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マカロニ時代⭕️最優秀作品 第48話「影への挑戦」第二ステージ。愛した男の頼みを実現してあげようとするシンコ

第48話「影への挑戦」

1973.6.15 放送
脚本:小川英、鴨井達比古 
監督:土屋統吾郎 この回が最後の作品

CAST

尾沢康彦(村野武範)
高田公夫(磯村昌男)
高田祥子(松井紀美江)さちこ、と読む
七曲署部長(幸田宗丸)
鑑識課高田助手(北川陽一郎)
内田宗吉(ハナ肇)
組織影の首謀者?謎の声(大平透)

第二ステージ

12時50分過ぎ。
皆が揃った。荒くれ野郎たちとシンコ。
シンコはぽつりと自席に居る。

「シンコの報告で、直ぐに
 ゴリさんにホテルに行って貰ったんだが、
 既にチェックアウトした後だった。」

シンコ席に寄っていくチンピラ淳。

「馬鹿だなあシンコ!
 何で直ぐにお前、
 引っ張って来ねーんだよー」と淳。

先輩シンコをタメ口で
後輩チンピラマカロニが詰る。


◆マカロニ先生よ。あんたが一係の
一番ペイペイの若造なんだで。

「マカロニ!」と鬼。

「だってボスうー」

「説教は俺の役目だ!
 もう済んだ」

「どうもすいません?」と
引っ込むマカロニ先生。

シンコに手を振り
「ごめんな?」という素ぶりを噛ます。

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「全くおかしな事件だな?
 そう思いませんか、ボス。

 登場人物は
 何年も前に死んだ事になっている。
 まるで幽霊ですよ。
 おまけに何も獲らない空き巣に、
 正体不明の救急車だ。
 一体どういう事ですか?」と体育会系。

  「長い間デカをやっているとな、ゴリさん。
 時々、妙な事件にぶつかるもんだ。
 俺たちは、影の世界に
 足を踏み込んじまったんだ?」

「影の世界?」と体育会系。
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井上堯之バンド♫
「言葉にならぬ遣る瀬無い感情、労りβ」

 上記の曲タイトルは筆者姫洲和彰命名。

↑太陽にほえろ!ミュージックファイル
 これはkazu氏が曲編成された以下↓
 ver.21 (山さん執念の捜査編)の中の
 曲番10.に収録。
 カウンター10.21〜11.38 次第にフェイドアウトします。
 また、名曲「冬の黄昏」も。

太陽にほえろ!ミュージックファイルver.21

  「俺たち庶民の知らない場所で、
 世界の政治や経済を動かし、
 時には戦争も起こす。
 
 名前も顔も国籍も捨て去った人間たち。
 決して新聞では報道されない世界。
 警察でも踏み込むこともできない。
 そんな世界があるんだ。」

と山村。

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※これは、この48話から7年後に開始された
 朝日放送&松竹芸能制作のテレビドラマ
 全7シリーズ「ザ.ハングマン」の世界観の
 先取りとも思える。

ハングマン達も、山村が言った
「名前も顔も国籍も捨て去った人間」たち
だったからだ。そう言う人間達を一人
数千万〜億で買い取った裏の司令ゴッド。
現代の必殺死刑執行人だ。

ハングマンI (燃える事件簿) のオープニング

単に生命を葬るのではなく、
即ち「殺す」のではなく、
民間人であるが、簡単に起こした悪事を
白日の元に曝け出し
二度と起こせぬよう その芽を断ち切ってしまおう、
二度と社会的に立ちあがれないようにしてしまう。
そんな現代の必殺仕切人だ。

筆者曰く、
仕執人(しきりにん)と言い換えてもよい。
表には出せない裏稼業を実行させる者
それを執行させる、もはや死んでいると
世間では思われている人間達。

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その世界観と同じ様だが、
太陽!以前にも放送期は1968-73年。
即ち昭和43-48年の
「キーハンター」が対峙する悪たちでさえ
そんな裏の世界に蠢く者達。
これに対峙する
架空の国際秘密警察官を描いていた。

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太陽にほえろ!前作
「東京バイパス指令」もそんな世界観を描いている。

東京バイパス指令のオープニング映像。

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また特撮としても、
『スパイキャッチャーJ3』

スパイキャッチャーJ3
このオープニング映像。

(スパイキャッチャージェイスリー) は、
1965年10月7日から1966年3月31日にかけて、
NET(現・テレビ朝日)系で放送された
スパイアクション特撮テレビドラマ。
東映東京制作所の第一回作品。

全26話。30分番組。今ではかなり珍しく
モノクロ作品。カラー放送ではない。

これは、筆者が小学一年生の時期
よく見ていました。
空を飛ぶクルマが登場し、
車はシボレーコルベットスティングレイ。
ワクワクして観ていたものです。

今の平成産まれ以降の若い人たちは
初めて観るかも知れないが。

世界では007シリーズが好評を博し、
その日本バージョンが上記のように
特撮まで含め、制作されたのだ。

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キーハンターのオープニング

キーハンターでは、

三菱ギャランGTO シルバーメタリック
三菱ギャラン2ドアハードトップ
➡︎ギャランのボディは日本初のオレンジカラーだった筈。
が登場している初期のオープニング。

トヨタや日産の車は敵のクルマとして。

カラー化になった2回目のオープニング。

※当時日本に4ドアハードトップはありません。
※日本初の4ドアハードトップ誕生は、
日産セドリック、グロリアに初設定された。
それが、1972.8月。太陽にほえろ!初放送と
同じ年でありました。

キーハンターのオープニングコメント。

「今日もまた地球の凡ゆる何処で
 陰謀、裏切り、暴動が渦巻く
 その渦中に飛び込む彼ら
 恋も夢も希望(のぞみ)も捨てて
 非情の掟に生命を賭ける
 彼らの求めるものは自由、
 願うものは平和」

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上記の

「陰謀、裏切り、暴動が渦巻くその渦中に」
  図らずも飛び込まざるを得なかったのが
  ジャーナリスト尾沢康彦

  だったかもしれない。
  報道カメラマンとして、
  言い換えれば
  戦場カメラマンとして。

※この48話「影への挑戦」を
自分を貶めたものへ、
その裏の世界を牛耳る影へ、
「復讐をしに日本に舞い戻ってきた」と、
この康彦を単純に評価しているブログ。
特にこのnoteのクリエイターにも
いらっしゃる様だが、

ちょっと待って下さい。
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本当にそう言えますか?
ちょっとそれはかなり短絡的な思考だと
筆者は考えています。

妹を、その新婚の夫公夫を、
またかつて愛したシンコや周囲の人間を
自分の身勝手な行動で、影の企んだ危険に
晒してしまった。

この影が仕掛けた罠を憎みはするが、
◆それは影への、単なる復讐ではない◆
それに自分自身が家族への盾をつくり、
自分しかそれを守り切れないと判断して、
あの団地に舞い戻って来たのだ。
妹夫婦には何の関係もない。だからこその、

「かなり人間的な振る舞いである」

よってこれは単なる影への復讐ではない。

奴等は、誰でもいい。
「人間たちは俺達が仕掛けた影の罠には簡単に堕ちる筈だ」
と捉えて、次から次へと予想できない罠を
執拗に仕掛けてくる。
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康彦にとっては、言い換えるとそれは
若さ故の

◆自業自得の思慮の無さへの自分への復讐◆

だったかも知れないのだ。
こうなってしまったのは、
全て自分の所為である。
即ち「復讐するは我にあり」と。

それが、第一ステージで
シンコと対峙した、夜の屋上での台詞。

「どう話してみても、

    誰にも解りゃしないんだ!」と、康彦。

長くなりましたが、
物語に戻ります。
一係での台詞の続きです。
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「じゃあ、あの北川と名乗って殺された男も」とゴリ。

「多分その影の世界の人間だろう。
 そして尾沢康彦というカメラマンも
 そんな世界と関係を
 持ってしまったんだろう。」

※ここは裕次郎の場合、
 第一ステージで、飯屋「宗吉」では、
 カメラマンでなくキャメラマンと言っている。
 日活の撮影口調で。

それを後ろで聞いているシンコは
哀しげな顔。

「だがこれだけは忘れるなよ。
  例え身元がどうであろうと、
  殺されたのは幽霊じゃない人間だ!」

「人間が殺された以上、その犯人を
  逮捕するのが俺たちの職務だ。
  例えそれが、何ものであっても、だ。
  いいな?」


その時マカロニは
シンコの様子を覗く。
________________

変わった場面は、
高田家の団地。

「誰だろう?あの聖書は?」

高田が本棚の聖書に手を取ろうとした時
聖書は下に落ちて、
尾沢が祥子にあてた
手紙封筒と一枚のネガが入っているのを見つけた。

手紙には、

「祥子、結婚おめでとう。
 詳しい事情は今は説明出来ないが、
 私は生きてる。もしこの封筒を発見したら
 同封したネガは大切に保存しておいてほしい。
 いずれ会って話せる時が来ると思う。
 それまで元気でいてくれ。幸せに。」

とあった。

※何故か、公夫は今まで
 気付かなかったのか、不思議だ。
 新婚旅行の手荷物として
 持参していたんじゃないか?

※だから、新婚旅行中に
 影が忍ばせた輩には見つけられ無かった。
 おまけに康彦も同様で、
 鉢合わせした北川と名乗る男を
 殺さなくてはならなかったのだ。
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そして、ネガを明るい陽に挿して
「何が映っているんだろう?」と
ネガを確認しようとするが、解らない。

カーテンを開けた公夫を、
向かいの棟の空き部屋から
高田家を監視する影たちの目が
こちらを覗く。

影は双眼鏡で、ネガがやはり
高田家に、公夫の手にあると確認したのだ。

直ぐに掛かってきた電話。

祥子(さちこ)が交通事故にあったという
偽の電話に引っかかり、
ネガを入れた聖書は家内に残して
団地を飛び出す。

38号棟と39号棟の間で
謎の男たちに勾引されてしまったのだ。

それを見ていた康彦は、
すぐさまネガを取り返そうと
団地38号棟に向かうも、

買い物から帰宅途中の祥子が
此方に歩いてくる。

このままでは、姿を見られてしまう。
まだあの手紙は祥子は読んでいないのだろう。
咄嗟に身を隠す康彦だった。

またしても、ネガは無防備のまま。
妹の新居の団地に在る。

「何処に行ったのかしら?」と祥子
________________________

祥子が帰宅して数時間が経った午後8時すぎ、
電話がかかった。

「公夫さん?何処にいるの?」

公夫は

「落ち着いて俺の話を聞くんだ。
 俺は家にはしばらく帰れない。
 会社には病気で休むと連絡しておいてくれ。
 それに、君の兄さんは、。あっー!」

康彦のことを話そうとした直後に
電話を取られてしまった。
代わりに出た謎の奴。

それは今まで聴いたことがない、
電話に出た謎の声だ。
◆声のみの出演の(大平透)である。

「おくさん。
 ご主人の身柄は預かっている。
 警察には知らせない事だ。
 ご主人が無事であって欲しいなら
 大人しく待っている事。
 分かったね。」

謎の影の組織は公夫を勾引監禁し、
康彦が隠したネガの有り場所を聞き出し、
奪い取ろうとしていたのだ。

「貴方が我々の質問に答えれば
 直ぐでも家に帰れます。尾沢康彦氏が
 送ってきたネガは何処にあるのですか?」

「何度同じ事を言わせるんだ!
 そんなものは知らん!
 康彦さんはベトナムで死んだんだ!」

公夫は、知っているにも関わらず、
閉ざされた暗い空間で、
「俺は何も知らない」と喚く。
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ここで、場面は「宗吉」

店内のBGMは
♫ チェリッシュ「ひまわりの小径」
1972年のヒット曲です。

この曲は過去の康彦とかつての愛を
思い出したシンコであったかも知れない。

◆シンコは包丁でオシンコを切っている。


そのばらけた大きさを覗いた父宗吉は、
何やってんだ?と。

◆若い人たちの為の生活知識◆
特に若い男性向け。
女性ならば、誰でも知ってますよね。

シンコの渾名の由来

正式には、内田伸子(うちだのぶこ)。
シンコは、オシンコから。
皆は内田シンコと渾名で呼ぶ。

オシンコとは、お新香の事を言います。
一般的に漬物の中でも、
野菜を浅く漬けてあるものをいい、
香の物など、漬け物全般を指します。

◆お料理に詳しい女性の方が、
このブログを見ていらっしゃれば、
こんな拙い説明で宜しかったでしょうか?

映像では、康彦に気を取られ、
オシンコ、この場合、沢庵を切っているが、
太さがバラバラであると。
元鬼刑事宗吉が注意してます。
________________________

「宗吉」で
そんなシンコに祥子から電話が入る。

「直ぐに来てほしい。
 電話ではなく、逢って話したい。」

シンコはタクシーで
高田宅に向かった。

「公夫さん。お兄さんが、、と
 言いかけたのね?」
「シンコ。もしかしたらあの写真の人、
 本当に兄さんだったんでは?」

「分からない。あたしにも分からないのよ」

シンコはボスに電話するべく
受話器を取る。

「貴女まさか?!」と祥子。

「そうよ、ボスに連絡するのよ。
 直ぐに手を打たなきゃ。」

「止めて!警察に連絡したら、
 公夫さんが殺されるわ!」

縋る祥子に、

「祥子!私も現職の刑事なのよ!」

説得したシンコは藤堂に報告。
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場面はまた団地に戻って、
井上堯之バンド
♫ 「愛のテーマ1C
  エンディングに繋がるバージョン」

これも、聴いて下さい。

これも、あまり使われない選曲。当時では。
エンディングでも無いのに、
この1Cを選択したのは 音楽プロデューサー。
まさか、故飯田則子さんの選曲かな?
________________________

しばらくすると、

一係捜査員全員が団地を張り込む。

「山村です。電話盗聴機の設置。
 完了しました。」
「了解。待機してくれ。」

また山村は不測の事態に備えて
高田家に掛かってくる電話の盗聴の
準備を完了していた。

ゴリからの報告。

「高田家の向かい棟。(の39号棟に)
 2週間前から里帰りしている一家があるんですが、
 数日前から  いとこと称する男が泊まり込んでいる」
 との事。

鬼は、チンピラマカロニに
無線で連絡。
マカロニは43号棟の屋上で待機していた。

「はい!」と淳。

「高田家の向かい、39号棟の5階を
 見てくれ!何か変わった様子はないか?」

「ちょっと待ってください」と淳

不審な男を発見し、

イノシシゴリと、突進し一緒に向かったが、
部屋には、たった今タバコを吸っていた者がいた、
という痕跡が残されただけであった。

「ゴリさん、直ぐ鑑識呼んで調べよう!」と淳。

「ま、無駄だな?幽霊が指紋を残す訳ないよ」

________________________

場面は代わり、高田家。
シンコと祥子が 公夫の帰りを待っている。

高田家の電話が鳴る。

公夫からと思いつつ、
電話を取る祥子。

「祥子さんですか?
 こちら、七曲署の者ですが、
 内田刑事を。」

妹にも兄の声が分からない?のか。

「はい。内田です。」

康彦だったのだ。

井上堯之バンド♬
「追跡のテーマⅡ スローバージョン」

揺れる女心を、さらに揺るがすように
女として、刑事として
どのように対処すればいいのか。

「私だ。康彦だ。」

「もう二度と会わない積もりだったが、
 君にどうしても頼みたい。
 それ以外に公夫君を救ける方法はないんだ。
 何も言わず私の頼みを聞いてくれ。」

鬼に伝授された、刑事のもう一つの保護任務が
頭にあるシンコだが、、、

「何をすればいいんですか?」とシンコ

「本棚のロッカーに
 バイブル(聖書)があるだろう?

 それが必要なんだ!祥子には何も言わず、
 それを持ってきてくれ。」

「何処へ、行けばいいの?」

「5時に田山町の交差点で車を降りて
 東にゆっくり歩いてくれ。頼む」と。

シンコは藤堂に電話連絡をしようと
するが、受話器を切った。

また、山村は一部始終を聴いていた。

ボスへ連絡する前にしかし、
愛した男の頼みを
今なら実現してあげられるかも
知れない。

「いいか、今度連絡があったら必ず
 俺に連絡しろ!」と頭の片隅で、
 鬼の声が木霊する。
「お前は刑事だ。」「刑事だぞ」

しかし女だったら、そう思うのか?
やはり愛するもののために、の行動。
女は上司よりも、一途な愛を優先する。

一旦はボスに電話しようとするが、
女は、愛した男のために、
さっきの電話での頼みを
どうしても身体が優先してしまう。

祥子には、
「どうしたの?」
「うーうん。悪いけど、お茶でも
 淹れてくれない?」

と言われた祥子は
台所に立つ。

後ろを向いた祥子に分からないように
本棚から康彦に指示された聖書を取り、
ハンドバッグにこっそりと仕舞う。
________________________

そして、静かに
畳の部屋から、玄関に。

そして、外に出るシンコ。

井上堯之バンド♫
「怒りのテーマ72」テレビバージョン
※これが、数ある「怒りのテーマ」の
有名な元テーマ曲です。

怒りのテーマ72

怒りのテーマ72 別バージョンは↓

団地から通りに出るシンコ。
タクシーを探そうとする。

しかし、さっきの電話は
山村が別の部屋で盗聴していた。

シンコの行き先は、
警部補山村が見過ごす訳がないのだ。

山村は無線機を使い、ゴリに指示。
「ゴリさん。シンコが裏道を抜けて出かけた。
 田山町の交差点に5時だ。
 先回りしろ!」

ここから
体育会系ゴリの追跡が始まる。

ここで、
新しい覆面車の番組初登場!

初代セリカ1600リフトバックSTだ。
当時は、1400と1600しか有りません。

■クルマ蘊蓄話 初代セリカ編

初代セリカの販売台数の60%を占めていたという
この人気グレードST。
新発売コマーシャルキャッチコピーは
「未来の国からやってきた車セリカ」だが、
グレードはGT ST LT ETの四種類。

外装、エンジン、インパネ、内装を好みで自由に
選択できるフルチョイスシステムが大好評。
貴方だけの仕様を創れたのだった。
GTのみ専用仕様となっていた。

大好評だったが、生産が追いつかない。
為に、これは一年で破綻を来たした。

当時月販は35000台。年間ではありません。
月販なんですよ。
現在のヤリスやプリウスを大幅に超えており、
最終7世代目セリカまで、初代の販売台数を
超えられてはいない。

しかしホンダから
プレリュードが発表発売以来、セリカは
その使命を終え、販売はジリ貧になっていく。

73年に追加発売された、リフトバック。
後部ハッチを持ち上げるところから名付けられた。
通称LBである。ハッチバックとは言いません。
このクルマが七曲署一係の覆面車に。

ジーパン時代まで酷使されます。
この後にテキサス時代からは
兄弟車カリーナハードトップに
バトンタッチしていきます。

初代セリカ1970年新発売の
TVコマーシャルをどうぞ↓

恋はセリカでキャンペーン E-TA22系新発売

日本車初のカラーバンパーを装着しています。
今では当たり前ですが、
当時はかなり斬新でした。

1600GTに載せた2T-GEU型。ヤマハ製の
ツインカムエンジンは名機と言われ
以降、カリーナやカローラレビン、スプリンタートレノにも
積まれていきます。
ヤマハとトヨタは当時業務提携関係にあった。

尚、
1971年東京モーターショーに試作車として
お目見えした「SV1」。
これを二年後に市販車として発売したのだ。
つまり上記のリフトバック。

物語に戻ります。

仲間を追尾する、一係の仲間。
20歳の少女シンコを追う、
体育会系イノシシのゴリ32歳。

それは、最終の第三ステージへ繋げます。
名曲「怒りのテーマ72」から、最終ステージに。

7812字

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