見出し画像

就活生に向けた「60」と「20」という数字

就活生向けのオンラインイベントに登壇する機会をいただいたので予習をしていると、以下のコンテンツにたどり着いた。

印象に残ったのが、入山先生の「60」と「20」という数字の話。
「60」は、これから就職する学生が働く年数が60年。
「20」は、会社の寿命が20年。
ということをそれぞれ示している。

つまり、これから就職する学生は最低でも3社、2回の転職を経験するということだ。

会社の寿命が20年、というのは感覚と合っている気がする。
すべての会社が20年以内に倒産するわけではないものの、20年経てば会社のビジネスはだいぶ変化しているだろう。
社名が同じなだけで、社長も従業員も事業も所在地も何もかも変わっていても全く不思議ではない。

では、就活生は60年の仕事人生と20年後の転職を見据えて就職活動をしなければならないのだろうか?
僕はそうは思わない。例え5年後にAIに代替される仕事だとしても、それが情熱を注げる仕事なのであれば、迷わず選んでいいと思っている。20年後・60年後に社会や自分がどのように変化しているかなど誰にもわからない。

もし自分が何を仕事にしたいのかがわからないのであれば、できるだけ多くの会社を知り、インターンやイベントに参加して、アルバイト等ができるのであればやってみるといいと思う。
不幸中の幸いというか、コロナによってオンラインで得られる就活生向けの情報は格段に増えているだろう。
その中で少しでも興味が湧く、楽しいと思える、そんな仕事を選ぶのが良い。
とりあえず安心な大企業、とりあえず潰しの効くコンサル、というような選び方はしないことをおすすめしたい。
(念のため、大企業やコンサルへの就職を否定するわけではない。せっかくだからじっくり調べて感じて考えてみてほしい、という意図である。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?