漫画家・芦原妃名子さんの件
ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが死亡した件に触れてみたいと思います。
おそらく自殺であると思われますが、もしそうであるなら、芦原さんとテレビ局の間の軋轢が引き金になっていることが十分考えられます。
とうとう自殺者まで
私は普段テレビを見ませんので問題となったドラマの事や芦原さんのこともまったく知らなかったのですが、いくつかの記事を読んで、とうとうここまで来たかと思いました。
芦原さん原作の漫画『セクシー田中さん』が日本テレビによってドラマ化され昨年放送されたのですが、その際、芦原さんが契約時に提示していた条件が反故にされたことに対し芦原さんが抗議されたことが事の発端のようです。
その条件とは、
ドラマ化するなら原作に忠実に
芦原さんが原作に忠実でないと判断した場合は加筆修正
終盤では芦原さんが用意したあらすじ、セリフを原則変更してはならない
という内容であったそうです。
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日テレを擁護する意見など一つもありません。
これは業界の体質
日テレに限らず、あのNHKでも同じような問題を起こしており、以前私のブログに書いたことがあります。
NHKとは 1 朝日より酷い? - 明け方の民の調べ (dolphy.verse.jp)
おそらくこういうことはテレビ業界では日常茶飯事なのでしょう。
人間は過剰なストレスに晒され続けると精神が病んで最悪の場合は自殺に追い込まれます。
クリエイターが自分の作品を改変され放送されるストレスというのはかなり大きいであろうことは、音楽の創作活動のまねごとをしている私には容易に想像できます。
ましてや、それが自分の主張や思いとかけ離れていたり正反対の内容であったとしたら、そういう行為は作者として到底許せるものではありません。
魂を奪って平気な人たち
ですがクリエイターの魂とでも言うべきものを簡単に奪っておいて平気な顔をしているのがテレビ業界です。
そこで働く人たち全員とは言いませんが、例えばプロデューサーのような立場の人は普通の人間の感覚を持っていたらやっていけないのではないでしょうか。
これが彼らのやり方
彼らのやり方として、初めに自分たちが思い描くストーリーがあって、それに乗っかるようにすべて改変していくというのがあります。
例えば
「お金持ちになるには大変な苦労が伴う」
という信念が番組制作者側にあって、その信念に沿ったストーリー展開の偉人伝的ドキュメンタリー番組を作るとします。
しかし、実際にお金持ちになった人がインタビューで
「何にも苦労せず楽々ここまで来ました」
としか言わない場合、しつこく食い下がられていつまで経ってもインタビューが終わらないのだそうです。
結果、自分の思いとは違うことを渋々言わされて、そこだけ切り取られた番組が出来上がります。
視聴者にはウソの情報が与えられ、
「お金持ちになるには苦労しなきゃいけないんだ。私はそんな苦労は嫌なので薄給で我慢しよう」
となるわけです。
同様にNHKの軍艦島のドキュメンタリー番組は、
「日本人が戦争中に朝鮮人を迫害した」
という信念のもとに作られています。
NHKとは 2 GHQ以外の要因 - 明け方の民の調べ (dolphy.verse.jp)
原作者の思いを踏みにじり倒し事実を捻じ曲げて出来上がっていくドラマやドキュメンタリー番組...
いったいどれほどのクリエイターたちが悔しい思いをし、多くの視聴者が騙されてきたことでしょう。
ますますテレビを見る気がしなくなりました。
おしまい
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