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人と比べる必要なんてない(漫画エッセイ)

生きていれば"気づき"を与えられる瞬間ってあると思うんですけども、

その瞬間っていつどこで来るかわからないもので僕は漫画のセリフなんかでハッとさせられたりします。

今回はジョジョの奇妙な冒険prat8【ジョジョリオン】から
僕が"気づかされた"セリフを紹介していきます。

東方常敏の価値観

さっそくセリフ紹介したいのですが、まずはキャラの紹介と説明を軽く。

東方 常敏(ひがしかた じょうびん)
ジョースター家の末裔、東方家の長男で代々続く
フルーツ産業を発展させ成功を収めている
彼はコンシャスなセリフが多く、非常に深みのあるキャラです。

対して聞き手になるキャラ、名をドロミテ
人間社会に属さず、自由気ままに原始回帰的な生活を送っている彼。

今の生活に満足し、何不自由なく暮らしているドロミテに対して
常敏は諭すように自身の幸福論を述べるこのシーン。

ジョジョリオン15巻104頁

この常敏の価値観を自分の生き方と照らし合わせたときに感じるものがありました。

何かを乗り越える過程が大事

純粋に漫画を読んでると
何かを乗り越えようとしている時が幸福”というフレーズが目に留まりました。

確かに何か目標を持って、
それに向かって突き進んでる時が一番楽しいってよく言いますよね。

目標を定めて、それに到達するために
やるべきことをやるときって迷いがなくて真っ直ぐだと思います。
心に迷いがなく晴れているときのことを幸福と言い表してるのかな。

もう少し先のことを考えてみて、自分が持っていた目標にたどり着いたとしましょう。
その瞬間というのは達成感に溢れているものです。
でもそこで終わってしまうのです
定めた目標に対してするべきことは無く、そこまででお終い。

過程を幸福とするならば、結果というのは捻くれた表現かもしれませんが
幸福の終わりという捉え方もできます。

ならば幸福であり続けるにはどうすればいいのか、

更に上がって進まなきゃあ…決して「幸せ」にはならない

東方常敏

目標に達してもさらなる目標を持ち、進み続ける。
幸福であり続ける一つの答えだと思います。

生まれた地点がゼロ地点

このセリフを読み解いていくともう一つ気づかされたことが
人と比べる必要なんてないということです。

それは恵まれて…大金持ちの家に生まれた長男でもそうなんだよ
(省略)生まれた地点がゼロ地点なんだからな

東方常敏

僕は生きていると自分より恵まれている人に対して
羨ましいとか妬ましい感情を抱くことが
しばしばありまして、

そんなの不公平だと、最初から持っているものが多いなんて
ずるいな、なんて思っていました。

でもそうじゃない、人それぞれのゼロ地点が違うだけで
そこからどこまで上に登っていけるかがその人の価値なんだと気づいたんです。

だから最初から持っていてもそこから積み上げることのない人もいるし、
逆に何もないところから高く積み上げていく人もいる。

それだけのことと捉えたら人と比べるというのは無意味で
自分がどれだけ積み上げていけるのか
そこだけに集中すればいいのだ、となりました。

最後に

長い人生のなかでどれだけ自分を高め充実させれるか、
その一つのアドバイスが東方常敏の言葉から
見つけ出せたので書かせていただきました。

ジョジョの奇妙な冒険のテーマは人間賛歌
困難を乗り越えていくキャラたちを読んでいたら
人間ってかっこいいな、素晴らしいな、
きっとそう思えます。




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