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時事ニュース:パラマウント・グローバル($PARA)CEO、ボブ・バキッシュ氏が退任:ストリーミング時代に舵を切る新体制へ

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
2024年4月29日
、米メディア大手パラマウント・グローバルは、ボブ・バキッシュCEOの退任と、主要部門トップ3人による共同経営体制への移行を発表しました。


Q1の決算

EPS予想$0.36に対し、結果$0.62でした OK

売上高予想$7. 74億に対し、結果$7.69億 でした ダメ

株価は低迷しています。

PARAの2年足:Yahooファイナンスより引用

バキッシュ氏について

同氏は15年間CEOを務め、CBSとヴィアコムの合併を主導し、パラマウント・プラスの配信サービス立ち上げなど、同社の変革を牽引してきました。いくつかの記事をざっくりまとめました。

ボブ・バキッシュはパラマウントのCEOとして7年以上務めた後、退任した。彼は業界で有名な大物CEOとは異なり、控えめな性格で、ストリーミング戦略や広告予算について語るのが得意だった。

  • 彼のリーダーシップのもとでパラマウントはストリーミングサービス「Paramount+」の拡大や「Pluto TV」の買収など、いくつかの進歩を遂げたが、会社の市場価値は半減し、TV事業の縮小とストリーミングの損失が増加

  • 彼の退任は、パラマウントがSkydance Mediaとの合併話し合い中のタイミングで発表された。この提案された取引は、特にShari Redstoneによる投票権の高額なプレミアムが株主に不満をもたらしている。

  • バキッシュの退任に際し、Redstoneは彼の長いキャリアとパラマウントの文化を再構築した功績に感謝の意を表した。彼はまた、最近のCBSでの問題の後、RedstoneがCEOに指名した際、彼の低プロファイルでノードラマのアプローチが彼女に魅力的だった。

  • バキッシュは業界で大きな変化の中で安定したリーダーシップを提供し、社内の団結を保ちながら会社を安定させた。しかし、Skydanceとの合併に対する株主の反対や、それに伴う会社内のドラマから彼が解放されることは、最終的には彼にとって最良の状況かもしれないとされている。

新たに設置された「CEO室」を率いる3名のトップが共同で経営を統括

  • ジョージ・チークス氏:CBSテレビ局CEO

  • ブライアン・ロビンズ氏:パラマウント・ピクチャーズ映画スタジオCEO

  • クリス・マッカーシー氏:ショータイムやMTVなどを傘下に持つメディア・エンターテイメント・グループCEO

この体制移行は、パラマウントが ストリーミングサービスへの注力を強める中、同社のメディア事業をより一体的に管理することを目的としたものです。

バキッシュ氏退任の背景と今後の展望

バキッシュ氏退任の背景には、メディア業界の急速な変化が挙げられます。近年、ストリーミングサービスの台頭により、従来のテレビ放送ビジネスは大きな打撃を受けています。

パラマウントもこの流れに対応すべく、積極的にストリーミングサービスへの投資を進めてきました。
2021年には、自社配信サービス「パラマウント・プラス」を立ち上げ、独占コンテンツの拡充や他社との提携など、攻めの姿勢を続けています。今回の経営体制移行は、こうしたストリーミング時代への移行を加速させるための施策と思います。

3人の新CEOは、それぞれテレビ、映画、配信サービスの専門家であり、それぞれの強みを活かしてシナジー効果を生み出すことが期待されます。

今後のパラマウントは、ストリーミングサービスを中心に、テレビ、映画、音楽など幅広いコンテンツビジネスを展開していくことでしょう。

バキッシュ氏の功績と、新体制への期待をのせて

バキッシュ氏は、在任期間中にパラマウントをメディア業界のトップ企業へと導きました。その手腕は高く評価されており、メディア界の巨星として称賛されています。新体制ではバキッシュ氏の築いた基盤を活かし、さらなる成長を遂げていくことが期待されます。

3人の新CEOが率いるパラマウントは、豊富なコンテンツ最新の技術を融合させ、新たなメディア帝国を築いていくことができるでしょうか?

今後に注目ですね。


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