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旅先の食で迷うとき:満足度を下げる6つの要因

旅行中ではどうしても外食率が上がってきます。自家用車やホテルの部屋で食べる「中食」が増えることもあるでしょう。

ですが、「旅行先ならではのものを食べたい」と強く願っていても、常に満足できる状況になるとは限りません。

ここでは、満足度を下げる外的要因について述べます。


満足度を奪う6要因とは 

満足度を奪う外的要因を、私は自分の経験から6つの要因に分けました。
それぞれ対策方法はありますが、それにより他の要因の解決を諦めなければならないケースも出てきます。

1.時間

様々な要因の中でも、最も「これがなければどうにもならない」といえるものは、時間です。

観光以外の目的で行く旅行では、時間がない時は本当にありません。
例えば仕事で行く場合は、「空港から出張先のオフィスに直行して長時間拘束、完了後すぐに空港に戻る」というケースもあるでしょう。

この後に述べる要因は、時間より抜け道が多くあります。でも、それらの抜け道に必要なものが「時間」になることも多いです。
コンビニで地元で食べたことのない珍しいものを探し出すにも、時間が必要となります。

攻略法はあるのですが、時間の場合は特にコツがありますし、他の5要素とのトレードオフを考えなければなりません。予算を消費して「時間を金で買う」のは典型例でしょう。

2.予算

たとえ旅先に美味しそうなものがあっても、お金が払えなければ食べることができません。外食はただでさえお金がかかるものですから、そこに「名物」と縛りを入れるとより厳しいものとなりやすいです。

この「美味しそうなもの」ですが、「たこ焼き代は出せてもA5ランクの牛肉のステーキ代は出せない」という、予算の制限もあります。逆に滞在時間の中の1食に力を入れて、そこだけ食事の階層を上げることも良い戦略です。

実は、中食をうまくつかうと予算を下げることができます。例えば、コンビニが販売する地元米のおにぎりや、スーパーマーケットの夜30%引き惣菜でも「地元の味」を保証してくれるからです。
中食の予算圧縮技は奥深いので、あとで考察しましょう。

3.地域

これは特に、観光をする以外の目的で当地を訪れる場合の制限です。

よくあるのは「田舎過ぎて地元民が来る居酒屋しかない」ですね。これは目的地に向かう移動中にも起きやすい問題でもあります。

また、大都会でも起きる時は起きます。

例えば、今日の宿泊地は東京の有明とします。
ここは高層マンションが建ち並ぶ人口の多いエリアです。なので、飲食店の数には困りません。ですが「名物」が食べられるかというと期待薄でしょう。そこにこだわるならゆりかもめで新橋なり豊洲なりに移動した方が良いでしょう。

4.好奇心

「名物を食べたい」という欲求は好奇心からくるもので、そもそも名物が要らないという人にない感覚です。
全般的に好奇心がない人なら、そもそも旅先で食べるもので困らないのですが、ここでは限定的な理由で好奇心が働かず「もったいない…」と思ってしまうケースを取り上げます。

例えば、自分の好き嫌いと地元の名物との食い合わせが悪いケースがあります。「海の魚の刺身は食べたいけど川の魚の塩焼きは食べたくない」という細かな好みとの掛け合わせですね。場合によっては、特定の料理のカテゴリーごとあきらめる必要が出てきます。

また、同一の場所で長く滞在すると、「飽き」が来がちです。面白いことに、「地元では食べられない珍しいもの」ほど、3連続もすると飽きます。そうなると食べ慣れたカレーやカツ丼を食べたくなってきたりします。

5.疲労度

旅行先での疲労度にも気をつけなければなりません。

旅の疲れは心身に出ます。初日なら待てた提供時間も、3日目にはもどかしくなることがあります。また、珍しいものばかり食べようとするなら、栄養バランスが崩れることによる疲労が発生することもあります。

胃腸が弱い人は、疲れの影響で食事量が減ることもあります。
私自身も腸が弱いので、旅行計画を練る際にうどんの店を最後に持っていくような計画を練ったことがあります。

6.天候

人が食べたいものは寒暖の差で変わることがあります。寒い日は温かいものを、暑い日に冷たいものをいただきたいというのは、自然な流れです。

また、「土砂降りの雨の日に屋根のないところを長々と歩きたくない」となれば「宿から近いショッピングモールで食べた方が良い」という判断がなされたりします。

人によっては低気圧で動きたくなくなることもあるでしょう。身体がイエローカードを出しているならば無理しないのも戦略です。

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