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「学校に、もう行かない!」

これ、突然やってくることはないです。

実際は行き渋りから始まり、徐々に行かなくなって、
本人がもう我慢できなくなったときにいうことが多いと思います。

親としては、とりあえず肯定しましょう。

うちの場合、5年間の行き渋り、たまに登校…の繰り返しで、6年生の途中でこの発言がありました。

親としてはよく頑張ってこれまで行ったなと思い、「わかった」で済みました。

でも、例えば1年生の行き渋りに始まって、すぐに言われたら親としてはびっくりしますよね。
なので、最初は否定することから始まると思います。

「そんなこと言わずに1時間目だけ」
「行かなかったらどうするの?」
「友達と遊べないよ」

こんなことを言ってさらに子どもを追い詰めたりします。

子どもは学校という場所が嫌なのに親にも行くように促され、
家にも居場所がなくなるとか、どうしたらよいかわからず心神喪失になります。

親としては衝撃だと思いますが、本当に受け入れるしかないです。

というか、受け入れてからでないと何も始まりません。

受け入れた方が子どもの精神的な回復は絶対に早いです。

受け入れなかった場合、子どもの自己肯定感はさらに下がり、引きこもりにつながっていく可能性も高いと思います(逆説的ですが)。


子どもは学校に行くこと、勉強することが人生の目的ではありません。

自立して幸せに暮らすことができるというのが親としての希望であり、子どもにとっても同じだと思います。

その手段で学校に行くことが合えばいいのですが、そうでない場合は、ほかの方法で自立して幸せになる方法を選んでいければよいです。

確かに今、子どもの学校以外の選択肢があまりないのは事実です。

でも、少しずつ増えています。

そしてないのであれば、親である私たちが増やしていくしかないと思っています。

そんな活動をしている人たちを応援したいです。

子どもの貧困、ネグレクト、いじめなどは社会的な課題として認識されていますが、不登校は親が一応サポートできる状態が多いのであまり課題として認識されにくいです(なぜか、いじめと不登校のセットは多い)。

なので、活動を広げていく必要があります。

そうすれば、不登校が増えたとして居場所があるので大きな問題でなくなります。

冒頭の「学校に、もう行かない!」と言われても、「そっか、じゃあ〇〇行こうか!」と笑顔で返せると思っています。

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