2024年2月28日リリースの私立恵比寿中学のアルバム『indigo hour』。エビ中の新たな面を見せ、Spotify月間リスナー数が史上初のリスナー数になるなど、新たなフェーズへと進めたアルバムのように感じます。

　統一性の高いアルバム作品ながら、やはり様々な作家の参加するエビ中らしいアルバムだけあって、各曲をテーマにしたプレイリストを作ってみたくなります。ということで作ってみました。

1.「Knock You Out!」

　ヒップホップグループ梅田サイファーのメンバーで、エビ中のファンでもあるKennyDoesが楽曲提供しており、本格的なラップをメンバーが披露するドリルチューンとなっています。シカゴのサウスサウンドを期限に持つ暗いビートが印象的なサウンドです。

　この曲は、メンバー紹介ソングとなっております。ももいろクローバーZや関ジャニ∞（現SUPER EIGHT）等へ提供しているヒャダインは、エビ中へも「エビ中出席番号の歌 その１」（その３まである）を提供しています。ヒャダイン以外の手掛けるももクロエビ中らが所属するスターダストプラネットのアイドルの自己紹介ソングがあります。

2.「Summer Glitter」

　2023年のサマーソングとしてリリースされた楽曲です。ボサノヴァ調の楽曲は、エビ中にとっては挑戦的ではありつつも、熱く盛り上がるだけではない面もできるエビ中の多彩さをみせつけた楽曲です。

3.「BLUE DIZZINESS」

　佐藤千亜妃が作詞、作曲編曲には、エビ中ではiriとともに提供した「I’ll be here」以来の提供のESME MORIが担当しています。ESME MORIは、自身の活動の他、音楽プロデューサーとして、iri、Awesome City Club、JUJU、松下洸平、にしな、imase、Daokoらを担当しています。

https://open.spotify.com/playlist/7bU5p4g8eH7Rkkececdejb?si=cae76c324af94302

　「BLUE DIZZINESS」は、ジャージークラブというアメリカニュージャージー州のニューアークで2000年代初頭に生まれた音楽で
前半に2つ打ち、後半に3つ打つ５つ打ちのビートです。NewJeans「Ditto」やCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」でも使われています。

https://open.spotify.com/playlist/5zwVlAYZNonAsB37w3ZzoJ?si=bc67933ae45a4954

https://youtu.be/UjM8t6g0w_8?si=C7HPk1I8f41r9RYb

4.「TWINKLE WINK」

　作詞を佐藤千亜妃が担当した80年代をイメージするようなディスコチューン。エビ中が昨年開催したオーケストラとともにパフォーマンスしたオケラディスコもありこうした楽曲が制作されました。オケラディスコでは、ダフトパンクをカバーしましたが、個人的にはマドンナを連想するようなサウンドに思いました。

5.「DRAMA QUEEN」

　自身の活動の他、音楽プロデューサーとして、asmi,
Rin音、V6他への提供や、大塚愛やゲスの極み乙女のリミックス等の活動を行うmaeshima soshiが作曲編曲を行い、エレクトロのサウンドで、歌声も加工がかかっています。

6.「CRYSTAL DROP」

　こちらも佐藤千亜妃作詞の楽曲。90年代J-POPを連想するようなサウンドのウィンターソングです。

7.「Hello another world」

　高学年メンバー5人の歌唱による楽曲です。作詞作曲には、清水葉子。清水葉子は郡島陽子らとともに活動するバンドUNLIMITSに所属している他、ソロでも活動しています。編曲には「HOT UP!!!」以来のKUBOTY（元TOTALFAT）が担当しています。

8.「トーキョーズ・ウェイ！」

　『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のエンディングテーマで、エビ中にとっては10年ぶりのアニメタイアップとなりました。

https://open.spotify.com/playlist/0qBwVvgqE0p0aKnpkSqswA?si=8b10896bd907420b

　マッシュル本編にはタイトルの東京は出てきませんが、エンディング映像は東京の街をドライブする所謂「現代パロディ」な内容となっています。

9.「STAY POP」

　低学年メンバー5人による楽曲です。PENGUINS PROJECTはペンギンズの作家名で、エビ中へは過去に「ボイジャー」を提供しています。

10.「kyo-do?」

　”世界一かわいい音楽”をつくる音楽プロデューサーヤマモトショウの提供曲。メンバーカラーの衣装でパフォーマンスするＭＶも印象的です。

アルバム全体

番外編1.『indigo hour』と佐藤千亜妃

　佐藤千亜妃は、今作にて3曲の作詞を担当しています。佐藤はきのこ帝国での活動を経て、現在はソロで活動しています。安本彩花は、ちゅうおん2020にてきのこ帝国の「金木犀の夜」をカバーしています。

番外編2.『indigo hour』とindigo la Endと

　バンド掛け持ちしすぎている川谷絵音が、そのキャリアをスタートしたバンドindigo la End。その名前の由来はスピッツのアルバム『インディゴ地平線』から取っています。

#indigohour #エビ中 #私立恵比寿中学 #佐藤千亜妃 #プレイリスト #JPOP #ジャージークラブ #JearsyClub #ドリルチューン #Drill #ディスコ #ディスコミュージック #Disco #indigolaEnd #川谷絵音 #東京ソング #マッシュル #ペンギンズ #UNLIMITS #ウィンターソング #サマーソング #ヤマモトショウ