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⑥転院するって本当ですか?〜リハビリ専門病院への転院

ナースステーションのそばからら、今度は遠くにベットの場所が変わりました。
窓側の明るい場所です。そして間も無く今度は一般病棟と呼ばれる高層階に移動になりました。病院の職員はみんな「おめでとう!」って言います、これは明らかに病状が良くなってるからの処置だからですが、馴染んだスタッフの皆さんと別れるのは少し悲しいというか、新しいスタッフがどんな人か心配でしたが、こちらもいい人ばかりでした。

点滴も終わり今度はフロアの変更ではなく病院の変更です。日本の医療制度で、一つの病院に長い間止まってしまうと、新規の患者を受け入れなくなることから、救急病院での治療の後は、リハビリ専門の病院に転院する必要があります。作業はソーシャルワーカーさんがやってくれますが、東京でも、リハビリ専門病院は満床らしく、近場になかなかありません。長嶋監督が入院した病院などを当たるも見つかりません。ご飯を食べて、短めのリハビリをして、お見舞いに来てくれた人に、苦労話を語ってるだけでは病状には何の改善も見れない状況で、病院が見つからないことにちょっと苛立ちました。苛立つといえば、病院では怒鳴ってる患者がよくいます。感じがよくないことは言うまでもないけど、看護師さんと二人で風呂の時間にきいたはなしですが、病気になるなんて夢にもおもわず、これまで出来てだことができなくなり、自由に生活できなくなれば、怒鳴りたくなるのもわかる、と寛大に受け止めてくれているみたいです。でもそれに甘えてもね、、、、。
僕は人生初の入院でしたから、病院の日常というのが初めてでした。誰もが自分を殺して時間が経過するのを待っている場所の様な気がします。治ることを信じて。そこで自己主張しすぎるのは、結構困ったちゃんですよね。

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