身長183強で、2017年には93あった体重が、2023年9月現在、一昨日町営の温泉風呂で計ったら、70弱であった。

この6年程で、気づきし事は、
「痩せたいと想ったら、容易にして簡便。赤貧に喘ぐに如くはなし」
ということである。

ムスリムにはラマダンというものがあり、「貧者の困窮（所謂飢餓など）を実感する」為と聞いている。

空腹の辛さを長年月体験した事がある人は、此の國にどれ位いるのだろう。

飢渇に苦しむ人は此処数年とても増えているという。

嘗て、日本のチベットと言われていた内陸の東北一の高山を擁する此の田舎町にも、コンビニエンス・ストアが数軒あり、其の内の一店舗に深夜久久の食品にありつく為、cross bikeを漕いで、0時に振り込まれる金子を頼りに買い物に訪れた。

そして、驚愕したのは、廃棄される食品の山である。

けかづ（多分、「飢渇」の此処いら辺での訛った言葉）している何百万の人人のいる本邦で、一体、此の一國でどれ位大量の食物が打ち捨てられている、のだろう。

「困っている人には魚を与えるのではなく、其の釣り方を教えよ」
などと、悠長な事を言っている人は自身が深刻なけかづを体験した事があるだろうか。

腹が減っていると思考は
「如何したら、此れを癒せるだろう」
という事のみに向かい、他事もする気力も湧いて来るだろうか。

赤貧で空腹に苦しんだ体験のある或る人は
「お金さえあれば、兎に角、お金が欲しい」
とお金持ちを目指す人も多かろう。

ところが、わからず屋で、昔から、変人と呼ばれていた余が想いしは
「食べ物捨てるくれえなら、お金ない人でも無料で食べれる様な社会にすりゃええんじゃない。其れの何処がいけないの。消費期限も気にまったくなんねえし。食べる事にも欠く給金を多くの人に与えるシステムを構築し、ただ、忍従させる事を画策し、金融というもんで縛る事してる為政者などに期待せず、愛と智慧ある人なんかと一緒にどーにか出来ねえかなあ」

ネット上で出来た同志・仲間・友人、実生活で様様よくしてくださる温かな人人の恩恵に浴し、自分は嬉しさ切なさでいっぱいで、いつも感涙が……

何年も前に5億とかの資産家の老姉妹が、餓死した事件があった。

お金があっても、人との繋がりを持てなければ、人は死に行く。

お金を所持してなくても、温かい人と交流していられるだけで、存えられる。

本日は栗拾いに出かけ、先程、煮て食したところで、ネット・電話が不払い故、隔月恒例となった、通信ラマダンに突入しているため、現在、銀河ステーションの外のベンチでネットに接続している。

吾吾は便利さを得て、何を得たのか。人との親密さを失って、何を失いしや。

貧しさの中の豊かさ、豊かと想われてる生活の内にある貧しさを見、何を感じ、如何に志すであろう。

「神を愛し」
神とは申し示したるもの即ち「言の葉」である。

「愛とは理解の別名である」
ラビンドラナート・タゴールは言ったそうだ。
因みに此れは他言無用ではなく、「他言る」事を推奨する。

つまり、言葉を理解し、隣人（最も近きは自分自身である）を愛する、のが、「生きる」事ではなかろうか。

そして、此の世界の不可思議な眼には不可視の大いなるカラクリ（摂理）を観じ、其れと共に自ら進み行き、困難な時程
「なんとかなるさ」
と戯けて、大笑いしよう。

困った時に縮こまるのではなく、ねまる（座る）事や寝まったりして、疲れを癒し、直観に従い行動し、「失敗」などは幻想だ、と悔やむ時間に浸る事はやめよう。

すべては大団円に繋がっている。

ドラマは波乱万丈。バンジョーの音にでも心を揺らし、体を踊らせ、歌を奏でながら、軽やかに生きよう。