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ピンチはクイズだ。あるいはwithコロナの時代の挑戦者たち。

ピンチはクイズだ。

白状しよう、ワクワクしている。不謹慎と言われることは承知の上だ。おれはワクワクしてる。新型コロナウィルスCOVID-19の襲来により、人類が大きな危機に直面している。わかってる。多くの方々が直接的に、間接的に、苦しい思いをされている。我々は、団結してこの状況を乗り越えなくてはいけない。だが、いや、だからこそ、ワクワクしてしまうのだ。経営者ならば修羅場を乗り越えるのが仕事だ。クリエイターならば追い詰められてからが出番だ。人類史上最大のピンチ、すなわち最高のクイズが目の前にあるぞ。

 今回のコロナショックは『危機』ではなく『変化』だと考えたほうがいい。一時的な緊急避難の状況ではなく、不可逆的な社会環境の変化が、コロナをきっかけに加速しただけの話とも言える。この危機を乗り越えたアフターコロナの世界はおそらく訪れない。グローバルで、あらゆる人に平等に訪れる、ある意味で民主的な危機はこれからも何度でもやってくるだろう。我々は、見えない異物と、人類全体で共存する「withコロナ」という未来の世界を生きていくのだ。エヴァンゲリオンは何度だって新作が公開されるだろうし、どこまでも公開時期は伸びるだろう。そういう時代を生きていくのだ。道はどんなに険しくても、笑って歩こうぜ。

時代なんて、パッと変わる。

withコロナの時代に起きる、いくつかの社会変化を想像してみよう。

■『場所の共有』から『時間の共有』へ。
同じ場所に集まって、熱狂する体験がしにくくなった。その反面、同じ時間に感情を同期させる体験が求められる。zoom飲み、ウェビナー、Twitter実況、オンラインライブ、これからもどんどん新しいエンタメが増えていくだろう。(このイベントなんて、予約だけで3000人だって。ぜひ皆さまも参加してみてね)

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​■豊かさの定義は『便利・豪華』から『衛生・健康』に。
大都会で高層マンションに富裕層が集まって暮らす幸福は、時代遅れになる。今回の大規模なリモートワーク実証実験によって、ビジネスパーソンが都市に集中しなくても仕事は成立することが証明された。これからは衛生が保証された空間で、自分や家族の健康を優先しながら自分らしく暮らすことが幸福のモデルケースになる。

■『8割の収入』で『6割の労働時間』に。
収入よりも、自分のために使える時間を重視するビジネスパーソンが増える。通勤・退勤も労働における拘束時間とみなされ、それがマストではない組織に人気が集まる。空いた時間で副業する人も増えるだろう。

■『家庭』の価値が見直される
自宅にいる時間が長くなり、自宅の価値、家族の価値が高まる。内装やデザイン、寝具、インテリア、あるいは料理やペットなど家族で過ごす時間を豊かにするものにもっと時間と金をかけるようになる。

■イケてる『政治家』『アーティスト』が増えていく
震災当時、将来、誰かの役に立ちたいと思う中高生が増えたという。彼ら彼女らが、20代になり、優秀で前向きな起業家がこの国に増えた。今回の危機でSNSを通じて、各国のリーダーの強いリーダーシップ、カッコイイ姿を見る機会が多かった。また、そうじゃないこの国の政治家もたくさん見ただろう。これなら俺が、私がやったほうがマシと思う人もいるかもしれない。また在宅時間に人々の気持ちを豊かにするものとして、アートやコンテンツの価値を実感した若い人も多いはず。彼らは長くなった在宅時間で技術と感性を磨き続け、極めて優秀な表現者になる可能性が高い。

■組織の『ヒエラルキー』から、複数の『コミュニティ』へ
昭和の時代に確立された、一つの会社組織で出世していく生き方はリスクが高い時代になってしまった。所属するコミュニティが一つでは、孤独も癒せないし、経済的安定もままならない。これからはオンラインサロンに代表される、価値観や趣味が合う人同士のコミュニティに複数所属していることが精神衛生上も、経済合理性においても、重要な時代になっていく。

これだけ大きな社会変化が起きているのだ。それはつまり人類全員に平等に勝負の時が訪れているということなのだ。だからこそ、集中するべきは今、ここ、自分だ。

新しく出ていく者が無謀をやらなくて一体何が変わるだろうか?

2020年4月、GOは新規事業を立ち上げる。The Breakthrough Partners GO FUND ・・・という名前で、正式にベンチャーキャピタル事業に乗り出す。
金融機関をはじめとした外部から資金を調達し、スタートアップの成長に対して、資金を提供する。さらに、GOの専門領域である、マーケティング・PR・ブランディング・・・クリエイティブ全般についてもフルコミットで手伝う。これによって、スタートアップと文字通り、命運を共にして、一緒に成長していく体制が整った。詳しい内容はサイトを見てくれ。これまでもブランディングやPR、マーケティングを通じてスタートアップの成長を支援してきた。実績も自信もある。もちろん不安がないわけじゃない。だが、それ以上に何よりも使命感がある。

「国際社会全体で経済が不安定なこのタイミングで新規事業?」と言われる。逆だ。このタイミングだからこそチャレンジしなくてはいけない。この時代はコロナショックと、後に世界史の教科書に書かれるだろう。世界経済は深刻なダメージを受けている。身の回りでも、倒産、給料引き下げ、大量解雇、業務一時停止・・・しんどいニュースを耳にする。(ところで原油がマイナスってどういう意味なのか教えて欲しい、石油王の知り合い募集しています)

 構造的に余剰資金を持つことの少ないスタートアップでも、苦しんでいるところも多い。ここで支援の手を緩めてどうする。今だからこそ、スタートアップを、彼らの挑戦を支えるエコシステムが必要なんだ。この変化を乗り越えた先に、豊かな社会を作るためには、挑戦の数を増やし続けなくてはいけない。

スキルよりもスリルのある方に勝負は転ぶんだよ

今回、GOがスタートアップを支援するベンチャーキャピタル事業に乗り出した理由は大きく三つある。

 一つは、GOがGOであるためだ。
GOのミッションは『クリエイティブの力で社会のあらゆる変化と挑戦にコミットする』というものだ。これを掲げるGOが、未来を作ろうと懸命にもがくスタートアップに対して、お金が払えないから、仕事を受けられないと言ったら、自分たちの存在に対して嘘をつくことになってしまう。我々は別にバズる広告を作りたいわけじゃなければ、ニュースメディアにインタビューされたいわけでもない。(意外だった?)
 立ち上げ当初はお仕事をさせていただく企業のほとんどがスタートアップだった。それが四期目に入り、社員が三十人を超え、フィーは高騰し、気がつけば結構大きな、有名な会社との取引ばかりになっていた。もちろん大きい会社、古い会社が変わろうとするのを支援するのは大事なことだ。しかし、同じくらい世の中を変えようとするスタートアップを支援することも、GOにとって、いや社会にとって大事なことだ。日本には、まだまだ挑戦者の数が足りない。

 もう一つは、クリエイターの可能性を証明するためだ。
技術とサービスがコモディティ化した成熟社会においては、論理と効率だけでは大幅な企業成長は見込めない。だからこそ、クリエイティブな、すなわち思想や熱狂、感性を軸にした非連続の成長が鍵になる。クリエイター(とプロデューサー)の社会における必要性は増していく。
 そんな状況を受けて、広告会社や制作会社がスタートアップ支援を手がける事例は増えている。しかし、若手の登竜門や一過性のコンペ、あるいはプロボノ的なサポートにとどまっていた。トップランカーが、本気で支援する仕組みにはなっていなかったということだ。最前線にいるGOのクリエイター、ビジネスプロデューサーが全力でスタートアップを支援したら?優れたビジネスが運や市場の悪ふざけで世の中に届く前に消えてしまう事故を防げるはず。社会の進化を加速させられるはず。PRIDEに吉田秀彦が参戦した時のような緊張感を、期待感を、勝手に感じている。(ワカンねぇよな、お前はそれでいいや)
 そして、これは、従来の広告会社がやってきたメディアマージンや、クリエイターが頼ってきたフィーモデルに対して、エクイティという、新しい収益形態を確保する実験でもあるのだ。勝つよ、俺たちは。

 そして最後に、一番大事なことだけど、こっちのほうが面白そうだからだ。社会の変化は止まらない。コロナショックでより加速した。予想もできないし、無限に拡散し続けて行くだろう。そんな時代に、変化の波に乗って行くという考え方では心もとない。我々の答えは、変化を起こす側に居続けるということだ。『踊らされるな、自ら踊れ』という言葉もある。この急激な変化の時代に生き残る答えの一つが、GOFUNDだ。スタートアップを全力で支援する。これは挑戦者、変化を起こす側に立ち続けるという決意表明なのだ。

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(三浦のポーズはFUNDのFポーズ)

未来はおれらの手の中。

 考えれば考えるほどに、人間は強い。ちょっとやそっとやられても、必ず進化を遂げて帰ってくる。『大怪我上等なバカだけが、でっかい賭けにまたいずれは勝つ』とか『必ずできる、一番強えのは今だぜ』とか『為せば成る、綺麗事だとかいうな、まじでウルセェ俺のこの人生で証明するぜ』とか・・・俺の人生をいい感じに無責任に面白い方へ転がしてきたラップのリリックが延々とリフレインする。また、背中を押されている。

 くそったれな人生も、このでかくて複雑な社会も、変え続けていくためには、自分が変わり続けないといけない。当たり前のことをやっていたら、当たり前のことしか起きない。非常識な正解が、非連続の成長を生む。だから、やっぱり、おれはワクワクしてる。あなたも、この文章を読んで、ワクワクしてくれたら嬉しい。

いこう、その先へ。

なお、今回のファンド組成に当たって、出資いただいたLP各位、ならびに各所で相談に乗っていただいた投資家各位、またあらゆる局面で勇気と知恵をくれた友人各位に改めて感謝を。乗ってよかった船にしますよ。

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【GO FUND 説明会告知】

というわけで、GO FUNDについて説明会やります。もちろんZOOM利用のリモートです。事業責任者の小池(海外投資経験豊富、性格はマリーアントワネット)・ビジネスプロデューサーの大長(電通出身のランナー)、アドバイザーの井上(マッキンゼー出身の平和主義者)、そしてマスコットキャラクターの三浦が参加します。

※下記バナーから事前登録をお願いいたします!

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▼セミナー日時2020年4月30日(木曜)
19:00〜20:30

▼参加人数
上限500人
※本オンライン説明会は、500人を上限に実施させていただいております。応募者が多数の場合、ご希望に沿えないこともございますので、ご了承ください。

▼ 事前準備について
・事前に上記バナーをクリックいただくか、
下記URLから事前ご登録をお願いいたします。
https://zoom.us/webinar/register/WN_kkj_GfWlSK-30SdjADLe5g
・ZOOMをダウンロードしてくださいZOOMを初めて利用される方は、下記URLから事前にダウンロードをお願いいたします。https://zoom.us/download
手順については、以下ページで詳しく解説していますのでご参照ください。https://zoom-japan.net/manual/pc/zoom-pc-app

▼ご参加にあたってのお願いです。安定したWi-Fi環境下で受講ください・何らかの理由で通信が中断してしまう可能性がございますがご理解ください頂きます様、お願いいたします。

▼セミナー参加URL事前登録いただくと、登録したメールアドレスに参加URLが送付されますのでそちらをクリックしてご参加ください。クリックいただくと、ZOOMが起動します。その後、画面の中央に「コンピューターでオーディオに参加」というボタンが表示されますので、これをクリックしていただくとご参加が完了します。

以上ご不明な点がありましたら、下記お問い合わせ先までお気軽にご連絡くださいませ。それでは当日を楽しみにしております。
お問合せ先: gofundinfo@goinc.co.jp

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