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経営者が自社株を売却すると、個別株にどんな影響を与えるのか?


こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。

自社株を経営側が売却するケースがよくありますね。
今回は自社株売却について調べてみました。
理由があるはずです。

今回は初心者にも分かりやすく、過去の事例も交えて解説します!


昨日の投資系ニュースにもAmazonのジェフ・ベソス氏の記事が出ていました。


そもそも、なぜ経営者は自社株を売却するのか?

経営者が自社株を売却する理由は様々ですが、主な理由は以下の通りです。

  • 資金調達の為

    • 事業拡大のための資金

    • 個人資産の形成

    • 負債の返済

  • 事業承継を考えている

    • 後継者への株式譲渡

    • M&Aによる事業統合

  • リタイアメントの為

    • 老後の資金確保

    • 経営者交代


自社株売却が個別株に与える影響は?

1. 株価への影響

  • 売却数量が多い場合、株価は下落する可能性がある

    • 市場に出回る株数が増え、希薄化が起こる

    • 経営者の将来に対する懸念から、投資家心理が悪化する

  • 売却理由によっては、株価が上昇する可能性もある

    • 事業拡大のための資金調達など、ポジティブな理由の場合

    • 経営者の自信の表れと捉え、投資家心理が改善

2. 企業価値への影響

  • 経営者の影響力が低下する可能性がある

    • 保有する株式比率が低くなると、議決権が弱まる

    • 経営戦略の変更やM&Aなどの重大な意思決定が難しくなる

  • 事業承継が円滑に進まない可能性がある

    • 後継者への株式譲渡がスムーズに行われない

    • 経営権争いが発生する

3. 投資家心理への影響

  • 経営者への信頼が低下する可能性がある

    • 将来に対する不安から、投資家が株を売却する

    • 新規投資家が投資を控える

  • 企業に対する期待が高まる可能性もある

    • 事業拡大やM&Aなど、ポジティブな理由の場合

    • 企業の成長性への期待から、投資家心理が改善

⒋過去の事例

  • 2023年11月、Amazonのジェフ・ベゾス氏が約10億ドル相当の自社株を売却

    • 売却理由は慈善活動への資金調達

    • 株価は一時的に下落したが、その後は回復しました

  • 2022年1月、マイクロソフトのサティア・ナデラ氏が約1億ドル相当の自社株を売却

    • 売却理由は慈善活動への資金調達

    • 株価への影響は限定的でした

まとめ

経営者が自社株を売却する場合の影響は限定的である場合が多いです。
すぐ売るという行為は少し観察してからでも良いのかなと思います。
例えば決算が良いのに、自社株売却は小さなニュースかと個人的には思います。

しかし影響を与える可能性は少なからずあります。
売却理由や数量、経営者の影響力などを考慮して、慎重に分析する必要がありますね。


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