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ECRS(イクルス)の原則:4つの ステップで仕事も私生活も効率化。

ECRS(イクルス)の原則と言う言葉を聞いた事はありますか?
こんにちは。隆之です。

ECRSとは「Eliminate(削除), Combine(結合), Rearrange(配置変更), Simplify(簡素化)」の頭文字を取った言葉で、効率化をする場合の手順を示した言葉です。
この記事ではその具体的な適用方法と価値について解説します。

PDCAとの関連性

PDCAサイクル(マネジメントサイクル)は「Plan(計画), Do(実施), Check(評価), Act(改善)」の各フェーズで構成されています。このうち「Do」や「Act」で特に重要になるのがECRSの原則です。PDCAが全体のフレームワークで、ECRSはその具体的な対策法に関するフレームワークになります。

マネジメントサイクルについては以下の記事でも解説しています。

各要素の解説



ECRSの原則は、各要素の順番が重要です。順番に従って業務改善を行うことでがより改善速度がはやくなります。

Eliminate(削除)
やらない


最初に行うべきは「削除」です。仕事の中で本当に必要ない、もしくは効率が悪いと感じられる工程や手続きがありますか?そのような部分は思い切って削除することで、無駄が排除され、全体の効率が高まります。

Combine(結合)
一緒にできないか


次に「結合」を検討します。削除できないが関連する複数の工程や手順があれば、それらを一つに結合することで効率化が可能です。例えば、違う部品や、製品の検査を一緒にやるなど。

Rearrange(入れ替え)
順番や場所を入れ替える


「結合」後、さらに効率化を図る手段として「入れ替え」があります。手間や時間を削減できます。具体的には、前の工程と後ろの、工程を、入れ替えるなどが考えられます。

Simplify(簡素化)
もっと簡単にできないか


最後に「簡素化」を行います。すでに最適化された工程や手続きをさらに簡単にすることで、誰もがスムーズに作業を進められます。簡素化は教育コストの削減にもつながるため、新人教育にも有用です。

このように順番を明確にした解説はいかがでしょうか。何か追加や修正が必要な点があれば、どうぞお知らせください。

身近なケースでのECRSの適用


ケース1: 朝の支度時間

「Eliminate」で不要な行動を省くことから始めましょう。例えば、朝何度も服を選び直す時間を削除。前日に選んでおくことで、忙しい朝をスムーズに過ごせます。

ケース2: コーヒーとメールチェック

「Combine」により、朝のコーヒーを淹れる時間とメールチェックを一緒に行います。この一石二鳥のアプローチで、一日の始まりを効率的に。

ケース3: 買い物の順番

スーパーマーケットで買い物をするときには、欲しいものを思いつくままにリストを作る。でも、店内のレイアウトに合わせてリストを再編すると、効率的に買い物ができる。不必要な行き来を減らし、買い物時間が短縮されます。

ケース4: ゴミ出しの日

毎日色々なゴミを回収していると大変です。各市町村では、特定の曜日に特定の資源回収を行っています。例えば、月曜はビニールゴミ、火曜ペットボトルはといった具体的なスケジュールを作成し、簡素化を図る。

なぜ順番が重要なのか

この4つのステップの順番には特に意味があります。まず「Eliminate」で不必要な要素を削除することが最初のステップです。これにより、次に行う「Combine」や「Rearrange」、「Simplify」がより効果的に行えます。

例えば、先に不要なものを削除しなければ、後のステップでそれを整理する時間が増えてしまいます。逆に、最初に不要な要素を削除することで、その後のステップがスムーズに進行します。

総括

ECRSの原則は、仕事だけでなく日常生活にも応用可能です。この4つのステップと、それを適切な順番で実行することが、効率と品質の向上につながります。

実践例で理解を深める

ECRSの原則を理解した上で、次に考えるべきはその実践です。家庭であれ、職場であれ、小さな変更から始めることが重要です。

例として、家での食事作りを考えてみましょう。使わない調理器具を「Eliminate」で削除し、同時に行える調理ステップを「Combine」でまとめ、調味料や器具の配置を「Rearrange」で整理し、「Simplify」でレシピを単純化すると、短時間で美味しい料理が作れるようになります。

まとめ

ECRSの原則は単なる理論ではありません。実生活や仕事に応用することで、その真価が発揮されます。そして何より、この4つのステップを正しい順番で実施することが、真の効率性と高い品質を生む鍵となります。

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