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わかりやすい話と、おもしろい話

わかりやすい話

聞き手の目線に立って話しをすることが重要です。

例えば、スマートフォンの使い方を説明するとき、相手が10代~40代くらいであれば、ある程度スマートフォンに関する知識や単語を知っているでしょう。回りくどく一から説明しなくても、重要なポイントだけを絞って説明すれば、理解してくれるはずです。逆に、一から説明しすぎると、「そんなことをいちいち説明しなくても分かるよ」と反感を買ってしまいます。

しかし、相手がご高齢者の方や全然スマートフォンに関する知識のない人の場合、「アプリ」とか、「フリック入力」とか言っても恐らく理解してくれないでしょう。そもそも、その単語を知らなければ、いくら簡潔に説明をしたところで理解してもらえません。ここは回りくどいかもしれないですが、しっかりと単語などを噛み砕いて説明することが重要です。

何か説明をするとき、「何を話そうか」に注視しがちです。でも、その話を聞いて理解するのは聞き手です。どう話すかよりも、どう聞かれるかを意識して話しをすることで、わかりやすい説明をすることができます。

おもしろい話

対して、おもしろい話は自分目線で素直に話すことが重要です。

日常の出来事から、これおかしいなとか、こんなことに腹が立ったなどの気持ちを、飾らずに素直に話します。

なぜなら、「おもしろい」という価値観は人それぞれであり、聞き手の目線に合わせようと思っても困難です。自分がおもしろいと思ったことでも、相手がおもしろいと感じるかどうかは別です。だからこそ、素直に自分が思ったことを伝えるのです。

ダウンタウンの松本人志さんがこんな話をしました。

「この前腹立つことがあったんですよ。信号無視で警察に止められたんです。でもね、俺は黄色で渡ったんですよ。今の時代黄色は「止まれ」なんですって。でもね、黄色で止まらなあかんかったら、黄色の前に一個色いるやんけ!せやないと、青から変わるときすぐに止まられへんやん!それに黄色で止まれやったら、赤の意味はなんやねん!」

松本さんのキレのあるしゃべりもあって、会場は爆笑につつまれました。もちろん話術もおもしろさに影響があると思いますが、素直に自分の腹が立ったことをそのまま伝えています。だからこそ、聞いている人は「それ分かる!」と共感の笑いがあったり、「いやそんなことないやろ!」と思わず突っ込みたくなって笑ってしまいます。

自分の感覚が人とずれていようと、一緒であろうと、素直に自分の目線で話しをすることで、共感の笑いや反感の笑いを生むことができます。



と、昨日の夜に考えたことをnoteに書いてみました。

これからもっと具体例を集めて、この「わかりやすい話」と「おもしろい話」について考えを深めていこうと思います。

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