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読書感想文 〜海賊とよばれた男〜

『海賊とよばれた男』
著者:百田 尚樹

【概要】
出光興産の創業者である「出光佐三」をモデルにした
主人公・国岡鐵造の一生と国岡商店が世界と戦い
大企業になるまでの過程が描かれている。

【所感】
何より国岡鐵造という男の人間性。読み進めるにつれて
この男の下で働きたいという強い思いが湧き上がると共に
所々で目頭があつくなる瞬間も多かった。

戦後どんなに会社が厳しい状況になろうが、リストラは絶対にしない。
従業員一人ひとりを本当の家族のように信頼している。
私利私欲ではなく、日本の為、石油事業の未来を考えて行動している。

本当にこんな人間が存在したのか?というぐらい胸が熱くなった小説でした。

本書は上・下巻ありますが、本当に吸い込まれるように読み進められますので
一気に読めます。

個人的には日田さんという人物がとても好きです。
国岡鐵造という人間に心から惚れ込み、自身の私財を売り払ってでも
何かと助けてくれます。日田さんがいなければ間違いなく国岡商店の発展は
ないといっても過言ではありません。

【アウトプット】
・人を信用する
⇨その為に相手を理解する事に徹する。話を聴く。自ら日々のアプローチを図る。

・人生や仕事の軸を明確にする
⇨常にブレない。迷いそうになれば軸に従って判断する。

・人生のメンターを見つける
⇨この小説の中では日田さん。生き方・志など背中を追い続けたいメンターを見つける。



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