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熱狂のねぶた祭り〜青森旅行記


はじめに

こんにちは。
ねぶた祭りが8月の祭りだと知ったのがつい7月のこと。
とある上司から「8月6日ゴルフ行かん?」と誘われたので、すぐに妻にLINEで「ねぶた祭り行きましょう」と、この瞬間ねぶた祭り行きが確定しました。
(どんな理由やねん)

さて、このねぶた祭りですが、青森の色んな街で同時多発的に行われています。
よって、全域で宿がとれません。
調べた時だと、東横インで30,000円とか…
(それ以外宿なかったくらいです)
青森市の人口が20万人に対して、ねぶたの期間の観光客数が200万人ですからね…
そりゃ宿とれませんわ、って話です。

そういう人のための宿泊手段として、なんとねぶたの期間だけキャンプ場が開かれます。

ま、東北やし涼しいでしょう

という軽い気持ちで、我々はキャンプ泊を行うことにしました。


出発の時

出発日、8/4は都内で仕事があったため、一度家に帰る余裕がありました。
一緒に行く後輩くんは、私達と再合流するまで上野のオリエンタル1というサウナにいたようです。
東京駅で集合。

はい、今回のねぶた旅ですが、交通手段は

バスです。

青森まで片道10時間。
4列タイプの座席シートに所狭しと押し込まれ、乗り込みました。
キラキラ号…外観含めてヤバい、URLもヤバい。
ちなみに前回、九州温浴旅行の時も、東京から小倉まで夜行バスで12時間揺られたので、多分まあ余裕です。

青森魚菜センターでのっけ丼

10時間のうち3時間ほどしか寝付けず、なんなら途中腹痛で悶絶していたバス旅も終わり、青森に到着しました。
勝ちですね。
まずは先日教えてもらった、青森魚菜センターでのっけ丼!

いい感じの「さいとう」さんの隣にある、これまたいい感じの市場です。

2000円の12枚綴りチケットを初めに購入し、それぞれ市場の店舗に規定枚数渡すことで「僕の考えた最強の海鮮丼」を作ることができます。

ここにもねぶた祭りの空気が…!
ネタによって、半券1枚とか2枚とか変動があります。

私が作ったのっけ丼は…

海老!雲丹!鮑!筋子!中トロ!マゾイ!

青森の魚介類、本当に新鮮で最高〜。
毎食ここで良いです。

近くのThe Lobby Uminekoさんで、食後の珈琲を嗜みながら、お店の方にねぶたの運行ルートを尋ねしました。

後輩くんは"やまねこ"珈琲を飲んでました。
スッキリ飲みやすい珈琲でした。

「15:00くらいから席取りしといた方がいいよ」とアドバイスを貰いましたので、その心づもりで改めて地図を確認!
計画を練った末、スタート地点の柳町交差点辺りがいいんじゃない?と狙いを定めました。

とはいえまだまだ時間がありますので、

バカでかい岩牡蠣

旧青函連絡船の八甲田丸船内冒険をしました。

線路が引いてあるのはなんと、この船の中に車両も積載できるからなのです!
車両も当時のままで最高〜
当時の客席に座れたりもしました。
操縦室は、電気系統が全て遮断されてるので実際に操作し放題でした。
これは子供心くすぐられる…

いざ、ねぶた

柳町交差点、15:00過ぎはまだあんまり誰も場所取りしていなかったので、やったーここでええやん、とシートを敷いて座っていました。
そしたらどんどん人が増えてきまして、なんとベストスポット引き当てたようです。

いよいよねぶたが始まります。
巨大な太鼓。

祭りの調子に魂が揺さぶられます。

あ、奥の方からねぶたが…!

え…すご

あまりに圧倒的で言葉をなくしてしまいました。

スゴすぎです。
紙と針金だけでよくもこんな大きな物を…魂が震えました。
見に来て良かった。

番外編・面白ねぶた

コーラ!
呪術廻戦!
ピカチュウとなんか知らんポケモン!
じゃ、じゃがりこー!
これは版権大丈夫なのか…

地獄のキャンプ

ねぶたの狂乱にやられた我々は、既に体力の8割を持っていかれた訳ですが、これから冷房の効いた部屋に行くわけではなく、キャンプが待っています。
ねぶた会場からキャンプ場までは40分。
タクシーは全く捕まえられなかったので、徒歩で向かう羽目になりました。
夜行バスであまり寝れてないうえに大荷物を背負っての移動です。
同じように歩いて向かう人たちを見て、後輩くんが「馬鹿だなぁ」と言ってましたが、同じやからね?
皆でしりとりなど限界を迎えながら何とか到着。

ポップアップテントなのですぐに組み立てられていいね。

USB充電のサーキュレータを持ってきていたので、割かし快適(朝方は寒いくらい)に過ごせました。
いや、絶対夜行バスよりも良かったですから!
ホテルじゃなくても文句なし!
爆睡できました。良かった。

青森まちなか温泉へ

陽が登ると最強に暑くなり、目が覚めると汗だくでした。
その代わり超綺麗な朝日が見れました。

このキャンプ場は、祭りを見に来る人だけじゃなくて跳ね人役で参加する人達も沢山泊まっているようで、こんな早朝でも結構盛り上がっていました。

テント村、って感じでした

本来、2日目は三内丸山遺跡を見てから、別の街のねぶたを見に行く予定だったんですが、このままだと汗で気持ち悪すぎです。

と、言うことで青森駅までバスで戻り、青森まちなかおんせんに入りました。

見た目の雰囲気が神戸クアハウスに似ていて、エントランスも券売機でチケット買うのもクアハウスそっくりで、一瞬で好きになりました。
温泉ですが銭湯料金で入れます。
大きな荷物もフロントに預けることができました。

休憩所やお食事処が1階にあり、お風呂は2階です。
服を脱いで、浴室へ…広!
浴室にはまず足湯?的な座って入るお風呂と、とにかく広い内湯、水風呂、薬湯があり、露天風呂も外気浴ゾーンも完備されていました。
もちろんサウナもあります。

内湯は結構熱めで、寝湯が3台ありました。
熱い寝湯って寝させる気無いやろ、といつも思うんですが、ここの温度は入ってると慣れる温度だったので大丈夫でした。

で!
水風呂がとにかく気持ち良かったんですよね。
冷たすぎない、肌触りの良い地下水。
こういうので良いんだよ、、、と言いたくなる水質。
ずっと入ってしまっちゃう水風呂でした。

水風呂の隣にととのいベッドがあり、そこで横になりました。

∞----------------------------‪𓏲𓎨ෆ ̖́-‬

目が覚めると40分経っていて、焦りました。
もう集合時間やん…
えええええーサウナ入ってないのにぃぃ?

駆け込みでサウナ室覗きました。
凄く好きなセッティングでした(泣
10秒ほどで退室。
無念。
来年のねぶた祭りでは、サウナもしっかりキメたいと思います。

世界遺産・三内丸山遺跡

私は日本史選択だったので、日本の遺跡、古墳、史跡は大好きなのですが、あの縄文時代の遺跡を見れる時が来るなんて、感動です。 

道中、タクシーの運転手さんと楽しく話してたんですが、弘前のねぷたを見る予定です、と伝えると

「弘前より五所川原の方が良いから!
時間作れるなら五所川原を見るべきだよ!」

と力説されました。
そんなに言うなら、五所川原にしよっか〜、と当日に行先変更です。
帰りが弘前発だったので、もしかしたらチラッと弘前も見れるかもね、と思いましたし、両方見れたら一石二鳥ですね。

さて、そんなこんなしてるうちに三内丸山遺跡到着!

おー…縄文や…

縄文時代の村が再現されていました。

高い建物(物見櫓?)なんてのも作られていたのが意外でした。
のどかや…
ちょうちょ
高床式倉庫もありました。

ちなみに昼間に食べたランチが面白くて、

五所川原の立佞武多

三内丸山遺跡の後、タクシーの運転手さんに教わった通り五所川原に向かいました。
なんと、高さ23mの背の高いねぶたなんだそうです。
立佞武多の会館に行くと、その歴史と今日動く立佞武多を見ることが出来ました。

4Fから。
でかすぎん?

五所川原の立佞武多はなんと、戦前まで盛んだったのが色々な原因で長らく廃れてしまい、平成になって設計図が見つかり再興したんだとか。
そんな背景を聞くと、感動もひとしおです。  

夕方になると、会館の大きなガラス壁が動き、立佞武多が出てきます。 

やっぱでかいわ

始まりました。

光ると迫力が増します。
普通のねぶたもありました。
中サイズの立佞武多も
迫力!
周りに高いビルが無いのもあって、建物越しに近づいてくるのが幻想的でもあり畏れ多くもありました。

行く前はねぶたのこと「ジャパニーズエレクトリカルパレード」って呼んでたんですが、全く違いました。
すっかりハマっちゃったので、もしチャンスがあれば来年もみたいな。

あ、帰る前、弘前駅前にある扇形のねぷたは見ることができました!

来年は弘前も見たい!

おわりに

なかなか関西からだと行きづらい青森ですが、浅草に住んで4年経ち、ようやく伺えることができました。
ねぶた祭りは想像の数倍上をいく凄さで、始終圧倒されっぱなしでした。
もうすっかりハマっちゃいました。

今回青森に行ったことで、47都道府県制覇まで残りなんと秋田県のみとなりました!

今年度中に制覇できそうやなぁ〜

ということで、ありがとうございました。
この記事書くのに苦労していたので、また日記再開します!


P.S.
帰りも夜行バスでした。

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