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コロナ禍の思い出:楽しもう

コロナ禍のストーリーを綴るにあたり、私のスタンスを書いておきたい。

コロナ禍はとてもショッキングで暗いスタートを切った。

2024年現在、この4年の話を語る人が少ないのは、まだ暗い記憶を振り返られる人の方が少ないからだと思う。

私は、非日常のイベントがあるとテンションが上がってしまう性分だ。
陰鬱としたコロナ禍初期もそれが働いてはいた。

でも、延々「ステイホーム」(不要不急の外出を控えること)で家に居続けたり、マスクをどう調達するか考えたり、なんて生活で高いテンションを保つのは限界があった。

そんな中、私を救ってくれたのはエンターテイメントだった。

エンタメ業界の人々は仕事を失うことが多かったりもしたのに、いろいろなコンテンツを発信してくれた。

歌手は歌を配信し、子供番組の振付師はダンス講座を開いた。出演者全員家にいる状態で映画を作った監督もいた。

恐らくコロナ禍最初期でショッキングだったのは、志村けん氏が亡くなったことだろう。今まさに朝ドラで彼の映像が流れていた時期だった。
その氏の所属事務所が、かつての番組の無料配信に踏み切ってくれた。
レギュラー出演者だけでも多くいる番組だ。あちこちとの調整など苦労もあったろう。それでも公開するということ、これほどまでに強いメッセージ性はない。

それを観てゲラゲラ笑いながら、エンターテイメントって強いなと思った。

ここから、意識的に「楽しもう」と思い出したといっていい。
この「楽しもう」というフレーズ自体、エンターテイナーの受け売りだ。気楽にやれというわけじゃない。どんな困難があっても楽しめれば勝ち、の精神をいう。

後に、旅行支援ハックや自分にあったマスク選びなど、本気で楽しみにいった源泉は、ここにある。

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