読書ノート(73日目)
さて、本日もこちらの本からです。
本書は、経営コンサルティング会社の
BCGが重要と考える10のトレンドを紹介。
また、未来を予測できない不確実な中でも
シナリオプランニングの手法で対応できる。
という内容です。
今日はその2つ目である
②物流の変化:
物流危機とデジタルサプライチェーン
についてです。
今回は物流危機とその対応法となる
デジタルサプライチェーンについて
紹介させて頂きました。
本書の中での大きなメッセージは
要約するとこんな感じでしょうか。
本書では、中国の生鮮スーパー
「盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)」
が紹介されていました。
既にご存知の方々もいらっしゃるかも
しれませんが、こちらのサイトが
分かりやすく紹介されていました。
・アリババのIT技術を投入した
デジタル化された未来型スーパー
・テクノロジーとデータを駆使し、
オフラインとオンラインを融合することで
優れた顧客価値を提供している
例えば…
・個人別にAIが商品をレコメンドしてくれる
・デジタルタグで店側の管理が効率化され、
時価で値段が変わる生鮮品や海鮮品を
お客様自身でアプリ経由で調べられる
・配送場所まで3キロ以内なら
無料で最速30分以内に届けてくれる
(Amazonの場合は最速2時間以内)
ということで、もしご興味ありましたら
ぜひご覧ください。
僕自身としては、
「盒馬鮮生」の店舗で買い物するには
会員になる為にアプリをダウンロード
しないといけない。
という会社の判断が凄いと思いました。
スマホをお持ちでないお客様が少数でも
いるだろうと考えてしまうと
この決断はできなかったのではないかなと。
「盒馬鮮生」は結果として
他社とは違うユニークなスーパーとして
差別化に成功しています。
日本でデジタル化が進んでいるスーパーだと
「トライアル」の事例が有名でしょうか。
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/distribution_industry/pdf/003_06_00.pdf
後半はすっかり物流から
話が逸れてしまいましたが…
デジタル化を進めるためには、まずは
データを集められるように設計する事
は物流に限らずどの分野でも共通課題
なのだと感じました。
また、私は普段は人事領域の仕事に
携わることが多く、最近の話題は
「人的資本経営の推進」が多くなっています。
会社の人材を人的資源のコストではなく
価値創出をする資本として投資対象と考える
という視点は、今回の物流の話ともリンク
している気がしました。
物流や人事に限らず、
他の部署でも同じようにコスト→投資対象へ
という考え方の変化が起きそうな予感もします。
ということで、今日はこの辺で。
それではまた明日ー!😉