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YouTube Premium に登録して、結果解約した話

ここ最近の勉強意欲が自分でもすごいなと感じており、特にビジネス系のYouTubeを見る割合が圧倒的に増えてきたのもあって、試しに有料であるYouTube Premium に登録してみました。

個人契約であれば月額 1,180円(変動するのかな?)で、様々な機能追加によるYouTubeの利用が可能となる上位オプション。

登録しようと思った経緯と、実際に使ってみて解約に至った理由について書き連ねていきます。

YouTube利用頻度の増加

これまでもYouTubeは、他と比較するまでもなく圧倒的に視聴していた自負があり、その用途としては、

・趣味系動画の視聴
・作業用BGMとしての利用
・ビジネス系動画の視聴

といった感じで利用していました。

そして特にここ数ヶ月は、ビジネス系動画の視聴比率が圧倒的に増えてきていました。

こういった視聴頻度の増加に伴い、

・広告非表示
・ながら視聴ができるバックグラウンド再生の重要性

といったメリットを得るべく、YouTube Premium への登録に至りました。
このときの私の心境としては、主に勉強利用として考えると、1,180円は安いほうだ、という考えでした。

YouTube Premium を実際に使ってみて感じたこと

思い立ったが吉日ということで、その日にすぐに登録しました。

登録して10日ほどしか経っていませんが、ほぼ毎日毎時間使っているツールなので、レビューも割と短期で決着がつきました。

広告が表示されないのは確かに便利

それまでは視聴中に広告が表示されるのが当たり前だったので、そこまで気には留めてませんでしたが、ふと気がつくとPremiumに登録して以降、広告がピタリと表示されなくなったのは、視聴する側としては素直に良いなと感じました。やはり途中で動画が分断されないのは見やすい。

ただ、その一方で、あることもデメリットとして感じていました。

それは、広告を視聴できないということです。

何言ってるんだ、と思われてもしょうがない表現ですが、バックボーンとしてビジネス系の勉強頻度が増えた、ということを考えると理解が及ぶ部分もあるかと思います。

つまり、私個人に表示させようとしている広告という名のトレンドやターゲティングを把握することができなくなってしまった、ということに繋がります。

これはマーケティングを勉強する立場からするとあまりよろしくないことと解釈しています。
現に、これまでの動画視聴において広告は面倒だなと思いつつも、マーケティングの観点において、「こういう訴求をしてくるんだ」とか「これはミスターゲティングだと思うけど何が意図があるのか」とか、広告を軸に考察が捗っていたのです。

仮にアカウントを変えて無料アカウントで広告表示をさせたとしても、そのアカウントには私の行動履歴が蓄積されていないので、ターゲティングという側面では観測しづらかったりします。

ただ、純粋に趣味系の動画視聴を楽しみたいという用途に限定するならば、やっぱり広告非表示はストレスを感じることなく視聴できるのでいい機能だなと思います。

ながら視聴の落とし穴

これは実際に体験してみないと感じにくい気づきだったんですが、ながら視聴は最初こそいいなと感じつつも、動画はあくまで「映像」を見てなんぼのコンテンツなので、その映像をまったく見ずに視聴することの弊害がありました。

映像としての緩急が音声情報だけじゃ伝わりにくい

結論から話すと、ラジオコンテンツなら成立すると思いますが、あくまで映像コンテンツとして作られている動画は、情報の緩急が伝わりづらかったです。

もちろん、声の抑揚などで感じられる部分もありますが、映像描写として表現している部分や、図や絵などで解説を用いている場面などは伝わり方がまったく異なってきます。

そもそも、ながら再生は頭に入りづらい

百歩譲って映像を見なくてもよいラジオコンテンツだったとしても、YouTubeをバックグラウンド再生しながら、LINEをしたり、他の作業をスマホでやる時点で、もうYouTubeの情報はあまり頭に入ってきていません。

それに付随して、これは間違いなくバックグラウンド再生じゃないほうがよかったと思う点が、これまでの無料版の場合、視聴中にLINEやメッセージが入ってきたら、別アプリに移行する時点で、半強制的に動画が止まり、作業が終わったら動画の視聴を再開することができたのですが、バックグラウンド再生になったことで、別アプリに移行したとしても動画の視聴が半強制的に止まることはないため、作業にも集中できないし、動画もその間に進んでしまっているので、作業が終わったらまたさっきまで見てた場面まで戻らないといけないし、じゃあメッセージが来るたびに毎回一時停止をするという行為自体も一手間かかってちょっと面倒にすら感じていました。

ながら視聴は、あくまでラジオコンテンツや、音楽視聴などに適していると言えます。

オフライン環境での利用

端末に動画のデータを保存しておいてオフライン環境でも視聴可能という機能は登録時には気づいていませんでした。

せっかく登録したからということで、オフライン再生を試してみたのですが、結論、この機能も私には必要がないなと思いました。

必要がないと思った最大の理由が、基本的にオフラインの環境にいることのほうがないためです。

私の行動範囲として、主に、家・職場・屋外(移動中や食事など)といった場面になるのですが、そのほとんどの場面でWiFiだったり、電話回線によるネット環境は常にあります。

仕事柄、速度制限を気にしてられないため、それなりの通信量が使えるプランに登録済みですし、外でネットを使うことへのためらいもありません。

そもそも、オフラインでヘビロテするほど見たい動画もありませんでした。

YouTube Premiumは人を選ぶ有料機能

以上が、私が実際に使用した上での感想と、解約に至った結論です。

私はビジネス的な観点が強い人種なので、ターゲットとしては刺さりませんでしたが、じゃあ趣味用途だと利用するかと言われると、趣味程度に1,000円近く払うのは高いと感じています。
そうでなくても、Amazon Prime や Netfix などのサブスクに既に登録済みなので、どうしても比較対象がそういったサービスになってしまいます。

実際に使ってみた感想として、300〜500円/月 くらいであれば、趣味利用として使ってもいいのかな?ってところでした。(いや、それでも有料にはしないかも…)

ちなみに、1,180円というのはPCから登録した場合で、iPhoneから加入しようとした場合、1,500円くらい取られます。
恐らく、Apple の手数料分上乗せしているんだと思いますので、もし登録したいと思う方がいれば、PCから登録手続きをすることをオススメします。


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