もう年金に頼らない!真の経済的自立のための5つのじぶん金融資産ポートフォリオ!!
こんにちは!TAKAです。
今回は老後に年金(国民年金や厚生年金)に頼らなくても済むような自分オリジナルの金融資産ポートフォリオをどう作れば良いのかを考えていきます。
これは決して年金が要らないという意味ではありません。
年金は年金で貰えなくなる事はありませんし、老後にプラスのキャッシュフローを生む資産としては安定しています。
しかし、これから老後を迎える世代にとって年金だけに頼らないというのは大事な事です。
言い換えれば、「年金に依存しない」という事は経済的に自由になる為に達成すべき課題の一つです。
なぜなら、国民年金や厚生年金はどうしても国や企業に奉仕した人が貰える権利という側面が強いからです。
それとは別に個人年金に加入する。
また2024年から始まる新NISAで半永久的にキャッシュフローを生み続ける金融資産ポートフォリオを構築する。
それらの事によって国や企業といった組織から自立した個人としての自由を手に入れる事が出来るのです。
人は完全に自立した個人なんて幻想と言うかもしれません。
しかし、なぜ人は国や企業に依存しない、起業家やフリーランスに憧れを抱くのでしょうか?
それは誰もが本心では国や企業に依存しない本当の意味で自由な個人になりたい、と願っているからです。
こんな事を書く僕自身もそういった自立した個人に憧れを抱く一人であり、その為に出来る事は何なのかを探求する者の一人です。
それでは、年金に頼らない「じぶん金融資産ポートフォリオ」形成術いってみましょう!
iDeCo(個人型確定拠出年金) アメリカ株インデックス投信またはアクティブ投信
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは何なのか?の解説は他のサイトに譲ります。
ここでは、iDeCoに加入した時に資産運用を任せる運用先として何を選べば良いか?を考えていきます。
まず始めに考えられるのは、アメリカの代表的な経済指標に連動する、S&P500(スタンダード・アンド・プアーズ500種指数)インデックス投信です。
なぜ、S&P500が良いかというと、S&P500は常に銘柄が吟味され、選定されているという事実に尽きます。(銘柄の入れ替えは独自委員会が年に4回検討します。)
そして次に決定的なのは、パフォーマンスの推移です。
上はS&P500のグラフ、下は日経平均のグラフで1990年1月末を100として指数化しています。
これだけ日米の株式指標のパフォーマンスに差があれば、S&P500の優位性が分かるというものです。
※ただし、1990年に日経平均は史上最高値を記録しています。その後、バブル崩壊で株価は暴落したので、実際のところあまりフェアなグラフではありません。あくまで参考までに。
1) S&P500インデックスを選ぶ理由
常に優良企業が選別されている。
30年間のパフォーマンスが圧倒的に良い。
運用コストが安い。
2) 代表的な日本の投資信託
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
eMAXIS S&P500インデックス
農林中金<パートナーズ>米国株式 S&P500 インデックスファンド
米国株アクティブ投信という選択肢もアリ
また、自分で株式の運用を将来してみたい、という方は米国株のアクティブファンドを検討してみても良いかもしれません。
農林中金全共連アセットマネジメントの「長期厳選投資 おおぶね」は米国株の株式投資について学ぶのにうってつけのアクティブファンドです。
〇「長期厳選投資 おおぶね」とは?
1) 「長期厳選投資 おおぶね」を薦める理由
外国株式のアクティブファンドリターンランキングで1位を獲得(5年平均)
月1回オンラインで開催される「おおぶねメンバーズカンファレンス」で自由に質問できるので学びを得られる。
「おおぶねメンバーズサイト」で企業分析のレポートや企業現地視察の報告などを見れるので学びを得られる。
ファンドマネージャーの奥野一成氏の著作や動画から学びを得られる。
米国株の情報を集めようと思えば、マネックス証券の「銘柄スカウター」など分析ツールがあり、銘柄分析は可能です。
また、証券会社を通して米国の個別株を普通に取引が出来ます。
しかし、正直、米国株を個人で取引して運用するのは難しいです。
なぜなら、米国居住でなければ米国の詳しい現地の状況が分からない。
そして、英語によほど堪能でなければ米国株の詳しい企業分析をするのが難しい事が挙げられます。
しかし、先のS&P500の30年間のパフォーマンスの例を挙げたとおり、米国株への投資は魅力的です。
また、米国株の状況を知る事は日本株の投資にも役立ちます。
なぜなら、現在、日本市場の売買代金の7割は外国人機関投資家の取引であり、米国市場の影響を受けやすいからです。
そこで、「おおぶね」で米国株への投資を学びながら、「おおぶね」が採用している個別銘柄に投資をしてみる、という手法が考えられます。
なぜ「おおぶね」で「ナイキ」や「ディズニー」が採用されているのか?
そういった事が「おおぶね」に投資し、「メンバーズサイト」を見て「メンバーズカンファレンス」に参加する事で明らかになるはずです。
新・積み立てNISA インド株投信
積み立てNISAとは何なのか?については他のサイトに譲ります。
ここでは、積み立てNISAで投資する場合にどのような投資信託を選べば良いのか?を考察していきます。
なお、積み立てNISAへの投資先を選ぶ際には、先に挙げたS&P500インデックスと米国株のアクティブファンドという選択肢もあります。
なぜ、インド株?
〇インドSENSEX(10年チャート)
〇S&P500(10年チャート)
インドの代表的な株価指数であるSENSEXは10年で約3.2倍。
S&P500はちょっと分かりづらいかもしれませんが、10年間の株価推移が1800~4200ポイントで約2.3倍。
株価指数でみるとアメリカ株よりインド株の方が伸びているのが分かります。
また、インドの2011年から2021年のGDP推移を日本と比較してみると、インドのGDPの伸びの大きさが際立っています。
2022年のインド実質GDP伸び率は7.2%、2023年は6.3%、2024年は6.0%と予想されてます。(IMF予想)
参考:時事.com https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050200110&g=int&p=20230502ax01S&rel=pv
また、インドの人口は2023年に中国を抜き、いずれ16億人に達する見込みです。
そしてインドの平均年齢は28歳。
日本が48.4歳、中国が38.8歳、韓国が42.1歳なのでインドの平均年齢の若さが分かります。
という事は、インドの労働者人口のボリュームゾーンのピークはまさにこれから。
日本の高度成長、中国の大躍進の時と同じようなGDPの成長曲線を描くと予想されます。
もちろん、まったく同じような事が起きるとは限りません。
中国とインドは政治体制も国民性もまったく違います。
あくまでインドの潜在成長力の高さを物語る要素の一つとして見てください。
インド株に投資するとしたら?
積み立てNISAの対象商品は国が定めた厳しい条件をクリアした長期投資に適している投資信託が対象です。
積み立てNISA対象のインド投信は2023年10月現在、まだ少ないですが、今後拡充されていくでしょう。
今回はSBI証券の積み立てNISAでインド投信の中で唯一対象になっている、「ピクテ-iTrustインド株式」の内容を見て行きます。
基準価格1万円でスタートして設定来のチャートです。
コロナ・ショックで一旦下落した事を除けば直近5年間ではキレイな右肩上がりのチャートです。
今ファンドの5年来平均リターンは11.62%。
設定来のトータルリターンは77.47%です。
〇運用元のピクテジャパンの詳細
インドは新興国なので政治問題や紛争などカントリーリスクはありますが、米国や欧州が利上げで苦しみ、中国が不動産市場の崩壊でデフレ懸念が強まる中、投資妙味は高いです。
インドは地理的にも政治的にも米中対立の影響を受けにくいですし、その人口の多さから中国の次の「世界の工場」としてのポテンシャルがあります。(あくまで推測ですが。)
また、アメリカに多くの情報技術系のエンジニアを送り込んでいる事から、その人たちがやがて母国に帰り、インドの情報産業の成長に寄与する事は半ば確定事項でしょう。
そして、イギリスに多くの理工系エンジニアを送り込んでおり、もはやインド系技術者なくしては国が成り立たないと言われれている事から、理工系にも非常に強い国民性だと言えます。
以上の理由からインド株投信への投資は長期的にみて非常に魅力的です。
新NISA 成長枠 日本半導体関連株
実はここからが本題ですw
野球でも1番2番で繋いで3番4番で点を取るのが定石。
米国株投信やインド株投信はリスク分散の観点から有効だと考えますが、以前から本noteで書いているように本命は日本株です。
なぜなら、米中対立、また中国の台湾侵攻のリスクから、半導体産業が台湾から日本へと移転しつつあるからです。
米中対立はおそらく今後20年以上続く長期潮流の一つでしょう。
その中で中国から欧米諸国の投資が日本へ移り、東アジアにおける日本の存在が輝いています。
その理由として挙げられるのは以下5つ。
政治が安定しており、国民が規律的であるなど、カントリーリスクが小さい。
通貨安(円安)により、輸出する場合、価格競争力が高い。
教育水準が高く、勤勉で優秀な労働者がいる。
半導体製造装置などサプライチェーンが揃っている。
かつて半導体立国と呼ばれていた頃の技術力がまだある。
今現在、日本のおいて輸出で外貨を稼いでいるのは主に自動車産業ですが、今のように設備投資が日本で活発に行われていけば半導体産業もかなり輸出で稼ぐことが出来るようになります。
労働力不足については、ヴェトナムやインドネシアなどアジア諸国からの移民の受け入れという形で解消されていくのではないでしょうか。
有望な国内半導体関連株
1)東京エレクトロン
2)アドバンテスト
3)レーザーテック
4)浜松ホトニクス
5)ディスコ(切断装置製造)
国内半導体関連株 番外編
1)信越化学工業
2)HOYA
株式現物 日本グロース株
ついに来ました。栄えある4番打者は日本のグロース株です。
2023年は半導体株とバリュー株が上がった年と言われそうですが、長期で保有するなら断然、優良グロース株です。
なぜなら、バリュー株は買われる所まで買われたらバリューでなくなる(=投資妙味がなくなる)のに対して、売り上げ高営業利益率の高いグロース株は売上高営業利益率が落ちない限り、右肩上がりの成長曲線を描くので長期保有しても投資妙味は無くなりません。
また、新NISA 成長株で挙げた半導体関連株もほとんどがグロース株なので株式現物で保有するのも良いかもしれません。
以下、株式現物で保有する株式の候補として上記の半導体関連株以外の国内グロース株を挙げていきます。
1) NIDEC(日本電産)
最近、TAKISAWAの株式公開買付け(TOB)で話題になったニデック。
カリスマ創業社長の永守重信氏は一代で売上高2兆円を超える東証プライム上場企業を築き上げた伝説の起業家。
ニデックは「再建屋」の異名を取るM&Aの名手で数々のM&Aを成功させています。
ニデックは成長性が高く、個人投資家の間で評価の高い銘柄です。
ニデックは高PER銘柄ですが、ニデックには世界のモーター事業をM&Aで統合し尽くすほどの推進力があります。
また、電気自動車やIOTに使用されるアクチュエータに代表されるようにモーターは最先端技術と相性が良く企業としての将来性があります。
2)ソフトバンクグループ
言わずと知れた孫正義氏が創業した日本を代表するグループ会社。
最近ではイギリスのケンブリッジに本社を置くファブレス企業、「アーム」のナスダック上場で話題になりました。
アームの主要株主はソフトバンクグループが75%、ソフトバンク・ビジョンファンドが25%です。
アームのナスダック上場では売り出し価格51ドルに対して、63.59ドルで初日の取引を終え、時価総額は652億ドル(約9兆6100億円)となりました。
ソフトバンクグループの時価総額9.1兆円に対して、アームの時価総額が9兆6千億円なので上場時点で親会社の時価総額を上回った事になります。
また、ソフトバンクグループのビジョンファンド事業のファンド規模は10兆円と巨額であり、ほとんどをAI関連など最先端技術に投資しています。
この事をどう評価するかでソフトバンクグループの評価は変わりますが、最近のCHATGPTなど大規模言語モデルの隆盛や、AI関連の半導体を量産しているエヌビディアの株価の値上がりを見て分かる通り、AI関連企業が今後の株式市場をけん引していく事は確実です。
以上の事から、ソフトバンクグループは長期潮流の原則に則っており、付加価値のきわめて高い事業だと言えます。
ただし、ソフトバンクグループ単体の純有利子負債は約8兆2000億円あり、ソフトバンクグループの2023年6月の株主資本比率は21.4%と財務レバレッジが非常に高い企業です。
つまり、それだけリスクが高い事業だという事は念頭に入れておくべき事でしょう。
3)キーエンス
平均年収が高い企業として有名なので、ご存知の方も多いでしょう。
社員の給与が高い、という事は簡単にいうと儲かっている、ということ。
〇キーエンスの給料がなぜ高いのか?
コンサルティング営業の直販体制
自社工場を持たないファブレス経営
〇キーエンスの強み
企画開発力
営業力
①企画開発力
②営業力(コンサルティング力)
②営業力(営業プロセス)
以上のキーエンスの強みにより、売り上げ高営業利益率55%という驚異的な数字を残しています。
つまり、キーエンスは長期的にみて安定して利益を稼ぎ出す可能性が高い優良企業だと言えます。
しかも、キーエンスのスゴイ所は、その高い営業利益率をリーマンショック時やコロナショック時などに関わらず、ずっと維持しているところです。
売り上げ高は多少デコボコしていますが、売上高営業利益率はおおむね50%を維持しています。
4)オービック
〇企業概要
右肩上がりのキレイな成長曲線を描く、典型的なグロース企業。
オービックの売り上げ高利益率も30%~62%までキレイな右肩上がりの成長曲線を描いています。
ROEも直近では16%代と非常に高くなってきています。
オービックの利益率が高い理由に興味深い記事があったので以下引用します。
5)中外製薬
〇企業概要
こちらもキレイな右肩上がりの成長曲線です。
特に直近5年の売り上げ高、営業利益の伸びは指数関数的で驚異的。
直近の売り上げ高利益率は41%を超えます。
2019年以降、ROEが加速しており、2022年12月期はROE28.67%を誇ります。
これは日経平均株価採用銘柄の平均ROEが8%代である事を踏まえると驚異的だと言えます。
以下、中外製薬の利益率が高い理由を3つ挙げます。
1)海外売上収益比率が高い
2)ロシュとの戦略的提携
3)海外販売はロシュにお任せ
以上の事から、中外製薬は高成長を続ける可能性が高い優良グロース銘柄の一つだと言えます。
「守り」の資産の候補は、外貨預金 か 金ETFか?
先に挙げた4つの資産はすべて株式なので、いわば「攻め」の金融資産です。
本来なら金融資産ポートフォリオに債券投資も含めるべきなのかもしれませんが、ぼくは債券の事は全くわかりません。
なので、「守り」の資産の候補として債券投資以外のことを最後は書いていきたいと思います。
まず、結論から書くと、外貨預金は日本の預金保険制度の対象外なので、「守り」の資産としては相応しくありません。
本来、外貨預金は株式と同じく「攻め」の資産でリスク資産だという事は念頭に入れておくべきです。
そして、金投資ですが、週刊アエラの「インド人が熱心に金を買う理由」という記事が面白いので載せておきます。
〇インド人の投資のプロの話
インド人はなぜリスク管理の一環として金を買うのでしょう?
日本人は現金が大好きで、それを揶揄して「現金信仰」と呼ぶ人もいますが、インド人の考え方は少し違うようです。
これから日本がインフレの時代に突入する中で、「守りの資産」としての金に注目が集まってます。
SBI証券の純金上場信託(現物国内保管型)の場合
金は現物で保有する事も出来ますが、金の延べ棒を金庫に保管する、というのは安全性の面でも保全性の面でもあまりお薦めできません。
そこで現物保管型のETFが候補として挙げられます。
〇純金上場信託(現物国内保管型) 長期(10年)チャート
ETF(上場投資信託)ならば、株式と同じように指値注文や成行注文で相場を見ながらリアルタイムで売買できます。
また、管理費用も投資信託と比べて割安なので、長期で保有するのに適してます。
ぜひ、「守りの資産」としての金ETFの保有を検討してみてください。
以上、年金にもう頼らない!「真の経済的自立のための5つのじぶん金融資産ポートフォリオ」でした。
ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。
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それでは、また投資関連の記事でお会いしましょう!
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