい凄いのかはわかりませんが、とにかく「すんごい」んだろうなということはわかります。同じ日本人として誇りに感じますね。

ぼくは900mくらいの山にしか登ったことがないので初心者目線で語らさせていただきます。
ちなみに、エベレストの高さは、8848mらしいです。
富士山は3776m!
え!2倍も違うの!?
これを一人で登っちゃうとは。

そして、「世界五大陸最高峰」とは一体なんなのか。初心者ですみません(笑)
世界五大陸最高峰とは、
アジア大陸:エベレスト(中国、ネパール)/8848m
ヨーロッパ大陸:モンブラン(イタリア)/4807m
北米大陸:マッキンリー(アメリカ)/6194m
南米大陸:アコンカグア(アルゼンチン)/6960m
アフリカ大陸:キリマンジャロ(タンザニア)/5895m

ヨーロッパ大陸の最高峰がモンブランでなく、ロシアにある山だとか、マッキンリーという名前が現在は別名で呼ばれていたりとするらしいですが、登山専門家ではないので、そこらへんはご勘弁を。"(-""-)"

氷点下の世界で吹雪や豪雪にさらされながら、ただただ頂上を目指して前進する姿は本を通してひしひしと伝わってきました。


きょうのことば

ここで、印象に残った言葉を紹介したいと思います

私の単独登山にしても、やはりひとつの登山形態として、未知なものへの探求と可能性への挑戦、さらに大きく言うなら、人間の可能性への挑戦ではなかろうかと思っている

自分の限界を追い求め、成し遂げたいことへ一直線へ突き進む姿勢は、いま人生にくすぶっているぼくにとってかなり刺激になります。

個人的にアフリカの現地のナイトクラブでの話などは植村さんのおちゃめな一面を垣間見ることができておもしろかったです(笑)

また、お金を工面するために、カリフォルニアの農場に紛れ込み、メキシコ人と一緒に働いたりするなど、その行動力には目を見張るものがあります
「まず結果が先で、プロセスは後。」
いまでいうワーホリみたいなものなのかなー。


エベレストについて調べていくと、毎日200~300人近くの人が登山する影響で、頂上は渋滞状態になっていたり、ごみや排泄物の問題があったりと、まさに観光地さながらの問題が発生していることがわかりました。
仕方ないですまされないけど、そりゃ、人が集まればそういう問題もおきちゃうもんね・・・。


以上、今回の読書感想でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!

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