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求ム!こんなアプリ森見登美彦の世界

森見登美彦嫌いじゃないです。10冊程度しか読んでいませんが極めてハズれのない作家だと思っています。

例えば読書していて、
”うわぁこれ読んだの失敗したー読んだ時間返せー!”
や、
”ん??あれ??これ読んだことある気がするぞ?やっぱりこうなるよね?あ゛ーやっぱり読んでるー!”
みたいなことが続くと、アライメントを整える為、心の振れ取りの為(ロードバイク界隈用語)に、森見登美彦の読んでないの無かったかなと手を出しがちになるくらいハズれの無さに信頼を置いています。

森見登美彦氏は京都大学出身であり、小説の舞台は京都近辺になことが多い作家です。
ファンタジー要素やホラー要素(少な目ではあるものの)を含んだ青春群像劇作家のイメージで、作品のクライマックスや作中のターニングポイントは京都祇園祭の宵山に起きることが多いです。
話の序盤から宵山に向けいくつもの伏線を張らせ、オドロオドロシイもしくは綺羅びやかな宵山の雰囲気に合わせプレゼントのリボンをほどいていくみたいに伏線を回収していくスタイルを得意とされている作家さんだと思っています。(個人的に)


“Kamo riverでAI画像制作”

氏の作品群を読みすすめていくと、カメオ出演的な感じで他作品のキャラクターが出てくることがあります。

そこで、
もりみーファン∧アプリ開発エンジニアの皆さんにこんなの作ってくれたらバズるんじゃね?というのを提案をしたい。

そうだ京都に行こう〜宵山・森見登美彦の世界或いはそのパラレルワールド〜

現実の時間連動で、祇園祭宵山の京都主に洛内を闊歩できるメタバース。
仮想現実内を歩くことも現実に連動させて歩くことも出来るVRゴーグル。
宵山を往くぽんぽこ仮面や、歩き回ってる黒髪の乙女、デートをしているまみやくんとマリ先生をマシマロマンと追ってみたり、宵山姉妹と金魚を観にいくのも良いでしょう。
三条高倉の柳画廊に行くも、一条寺の芳蓮堂でナツメに会うも、京大吉田寮こと下鴨幽水荘に向かい時間帯により誰が居るか確かめるのも愉しいのではないでしょうか。


何かこんなんどうかなー?みたいな提案のつもりで書いてみたけどその内普通に作られそうな気がしてきたし、
【森見登美彦の京都】に限らずとも、
【十返舎一九の弥次喜多と行く東海道伊勢への旅】とかそんなオープンワールド的なのいくらでも出来てくる気がしてきました。

多分にこれは、スターウォーズEP.1のワトーの廃品置き場に2001年宇宙の旅の脱出ポッドが置いてあるのを発見する喜びや、ウォーリーをさがせの人々を隅々まで見て細かく色彩付けされたキャラクター達を嬉しく思うような、僕みたいな軽いオタ気質の人から絶大な支持を受けると思います。

京都が日本随一の観光地であるのは、千年の都というだけあって神秘的で蠱惑的な要素を含んでいるからだと思います。
僕は個人的に祇園祭のあの人集りの中を、人の流れとは逆向きに歩いているのとか暑いのにフードを被っているのはヒトならざる者と勝手に思っています。古都でのあの人集りに揺蕩う陽炎、彼岸と此岸の境目が曖昧になっているのだろうと。
このように神秘的で蠱惑的な京都をより一層色濃い雰囲気にさせるのは祇園祭宵山という要素なんです。

書いていて久しぶりに祇園祭に行きたくなりました。ただ実際に足を運んだら、暑さと人混みにやられて適当なビアガーデンなんかで飲んでるだけで終わりそうなのが容易に想像できます。

そうならないためにもVRやメタバースが僕もしくは僕に似た誰かには必要なんです。

*トップ画は関西古本市(ただし大阪四天王寺)
*古本市も森見登美彦に重要要素

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