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自分の「話し方」を録音して気づいたこと

私は1年前に、民間のセミナー講師資格を取得しました。勉強会を経て、本日15分間の「話し方ポイント講座」を担当してきました。こんな機会なかなかないので、自分の講義を録音してみることにしました。いざ聞いてみるとたくさんの発見がありました。今日は、自分の話し方を録音して気づいたことについて3つ書いてみようと思います。あくまで自分用のメモみたいなものですが、話が苦手な方などの参考になることがあるかもしれません。ご覧いただけますと嬉しいです。



①思っていたよりも声が小さいく、高い

まず録音を聞いて第一に思ったことがこれです。自分では精いっぱい声を出していたつもりでしたが、いざ聞いてみると意外と声が出ていないんですよね。緊張していたからだと思います。息つぎのタイミングもよく聞くと、かなり早くなっていました。十分な呼吸が出来ていないので、すぐに声が細くなり、結果として小さくなってしまったんだと思います。また、声の高さも、思っていたより高かったです。もう少し低い声をしているのかと思っていました。スピーチなど大勢の人の前で話しをするときは、落ち着いた少し低めの声が、聞いている人に安心感や安定感をに与えるので、良いと言われています。なので、次回は下記の点に気を付けようと思います。
【次回に向けて】
・話しの合間でしっかりと呼吸をする意識を持つ
・少し低めの声で話すことを心掛ける

②ひとつの文章が長い
次に気づいたことは、話しをしている文章の長さです。つまり、読点が多く、句点が少ないです。「〇〇はこういうことで、△△はここがポイントであり、××はこういうところに気を付けると…」のようなイメージです。ずーっと文章が繋がっていました。このような話し方をしてしまうと、何が一番言いたいことなのかが不明瞭になってしまいます。書く方でもこれは同じことが言えますよね。文章はなるべく短めに話した方が分かりやすくなります。

原因は、言い切る自信がなかったことではないかと考えています。自分が話していることがちゃんと伝わっているのか不安になり、なにか一言つけくわえようとして、文章が繋がってしまいます。また、不安になる原因としては「この話ではこれを伝えたい」という、話の主題がぶれていたことかもしれません。主題がぶれれば、話が散り散りになり、長くなってしまいます。その証拠に、自信のある箇所では、文章は短くなっていました。なので、次回は下記の点に気を付けます。
【次回に向けて】
・言いたいこと(主題)しっかりと準備の段階で考えておく
・句点で区切ることを意識する。

③口癖が多い

今回録音してみて、自分に口癖があることに初めて気づきました。1つめは、話しはじめに「えー」がつくことです。「えー、それでは、これからセミナーを始めます。えー、今日の内容は話し方のポイントです。えー、普段から話す機会はたくさんあると思いますが、えー…」というような感じで、とにかく「えー」が多かったです。次に「非常に」というワードをよく使っていました。「このポイントは”非常”に大切です」「”非常”に良いと思います」など、強調したい箇所で多用しておりました。強調箇所なので、なおさら耳に残りました。最後は「〇〇してください」の「さい」の部分だけ声が強くなっていることです。話しをまとめようとしたときに、「さい」が強くなっていました。学生のころ、よく先生の口癖をみんなで真似したりしました。実は自分にもこんなに口癖があったのです。やはり口癖が多くなってしまうと、話しの内容よりも口癖の方が気になってしまいます。なので、次回は下記の点に気を付けます。
【次回に向けて】
・口癖があることを頭に入れておく
・無意識に使っていることなので、意識的に使わないようにする

以上が、今回録音してみて気づいたことです。こうやって振り返ると、基本的なことが出来ていないということにも気づきました。「声はハキハキと!」「だらだら長く話さない!」なんてことは、基本中の基本だと思います。でも、出来ていなかったのです。以前noteにも書きましたが、「理解している≠実践できる」ということをまた身をもって体感しました。基礎を固めることで次のステップに行けると思います。背伸びせず、自分に向き合っていきます。これからも自分の話しを録音して、気づいたことをまとめていこうと思います。

また、もしかしたら、私だけでなく、話が苦手な方にも当てはまることかもしれません。少しでも参考になれば幸いです。

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