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漢方生活〜24,25,26日目〜

◯9/9(金) 24日目
暝想。外に滲み出てしまっていた自分が戻ってくる。
うん、もう大丈夫。

朝:納豆ご飯、かんたん味噌汁

昼:なすとピーマンの肉炒め、かぼちゃの煮物

仕事終わりに焼き鳥。レバーとうずら。
うずらは水煮を買ってしまったほうが安いんだなぁ…。

ワークショップ最終日。
先週休んでしまったので先週の課題ももらう。
休憩時間にポイントを質問する。やりたかったなあ。
今回はCM原稿だった。他の方の読みを聞くのも面白い。
読み方によって、全然商品の印象が変わるものなのね。
例えば割とあっさりとしたサラダのドレッシングなのに、読み方が強いとちょっと濃厚すぎるというか、重たい印象になってしまうんだなあとか。
自分の読みが録音できず、聞き直せないのがいつも少し残念だなあと思う。

帰り際、つい”お月見”というワードに惹かれおはぎを買ってしまう。
帰宅後我慢できずに食べる…
ここ数日は間食多め…
ピルが休薬期間の1週間前だ。
この期間て毎月だいたい情緒が揺れてる。
だからここ数日の揺れもそれの影響もあるのだろうな。
なんとかしたいな、と思って色々やるけど、もうこういう性格なのかもしれない、と諦めて付き合って行く方にシフトしたほうがいいのかもしれない。

◯9/10(土) 25日目
タランチュラが出てくる夢を見る。
蜘蛛嫌いだけど、そんなに不快感はなかった。

漢方を煎じてる途中で少し寝てしまい煮詰まる。半分くらいの量になってしまった、、
味も苦さが凝縮された感じです。ぎゅぎゅっ。

朝:なすとピーマンの肉炒めの余り、かんたん味噌汁、白桃ゼリー

昼:納豆ご飯、お吸い物

夜は久しぶりの配送のバイト。
初めて回るエリア。
一軒目から地図が車じゃ通れないルートを表示して苦しむ。
佐川のお兄さんに「バックじゃないと戻れないねえ。気をつけて〜」と言われる。
満月だからか、家族で月を見上げている人たちが多かった。
運転してる間にもチラチラ大きな月が見えて、応援してくれてるみたいだった。
後回しにした一軒目を最後に配り終えた後、見上げると、空がひらけてて月と木星がよく見えた。
せっかくなので一枚パシャり。

帰って確認してみたらブレてた。その場で確認したときは撮れてたはずなのになぁ。

帰宅して凝縮された漢方を飲んだ。
しみる。

◯9/11日 26日目
朝:納豆ご飯、かんたん味噌汁、冷奴

お昼過ぎに出かける。
新宿にあるギャラリー”KEN NAKAHASHI”へ。

Twitterで流れてきた気になった葛西優人さんという方の展示。

大きい紙の真ん中に小さく印刷された写真。
そこには「発展場」やそこで起こっていることが写っている。
LEDの薄紫の光に照らされて、日が落ちていくごとに陰影が映し出されていく。

ここのオーナー、けんちゃんとは実は昔神保町の試聴室の隣にあったバー"nuisance galerie"で出会った方で、今回は4,5年ぶりだった。
”ヌイサンス”という名前すら自分は忘れていて時間の流れを感じる。
なんとなく覚えていてくれてちょこちょことおしゃべり。
展示期間中はギャラリーがしまっている間もLEDは点灯していたそうで、外から見るとピンクの少し怪しい光が窓から漏れていたそう。
映されている「発展場」という場所だったり、作品のおかれている空間、作品同士の間を通り抜ける時の感覚。
なんだろう、帰ってきた後の余韻がすごいかも。

ギャラリーにいる間、大音量のアドトラックがすぐ横の道路を通り過ぎてゆく。この特殊な街のこととか。
ギャラリーからほと近いバーに通っていた時代のこととか、色々もがいたり、苦しんでたこととか、すっかり通り過ぎてしまった時間。
だけどそういう時間、たしかにあったんだなあと思った。
時間とか距離とか、しっかりそこを歩んできて、今ここにいる事。

発展場といえば思い出すことがある。
高校に入学してすぐの年、友人を誘って初めてレインボーパレードに参加した。代々木公園から渋谷を練り歩いた。
マイノリティーの人たちと繋がるのはまだインターネットが主で、いまほど理解も広まっていなくて、mi◯iにようやく招待してもらえたような時代で、ネットを通じて知り合うことにもまだ抵抗のある時代だった。
パレードにはたくさんの人が参加していた。
華やかなドラァグクイーンには目を奪われたし、いかつい人たちもたくさんいたし、私たちが参加したフロートは大学生が多かった。自分たちのような高校生が参加するのは珍しがられていろんな人に話しかけられた。
その中で「どっちがネコ?タチ?」と聞いてきたのがエノラ・ゲイさん。色白で整った顔立ちをしている人だった。そのパレードの何週間か後にmi◯iのそのフロート参加者のコミュニティーにて、彼が部屋で亡くなっていたというトピックが立っていた。彼のプロフィールを覗くと私の通う高校が彼の大学の付属の高校で、なんとなく縁を感じずにはいられず、交わした会話はあれだけだったのに未だに忘れられないでいる。どんな人生だったのだろう。彼の日記にはよく「ハッテン場」が出てきていた。

作品を見た後の感想として良いのか分からない。
けどそんなことを考えていた。

新代田に移動して、山川哲矢氏の写真展。
過去、やまてつさんの写真を見たときに、この人どんな世界の捉え方してるんだろうって不思議に思った。
色彩が豊かで、自分とは全然違って、くすんでる風に見えてた世界を、こんな風にみせてくれる人がいるのかって。うまくいえないけど。

zineの手触りがツルツルして好き。
映画のワンシーンのような風景や、旅や光。
うつくしいです。

夜:テイクアウトしたpootleのコムガー
新宿の仙太郎で買った月見団子もちもち。

今日のためになるかもしれないひとこと
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