taka田taka夫

日々の(しょうもない)日常と、趣味(映画、アニメ、特撮、ゲームなど)についてよろずに綴…

taka田taka夫

日々の(しょうもない)日常と、趣味(映画、アニメ、特撮、ゲームなど)についてよろずに綴っております。現在、映画レビューを書いております

マガジン

  • taka田映画館

    taka田taka夫が観てきた映画作品を紹介。サブスク、レンタルビデオ店などを利用する際の参考にして下さい。

  • taka田ショートショート劇場

    毒にも薬にもならないショートショート集

  • 【映画レビュー】スパイダーマン映画シリーズ

    2002年からスタートしたスパイダーマンの実写映画シリーズのレビューをまとめたマガジンです。

記事一覧

【映画レビュー】「水の中のつぼみ」(2007年 フランス)~春を思う時期と書いて、思春期~

「水の中のつぼみ」(2007年 フランス 85分) 監督、脚本 セリーヌ・シアマ 出演 ポーリーヌ・アキュアール、ルイーズ・ブラシェール、アデル・エネル ※本作には性的な…

taka田taka夫
18時間前

【映画レビュー】「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」(2022年 アメリカ)~昨今のマーベル・シネマティッ…

【注意】  本作はマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの作品である性質上、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)、「アベンジャーズ/エンドゲー…

2

【映画レビュー】「モンスター上司」(2011年 アメリカ)、「モンスター上司2」(2014年 アメリカ)〜やられたからやり返すで、最…

【タイトル】 「モンスター上司」(2011年 アメリカ 98分) 監督 セス・ゴードン 脚本 マイケル・マーコウィッツ 出演 ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、 ジ…

1

【映画レビュー】「SEXエド チェリー先生の白熱性教育」(2014年 アメリカ)~人は悲しみから冷めて大人になる~

【タイトル】 「SEXエド チェリー先生の白熱性教育」(2014年 アメリカ 93分) 監督 アイザック・フェダー 脚本 ビル・ケネディー 出演 ハーレイ・ジョエル・オスメント…

【ショートショート】「そんなバナナ」

「そんなバナナ」 作 taka田taka夫  川崎守(35歳 独身 フリーター)は、雀荘で晩から朝まで徹夜で賭け麻雀をやった。  だが、結果は目も当てられないほど悲惨な結果…

3

【映画レビュー】「BAD CGI SHARKS / 電脳鮫」(2019年 アメリカ)~オマエラ、ニンゲン、スグニサメヲアクヤクニスル~

【タイトル】 「BAD CGI SHARKS / 電脳鮫」(2019年 アメリカ 93分) 監督 マジャマ 脚本、出演 ジェイソン・エルスワース、マシュー・エルスワース、マッテオ・モリナー…

8

【映画レビュー】「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」(2014年 イタリア)〜変なところで頭脳が役立った哀しき中年たち…

【タイトル】 「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」(2014年 イタリア 105分) 監督・脚本 シドニー・シビリア 出演 エドアルド・レオ、ヴァレリア・ソラリーノ…

8

【アニメ解説】「デジモンフロンティア」~コンセプトを根本からひっくり返して本末転倒した迷作~

 ある日、某大手玩具メーカーBンダイの通販サイトで「デジモンフロンティア」のグッズが販売されるという情報を目にする私。  ……ああ。懐かしい……。  私は小学、中…

【映画レビュー】「シャイニング」(1980年 アメリカ)〜スティーブン・キングvsスタンリー・キューブリック〜

【タイトル】 「シャイニング」(1980年 アメリカ 143分(北米公開版)) 原作 スティーヴン・キング著「シャイニング」 監督・脚本 スタンリー・キューブリック 出演 …

【映画レビュー】「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年 アメリカ、イギリス)〜タランティーノ、大爆発〜

【タイトル】 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年 アメリカ、イギリス 161分) 監督、脚本 クエンティン・タランティーノ 出演 レオナルド・ディ…

1

【映画レビュー】「Z Bull ゼット・ブル」(2018年 アメリカ)〜エナドリ系は飲みすぎると、内臓やられるんで程々に〜

【タイトル】 「Z Bull ゼット・ブル」(2018年 アメリカ 89分) 監督 リン・オーディング 出演 ブレントン・スウェイツ ※本作には暴力、グロテスクな描写が含まれてお…

taka田taka夫
10日前

【ショートショート】「格闘家 後編」 

「格闘家 後編」 作 taka田taka夫    王仁慈との試合での敗北から数日後……。  各メディアで「小田中、まさかの敗北」というニュースが広まっていたが、小田中本人…

taka田taka夫
11日前
1

【ショートショート】「格闘家 前編」

「格闘家 前編」 作 taka田taka夫  商店街の中にある年季の入った中華料理屋「散々軒《さんざんけん》」。  その店のテーブル席。黙々と担々麺を食べる男が居た。  …

taka田taka夫
12日前
3

【ショートショート】「からあげ専門店増え過ぎだと思って書いた作品」

「からあげ専門店増え過ぎだと思って書いた作品」 作 taka田taka夫 「前から思ってたんだけどさ……。鶏のから揚げって、ご飯のおかずにならなくない?」  彼の言った…

taka田taka夫
13日前
2

【ショートショート】「タケザキ プラスマイナス0」

「タケザキ プラスマイナス0」 作 taka田taka夫  いつからだろうか……。  50mほどの巨大な身体を持つ二足歩行の獣……いや、巨大生物……。通称、『怪獣』たちが…

taka田taka夫
2週間前
4

【映画レビュー】「オープン・ウォーター 」(2003年 アメリカ)、「オープンウォーター2」(2007年 ドイツ)〜絶望しかない絶望…

【タイトル】 「オープン・ウォーター 」(2003年 アメリカ 79分) 監督、脚本 クリス・ケンティス 出演 ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス 【あらすじ】…

taka田taka夫
2週間前
1

【映画レビュー】「水の中のつぼみ」(2007年 フランス)~春を思う時期と書いて、思春期~

「水の中のつぼみ」(2007年 フランス 85分) 監督、脚本 セリーヌ・シアマ 出演 ポーリーヌ・アキュアール、ルイーズ・ブラシェール、アデル・エネル ※本作には性的な描写が含まれています。 【あらすじ】  シンクロナイズスイミングでエース級の活躍をするフロリアーヌ。  だが、彼女はチームメンバー達から嫌われており、浮いた存在だった。  そんな彼女に想いを寄せる少女・マリーは、フロリアーヌに近づくためにクラブに入部。  周囲ではフロリアーヌは男遊びをしているという噂が

【映画レビュー】「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」(2022年 アメリカ)~昨今のマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズが抱える問題点が露見した問題作~

【注意】  本作はマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの作品である性質上、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021年)の重要なネタバレが含まれております。  上記の作品を未見の方は、ご注意下さい。 【タイトル】 「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」(2022年 アメリカ 126分) 原作 スタン・リー、スティーヴ・ディッコ 「ドクタ

【映画レビュー】「モンスター上司」(2011年 アメリカ)、「モンスター上司2」(2014年 アメリカ)〜やられたからやり返すで、最後は本当に平和になるのかよ〜

【タイトル】 「モンスター上司」(2011年 アメリカ 98分) 監督 セス・ゴードン 脚本 マイケル・マーコウィッツ 出演 ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、 ジェイソン・サダイキス 【あらすじ】  出世のためにゲスな上司にトコトン従ってきたが出世を破棄され、裏切られた男。  婚約者が居るのに、勤め先の歯医者の女医からセクハラを受け続ける歯医者助手の男。  尊敬していた社長が死に、新たに社長になったのはモラルと常識のないヤク中バカ息子で苦悩する男。  彼らは我慢

【映画レビュー】「SEXエド チェリー先生の白熱性教育」(2014年 アメリカ)~人は悲しみから冷めて大人になる~

【タイトル】 「SEXエド チェリー先生の白熱性教育」(2014年 アメリカ 93分) 監督 アイザック・フェダー 脚本 ビル・ケネディー 出演 ハーレイ・ジョエル・オスメント 【解説】  名作映画「シックスセンス」「A.I.」に出演した名子役、ハーレイ・ジョエル・オスメント。  だが、子役時代に有名になりすぎた反動か、彼は大人になると飲酒運転、薬物所持など、荒んだ生活を送っていた。  そんなハーレイ・ジョエル・オスメントが再び、俳優として復帰したのが本作である。 【あら

【ショートショート】「そんなバナナ」

「そんなバナナ」 作 taka田taka夫  川崎守(35歳 独身 フリーター)は、雀荘で晩から朝まで徹夜で賭け麻雀をやった。  だが、結果は目も当てられないほど悲惨な結果に終わる。  この敗北で多額の借金を背負った彼は、こう呟く。 「……やっぱり、現実は非情だ」  麻雀の帰りの朝。  川崎の足取りは重かった。徹夜明けなのもあるが、背負った借金の重さがそのまま背中に乗っているような気分だ。  すると、川崎は道にバナナの皮が落ちているのを見つける。  彼は思った。  

【映画レビュー】「BAD CGI SHARKS / 電脳鮫」(2019年 アメリカ)~オマエラ、ニンゲン、スグニサメヲアクヤクニスル~

【タイトル】 「BAD CGI SHARKS / 電脳鮫」(2019年 アメリカ 93分) 監督 マジャマ 脚本、出演 ジェイソン・エルスワース、マシュー・エルスワース、マッテオ・モリナーリ 【あらすじ】  冒頭。自らを『映画の女神のしもべ』と名乗る胡散臭い男が現れる。  この男は女神から授かったカチンコを持っており、これを使えば、(この映画内での)現実世界に映画のような出来事を起こせると胡散臭いことを言う。  そんな胡散臭い男がある日、現実世界で仲違いをしている兄弟を発

【映画レビュー】「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」(2014年 イタリア)〜変なところで頭脳が役立った哀しき中年たちのクライムコメディ〜

【タイトル】 「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」(2014年 イタリア 105分) 監督・脚本 シドニー・シビリア 出演 エドアルド・レオ、ヴァレリア・ソラリーノ 【あらすじ】  主人公の一人、神経生物学者であり大学教授でもあるピエトロは天才的な頭脳を持っているのに、仕事は順調に行かず、職場では誰にも理解されず、同棲中の恋人とも上手く行かずの苦悩する日々を送っていた。  そんなある日。  ピエトロは自分の大学に通う不真面目な学生を追ってクラブに行ったら、合法ド

【アニメ解説】「デジモンフロンティア」~コンセプトを根本からひっくり返して本末転倒した迷作~

 ある日、某大手玩具メーカーBンダイの通販サイトで「デジモンフロンティア」のグッズが販売されるという情報を目にする私。  ……ああ。懐かしい……。  私は小学、中学時代、デジモンシリーズが大好きだった。  毎週日曜朝9時に放送され、楽しみにしていたんだよな……と懐かしさに浸る反面、このデジモンフロンティアについて、私はなんとも言えない複雑な気持ちになる……。 【解説】 「デジモンフロンティア」(2002年~2003年 フジテレビ系列 東映アニメーション) 原作 本郷あきよ

【映画レビュー】「シャイニング」(1980年 アメリカ)〜スティーブン・キングvsスタンリー・キューブリック〜

【タイトル】 「シャイニング」(1980年 アメリカ 143分(北米公開版)) 原作 スティーヴン・キング著「シャイニング」 監督・脚本 スタンリー・キューブリック 出演 ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド 【あらすじ】  大雪が降る山奥。そこには閉鎖されたホテルがあった。  小説家のジャックはそのホテルの管理を任されることになり、彼は妻のウェンディと息子のダニーを連れ、このホテルに冬場だけ住み込むことに。  だが、このホテルはかって凄惨な殺人事件が

【映画レビュー】「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年 アメリカ、イギリス)〜タランティーノ、大爆発〜

【タイトル】 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年 アメリカ、イギリス 161分) 監督、脚本 クエンティン・タランティーノ 出演 レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、アル・パチーノ ※暴力描写が含まれております。 【あらすじ】  1969年のハリウッド。落ち目の俳優・リックと、彼の相棒で廃業中のスタントマン・クリフ。  この2人を中心に、60年代後半のハリウッドを描いた作品。 【感想】  この映画は、フィクションである。  だが、196

【映画レビュー】「Z Bull ゼット・ブル」(2018年 アメリカ)〜エナドリ系は飲みすぎると、内臓やられるんで程々に〜

【タイトル】 「Z Bull ゼット・ブル」(2018年 アメリカ 89分) 監督 リン・オーディング 出演 ブレントン・スウェイツ ※本作には暴力、グロテスクな描写が含まれております。 一部、不適切な表現がありますが、作品の意図を尊重してレビューさせて頂きます。 【あらすじ】  とある兵器開発企業。  新商品のエナジードリンク『ゾルト』を試験的に会社内で配るのだが、それを飲んだ社員達は凶暴化。理性を失い、殺し合いを始めてしまう。  実はこのゾルト。戦場で使うのが目的で作

【ショートショート】「格闘家 後編」 

「格闘家 後編」 作 taka田taka夫    王仁慈との試合での敗北から数日後……。  各メディアで「小田中、まさかの敗北」というニュースが広まっていたが、小田中本人は気にしていない様子だった。  トレーニングでも敗北前と変わらぬ、キレの良い身体の動きを見せる。  小田中は敗北のショックから立ち直ったと、周囲も、小田中本人もそう思い、安心しきっていた。  ……だが、表面上だけだ。  小田中は身体と気持ちを誤魔化すことは出来ても、心の底を誤魔化すことは出来なかった。

【ショートショート】「格闘家 前編」

「格闘家 前編」 作 taka田taka夫  商店街の中にある年季の入った中華料理屋「散々軒《さんざんけん》」。  その店のテーブル席。黙々と担々麺を食べる男が居た。  男の名は、小田中小平《おたなか しょうへい》。24歳。プロの格闘家。何度もチャンピオンの称号を手に入れた男である。  身長185センチ、88キロの筋肉質で大きな身体が次々と麺を吸い込んでいく。  プロの格闘家と言う職業柄なのか、彼の顔つきは食事中でも険しかった。  まるで、怒っているかのように……いや、実

【ショートショート】「からあげ専門店増え過ぎだと思って書いた作品」

「からあげ専門店増え過ぎだと思って書いた作品」 作 taka田taka夫 「前から思ってたんだけどさ……。鶏のから揚げって、ご飯のおかずにならなくない?」  彼の言ったその言葉に、僕はなにも言い返せなかった。  何故なら、それは僕も薄々と感じていたことだからだ。  だが、彼の言葉を肯定してしまえば、それを認めなければならないような気がして怖くなった……。 「な、なにを言っているんだよ……。鶏のから揚げと言えば、定番のおかずじゃないか……。美味しいだろ、から揚げって……。

【ショートショート】「タケザキ プラスマイナス0」

「タケザキ プラスマイナス0」 作 taka田taka夫  いつからだろうか……。  50mほどの巨大な身体を持つ二足歩行の獣……いや、巨大生物……。通称、『怪獣』たちが街に現れるようになったのは。  この巨大な怪獣たちはなにが目的なのかはわからない。  突然、街に出現し、ビルや家、町などを次々と破壊していく。  その怪獣による被害は、悲惨の一言しかない。  怪獣が出始めた頃は、この国の自衛隊が所有する戦闘機や戦車、銃火器などで怪獣を退治することが出来た。  しかし、怪獣

【映画レビュー】「オープン・ウォーター 」(2003年 アメリカ)、「オープンウォーター2」(2007年 ドイツ)〜絶望しかない絶望〜

【タイトル】 「オープン・ウォーター 」(2003年 アメリカ 79分) 監督、脚本 クリス・ケンティス 出演 ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス 【あらすじ】  とある夫婦が、海でスキューバダイビングを楽しんでいたのだが、乗ってきたボートのクルーの誤解で、二人がまだ戻ってきていないのにボートが発進。  二人は海に取り残されることに……。  サメが泳ぎ回る海に漂い続ける二人。徐々に精神と体力が削り取られ、極限状態に陥る。  そして、ついには、サメに襲われ……。