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「〇〇〇バーに行きましょう!!」の災難。

知り合いの編集者に「廻るさん、この後、おかまバーに行きましょう!」と誘われたので必死になって逃げ帰ってきた。

この編集者は、数年前に会社の女の子達と一緒に「おかまバー」に行ったようで、そのときに女の子達の前で下着をおろされ、「無理やり掘られた」と言っていた。

「僕、無理やり掘られたんです」

「ほ、掘られた・・・?」

生憎、私には「掘られた」の意味がイマイチわからなかったが、掘られると男として・・いや、人間としてなにか大事なものを無くしてしまいそうな気がした。

詳しく話を聞くと「彼女たちは話を聞いてくれるし、盛り上げてくれてすごい楽しい」「絶対に人生で一度は行ったほうが良い!」とのことだが、その界隈のお店のサイトを覗いてみるととんでもないポケモン達が生息しているようだ。

何が「キャンディー」なのだろうか?
どこからどう見ても「キャンディー」というより「男梅」ではないだろうか?
この人に「私、この前、素手で虎2匹倒したのよ」と言われても「ああ、そうだろうね」と思わず納得してしまいそうである。

>血液型 : 土型(ドカタ)

この独特なすべり具合に加え、出身地に”パプアニューギニア”というまったく捻りのない地名をチョイスする辺りに非常に非凡なセンスを感じさせてくれる。

>好きなタイプ : 男なら だれとでも(代表)

(代表)の意味がわからないのだが、こういう細かいところにイチイチ突っ込むのは野暮なのだろう。

そして数々の希少なポケモン達が紹介されている中、私が一番注目したのは「おにぎり」さんである。

もはやこの人に至っては、男女という性別の壁を遥かに超え、食べ物に辿り着いているのだ。

「おかま」は行き着くと「食べ物」になるのだろうか?
実に神秘的だ。
これは是が非でも、「おかま→お釜→米」という安易な発想でないことを願いたいところである。

プロフのほとんどが詳細不明のため、彼(彼女?)がおにぎりであることしかわからないが、白バックに米という白い被り物を選んだために、背景と一体化して、おにぎりというよりタイヤのようにみえる点から、彼(彼女?)は相当なお茶目おにぎりだろう。


ただ、このおにぎりさんは語尾に「~コメ」とつけて喋ってないだけが心配だ。
そんな安易かつ、つまらないことをしていたら顔面パンチである。

残念ながら私は「おかまバー」に今後も行くつもりはないが、おにぎりさんのことは心の片隅で応援していきたいと思った。


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