女性SF作家の時代 1 ー Seanan McGuireって知ってる?

以前、2010年以降のSF小説は、「女性の時代」だと書いたが、それを象徴する作家がSeanan McGuireだ。

最初、SF小説はMira Grantというペンネームで書いてたが、2016年からは本名で書いてる。

とにかく彼女が凄いのは、
2015年と2016年を除けば、2011年以降毎年、Hugo Awardsのnobelとnovellaのトップ5に入っている。

しかもほとんどnovelとnovellaの両方でtop5となってる。
つまり毎年2冊以上、SF小説を書き、そのほとんどがHugo Awardsにノミネートされてるわけだ。

NovelではまだHugo Awardを取ってないが、2017年と2023年の2回、novellaでHugo Awardを獲っている。

で、彼女も2018年以降、Marvel Comicsで原作を書いてる。
Spider-Gwenシリーズを主に書いてるそうだ。

で、彼女もLGBTQだ。
「も」というのは、2010年以降のHugo Awardsのノミニーには、LGBTQが多い。

だから、Wikipediaの英語版だと、'He'や'She'ではなく'They'という代名詞が使われてるSF作家が多い。

日本では、2016年から3年連続でトリプル・クラウンとなったN. K. Jemisinは、有名なようだけど、それでも何故か『三体』の方が推されてる。

『三体』なんてKen Liuが英訳してなければ、Hugo awardを獲ってないのに。
Ken Liuの文章力・構成力で多くの人に読まれたわけじゃん。

『三体』推すよりも、韓国系アメリカ人のYoon Ha Lee推した方がいいんじゃないの?
日系アメリカ人のRyka Aokiだっているよ!

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