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楽問のススメ⑦ 2024共通テスト倫理

この記事は、大学入学試験共通テストに出題された問題の中から、私がもっと知りたいと思った項目をピックアップしたものです。従って受験技術的には全く役に立たないかも知れませんので念のため。(笑)

問題と解説はプロにゆだねます。
たとえば、ここを参照。


2024年の共通テスト 倫理から。

「倫理」という科目は、私の世代なら「哲学史」とか「思想史」といった分野? あるいは社会生活や「生き方」に関することかな。

私のような高齢者になると、夢だけではなく目覚めたときでさえ、ふっと過去の自分の残念な言動を思い出すことが多くなる。
私はこれを「走馬灯現象」と名付けている。

これは私に限ったことではなく、私が所属する高齢者が多い趣味のサークルでもよく聞く話である。

もし人生が「黒歴史」の連続であるなら、早々にお迎えがきて終止符をうってくれても、「それも良し」とさえ思う。
(最近の風潮なら、異世界転生か)


第4問は、「後悔」に関する高校生の会話から始まる。

H君 「将来につながらない後悔なら、しても意味ないよね」
G君 「本当は、後悔には大事な意味が含まれているんじゃないかな」

そう、人生はどうあがいても後悔するようにできている。
「後悔はあったとしても口にはしない」・・・口に出さないだけなのだ!

Regrets, I’ve had a few
But then again, too few to mention
I did what I had to do
And saw it through without exemption

「My Way」より

第4問(問1)
ヴィクトール・フランクル:
 人生が私たちに何を期待しているかを重視して、どのような情況でも未来への希望を持って生き抜くよう努力する。

リヒャルト・ヴァイツゼッカー:
 過去の非人道的行為をなかったことにできないとしても、人々が過去を心に刻まねば、現在の問題から目を背ける危険性が高まる。


「後悔先に立たず」という諺もある。


ところで、走馬灯現象(筆者命名)について、ChatGPT 3.5に聞いてみた。

わたし:
私たちが人生を振り返ったとき、思い出すのは楽しいことよりも後悔することが多いのはなぜですか?

ChatGPT:
人生を振り返った際に後悔が多くなる理由はいくつか考えられます。

失敗や過ちへの焦点:  後悔はしばしば、失敗や過ちに関連しています。人々は過去の間違いや後悔すべき決断を振り返り、それらの出来事に焦点を当てることがあります。これらの出来事は、後の人生の道筋や幸福に影響を与える可能性があります。

期待と現実のギャップ:  人々は自分の期待や理想と、実際の現実とのギャップによって後悔することがあります。達成できなかった夢や目標、後悔すべき逃したチャンスが、振り返った際に後悔の対象となります。

時間の経過による認識の変化:  時間の経過とともに、人々の価値観や優先順位は変化します。過去の選択や行動が、新たな視点や価値観から見ると後悔の対象となることがあります。

未熟さや不完全性への気づき:  成長と経験の過程で、人々は自分自身や自分の行動に対するより深い理解を得ることがあります。このような理解の増加によって、過去の行動や決定に対する後悔が生じることがあります。

社会的な期待や比較:  社会的な期待や他者との比較によって、人々は自分の行動や生活に対して後悔することがあります。他者と比較した際に、自分の行動や選択が不十分だと感じることが後悔の原因になります。

これらの要因によって、人々は人生を振り返った際に後悔することが多くなるかもしれません。しかし、後悔を振り返り学び、将来の選択や行動に役立てることもできます。


高齢者の場合、「時間の経過による認識の変化」なのだろう。
受験生の皆さん、半世紀後に思い出してくださいね。(笑)



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