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⑧そしてクララは歩けるようになった!

前にも書きましたが、私は救急病院のリハビリの段階で病院の廊下端から端まで歩けました。しかし、それは、リハビリの先生が横にピタリとついてくれてのこと。
何せ病院。危険な事は少しもやらせないぞ、という管理体制ですから一人で練習する余地すらありません。
一方のリハビリ病院、こちらはと言うと上手なシステムを取っていました。
患者が動き回る許可を患者の状況に応じて段階的に渡します。車椅子がスタートで、次に杖、最後杖なしで勝手に歩き回る独歩です。
私ももちろん車椅子での病院移動からスタートしましたが、リハビリのどんな経緯を経て一人で自由に歩けるようになったのかは、残念ながら明確な記憶がありません。
4コマのリハビリの中で、次々現れる先生が歩けるように、時に平行棒、時に手で支えいろいろ教えてくれたおかげで、先ずは院内の廊下、次に外の病院周辺の公道と歩き出し、最初は杖を使っていましたが、最後は杖なしで病院最寄の駅まで行って戻ってこれるようになりました。ここまで、自分で言うのもなんですが、結構あっという間でした。リハビリ病院の入院期間は平均3ヶ月くらいだそうですが、私はそれ以下で歩けるようになったわけです。勿論そこまで重くなかったからではありますが、皆さんのご指導のおかげ、感謝しております。「どれくらいの時期に退院したいですか?」担当のリハビリの先生に聞かれました。私は飛行機が墜落して全身動かなくなった人が、病院でクリスマスには歩いて退院する心で決め、実際その通りになった話を思い出し、「クリスマスには退院します!」と答えました。リハビリ病院の入院期間はひとそれぞれで、早い人で1ヶ月未満、平均3ヶ月らしいです。私は約2ヶ月後の時を設定しましたが、それよりも早く退院出来ました。これはリハビリ時の皆さんの熱心な指導ももちろんですが、退院のお尻を切ったため、自分一人の練習、院内では自主練と呼ばれてた、のお蔭もありそうです。余ってる時間、何をすべきか?疲れて寝てしまうこともありますが、テレビを見ててても仕方ないし、訓練のために来てるので、体が許す限り訓練に当てました。これやるといいですよ、やっておいてください、と言われた項目は即リスト入りです。アプリで毎日項目をチェックするのを使って、太鼓をたたく様にする太鼓たたきや、ペットボトルを使った筋トレなどリストにある項目を空き時間にちまちまやっりました。このおかげが一つ、そしてもう一つ大きな要素が、、、それはまた今度。

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